船釣り(イサキ・メジナ・カサゴ・アカハタ)~南房総白間津港「松大丸」にて
白間津港の「松大丸」に乗って、沖で魚を釣ろう!
御縁のあった船宿に、さっそく「お世話になります」
2020年7月26日、息子と二人で船に乗って沖釣りをしてきました。
今回は船釣りのレポート記事です。
お世話になったのは、南房総・千倉町・白間津港の「松大丸」さん。
先日、この船宿が経営している同名の食事処でランチをしたときに、店員さんに「ウチは食堂だけでなく、釣り船もしているんですよ」という話を聞いたのがきっかけ。
そのとき「これも一つの縁かな」と思って、家に帰ってから息子に話したら「今度、その船に乗って釣りに行こうよ」というので、早速乗船することになった。
午前4時半に集合して、午前5時15分、いよいよ白間津港を出航!
梅雨が明けそうで明けないどんよりとした天気。
この日の釣りものは、前半はイサキで、後半はカサゴなどの根魚。
まずは、イサキの釣り場へ。
船長が指示してくれたタナを意識して釣りを始める。
ところが、この日はあまり食いが良くないようで、船長も
「食わないね~。水温が下がっているなぁ」とご不満の様子。
それでも、ポツポツは釣れる。
ただ、つい2日くらい前はイサキの活性がもっとよく、初めからたくさん釣れたようで、その違いがすぐに分かった船長は「移動しましょう」と決断早く、船を動かす。
次の場所でもポツポツと釣れる。
でも、船長はマイク越しに「潮が効かないなぁ」とやはり不満げ。
しばらく釣りをしたあと、また移動。
そこでは、活性が高く、仕掛けを入れるとすぐに釣れる。
ところが、サイズが小ぶりで「ウリボウしかいないかぁ」と船長。
ちなみに、ウリボウとはイサキの幼魚~小ぶりサイズのもの。
「ここじゃ、ウリボウばかりだ。移動しましょう」と今回も決断が早い。
その後も朝と同じようにポツポツとは釣れる。
入れ食いではないけど、それなりに楽しい。
場所を移動するごとに、「ここは15メートル」とか「ここは25メートルくらいで」と船長からのタナの指示が明確なので、釣りやすい。戸惑うことがない。
「仕掛けを落としたら、竿をシャクってコマセを出して、そのあと魚に食う間をあげて」などと細かく丁寧に釣り方を教えてくれる。
結局、前半のイサキ釣りではイサキが9匹、メジナ1匹の釣果。
小ぶりな魚もいたけど、やはり沖なのでイサキも大きなサイズが釣れて、僕としては満足。
何より船に乗っての沖釣りは陸っぱりでの釣りとは違う爽快感がある。
天気もだんだん晴れ間が出てきて気持ちがいい。
ちなみに・・・この日の息子は激しい船酔いで、8割くらいの時間は釣りにならず。
今までどんな乗り物でも酔ったことがなかったので、本人はかなりショックだった様子。
まあ、これも経験だよ、と僕はたまに彼の背中をトントン叩いてあげるくらいしかできないし、それ以上のことはしない。男なんだから、自分で耐えて乗り越えてもらうしかない。
後半のカサゴ(根魚)釣りは活性よし!
イサキ釣りを終了し、場所を移動した船長は手際よく釣り客にサバの切り身や仕掛けを配ってくれ、今度はカサゴ釣りを開始。
ここでも船長は
「エサは端っこをハリにチョンがけするだけでいいよ」とか
「一番下まで仕掛けを下ろしたら、根がかりしないように少し上げて、アタリを待って」とか
「アタリがあったら、竿を少しあげて合わせて」など、とにかく釣り方を分かりやすく説明してくれる。
指示通り釣りをしていると、けっこう釣れる。
根魚の釣果は、カサゴ4匹とアカハタ2匹。
根魚釣りは短時間でだったけど、この日の釣れ具合を考えるとかなり釣れそうな印象だった。
ちなみに、「松大丸」さんではカサゴとアカハタをメインの釣りモノにした船も出している。
そして、時間が来たので港へ。
お疲れ様でした。
船長はとにかく熱心な人だった。
釣り客に「よりたくさんの魚を、より大きい魚を釣ってもらおう」、「船が出ている時間は目一杯釣りを楽しんでもらおう」という気持ちが前面に出ていて本当に気持ちよく釣りができた。
また、同船した他のお客さんたちも親切な人たちばかりで、とても楽しい釣りになった。
この日の釣果
イサキ9匹(そのうち2匹は下船したあと、食事処「松大丸」さんでさばいてもらって刺身で食したので、持ち帰りは7匹)
メジナ3匹(そのうち2匹は、船でご一緒した人が船酔いでまいっている息子をみかねて「お土産に」と言ってくださったもの)
カサゴ4匹
アカハタ2匹
息子の釣果は、イサキ1匹とカサゴ1匹。
彼にとっては、ほろ苦い船釣りデビューとなってしまった。
「親切だった船長のためにも本当はもっと釣りたかった。くやしい!」と次回は体調を万全にして乗船したいと、早くもリベンジに燃えている様子。
いい経験になっ田のではないかと思う。
船長、大変お世話になりました。
またよろしくお願いします。