最初の狙いは青物!・・・途中で変更して、またアジ!!
青物の回遊を待ちわびる気の長い釣り
8月19日の午後、勝浦の堤防へ青物を狙って釣りをしました。
その地域に青物の回遊が見られるという情報をもとに、まだ日の高い午後2時すぎからじっくりと腰を据えて釣りを開始。
カゴ釣り。仕掛けは自作のもの(グレ針7号の2本バリ仕掛け、ハリス1.5号、2号、3号と用意し、長さはすべて3メートル)。
まきエサはアミエビ、つけエサはオキアミとイソメ。
イソメは予備のために購入。時間をかけて待っていれば、思わぬ大物が食ってくるかもしれないと考えて、念のため。ここは水深のある釣り場なので、何が起こるか分からないからね。
・・・まあ、結局何も起きないことが多いけど。
実際に釣りを始めても、本当に何も起きない。
せめてイワシの群れでも入ってきてくれたらな、と思う。
最初の変化は、午後4時ごろ。
イソメをつけたハリにシマダイ(石鯛の子ども)が釣れてくるようになる。
それ以外に、海の様子に変わりはない。
もちろん、ショゴやイナダ、ワカシというメインターゲットに考えていた魚の気配はない。
イワシがいないようだから仕方ないかな。
だんだん夕方が近づいてくる。暗くなる前に青物の回遊がないだろうか。
回りの釣り人たち(エサ釣り、ルアーマン問わず)も同じ狙いのようだけど、釣れている様子はない。
潮が効くような釣り場ではないので、とにかくポイントに設定したところに手返しをよくコマセを投入し続けなくてはならない。
もくもくと続けてきたけど、本当に変化らしい変化はない。
次に変化が起きたのは、夕マズメに入りつつある午後6時過ぎ。
やはり、イソメのエサに食い付いてきたのは・・・
アジ!
大きさは、15センチくらい。
アジが入ってきたのなら、アジ釣りに変更しようかなと思うものの、もう少し粘って青物狙いの釣りを継続。
タナを何度も変えて垂直方向に探りを入れ続けるけど、やはり狙いの魚はかからない。
ときどき釣れるのはシマダイばかり。
一度ウキ下を底いっぱいにしたら、メゴチが釣れた。
アジも1匹釣れて以降は、まったくかからない。
午後6時半ごろ、かなり暗くなり、青物を断念。
不完全燃焼だったので、夜釣りへ突入することに決定。
たまたま釣れたアジの群れが、このあと入ってくることを願ってターゲットをアジに変更。
カゴ釣りのまま、仕掛けをサビキにする。
選んだのはハゲ皮サビキ。
先日、内房の船に乗ったときに、船長から「今年のアジはサビキで狙うなら、白いハゲ皮がいいみたいだよ」と聞いていたので。
でも、狙うとなかなか釣れない。
まあ、外房のアジ調査も兼ねているわけだし、と自分に言い聞かせてあと2時間くらい粘ってみようと決める。
日没後・・・アジの小さな群れが回遊!
のんびり気楽な青物釣りから、粘りのアジ釣りへ変更した勝浦での釣り。
午後7時すぎ、久しぶりに竿にアタリを感じて、上げてみる。
この日2匹目のアジが釣れた。
いるんだ! というか、来たんだ!
ならば、手返しよく仕掛けを投入しよう。
ところが、全然続かない。しばらくアタリもない。
あれ?・・・という感じ。
もう暗くなってきたし、何か釣りに工夫することも難しいので、同じように続けるしかない。
何も釣れないので、もう今日はあきらめようかな、と思っていたら・・・ようやく群れが入ってきたらしく、仕掛けを入れると、トントンとアタリが続くようになる。
短時間の時合い。
そして、あっという間に釣れなくなる。
やはり群れが小さいらしい。
完全にアタリがなくなり、午後8時半ごろ納竿。
いつもながら、長い一日でした。
この日の午後の釣りの釣果
アジ17匹(15センチ~18センチ)
近年まれにみるアジの不漁の年という報道などがありますが、実際に現地に行って釣りをしたり、話を聞いたりして、外房方面にもアジはいることはいるということが分かりました。
ただ、今回はたまたま群れが来てくれて釣れたというのが正直な感想。
地元の釣具店さんでも聞いたけど、群れが小さく、個体も小さい。
もし狙うなら、朝夕のマズメ時より、もう少し暗めの時間帯(夜明けの数時間前、日没後の数時間後)がよいのかもしれません。
今時期のアジは、その時間帯の方がいいという話も聞いたし、実際にその通りの釣りになりました。
あとは・・・粘ることかな。
といっても、僕の場合は「粘りの釣り」をしているというより、ただ単に「モノ好き」なだけかもしれないけど。