青物釣り~千葉・館山・相浜港「安田丸」での船釣り
青物が釣れ始めて来た!~「安田丸」での船釣り
マダイやシマアジを狙う船に乗って沖へ
2021年6月17日に館山の相浜港発「安田丸」さんで沖釣りをしてきました。
今回は船釣りのレポートです。
前回、こちらの船に乗ったときには二枚潮に遭い、僕も含めてほぼ満員だった釣り師さんたちは皆、大苦戦だった。
釣りは自然を相手にするので、それも仕方ないことだけど、今回はアタリの多い釣りができたらいいなと期待して乗船。
前回あまり使わなかったシマアジの仕掛けはたっぷり残っていたし、マダイ用の長いハリス(8メートル)の1本バリ仕掛けもたくさん作ってきた。
朝4時半集合、5時出船とのことだったけど、この日の乗船客(9人)は全員早く来ていたため、定時より早い午前4時40分ごろには出船となった。
この日は、まずマダイを狙うことになり、洲崎沖へ。
30分くらいの航路となる。
こちらが船から配られるオキアミのブロック(3キロ)。
コマセとしてもつけエサとしても使う。
ちなみに、こちらがいつも僕が船に乗るときに手元に置いておく道具類の一部。
よく使い、簡単なものだけを置いておく。
予備のタックルや仕掛けを入れておくタックルボックスやクーラーボックスは腰掛けベンチの下に収納。
さて、朝の気持ちいい風にあたりながら海を眺めていると、船は洲崎沖に到着。
この日も多くの船が近くに集まっている。マダイ狙いの船なのだろう。
船長からタナの指示があり、皆いっせいに仕掛けを投入する。
いつもそうだけど、いきなり一発目からアタリを期待してしまうが、なかなか海からの反応がない。
船中でもまったくアタリがない様子。
その後、近辺を少しずつ移動しながら各ポイントを探っていくが、この日のマダイはなかなか食い付きがない。
1時間半くらいマダイ狙いの釣りをしたと思うが、船の中もシーンとしている。
ここで船長が「今日のマダイはキビしいですね。戻りましょう」と出港した港近くのポイントへの移動を決断。
まだ多くの船が沖に残っていたが、「安田丸」の船長の決断は早かった。
ポイント移動が奏功して、アタリが出始める
また30分くらいの移動のあと、やや浅場のポイントへ。
ここでは30メートル前後のタナを探る。
このポイントでの2投目に、この日初めての強いアタリが来た。
重量感もあるし、引きも強い。
ゆっくり魚を引き上げると、釣れたのはイナダ。
一番の本命のシマアジではなかったけど、青物が好きな僕としてはとてもうれしい。
その後もアタリがポツポツある。
海面まで上がってきたイナダを取り込む際にバラしてしまったこともあったけど、同じポイントでイナダを1匹追加し、大きなメジナも釣れた。
ただ、なかなかシマアジは釣れない。
しばらくして、船の中で1匹の良型シマアジがあがったとの話があり、さらにヤル気マンマンになって続けたものの、結局そのポイントではそれ以降アタリがなくなってしまった。
その後、船長から「移動しますので、仕掛けを上げてください」とのアナウンスがあり、その日最後のポイントへ。
最後のポイントはかなり浅いタナ(この時の指示タナは6メートルだった)を狙う場所。
イサキがたくさん居ついている場所だが、コマセをまくとシマアジなどの青物やマダイも寄ってきて釣れるらしい。
ここで釣れるシマアジは大型ではなく、中型が多いとのことだったけど、僕としてはそれでも充分なので、さらに気合を入れて釣りをしていく。
浅いタナなので、僕はビシの穴を大きめに開いてコマセを早め・多めにまき、手返しを早さを重視する作戦をとる。
ここではやはりイサキが釣れる。大きさは中型が多い。
イサキをさけて、やや深めにタナを落とすようにしてみる。
すると、イサキよりもあきらかに強い引きがきて、あげてみるとマダイが釣れた。
シマアジは・・・なかなか釣れない。
ふと、お隣の釣り師さんを見ると、なんとシマアジが上がっている。
中型だけど、うらやましい。
釣れたタナを教えていただくと、僕と同じタナで釣っているらしい。
それならば、続けていけば釣れるのではないか。
しかし、僕にはアタリがあってもイサキや大型のフグばかりがかかってくる。
このタイミングで、船長から「もう少しで時間になります」とのアナウンスが・・・
その後10分ほど粘ったけど、無念のタイムアップ。
残念。この日も海面からあがってくるシマアジの姿を見ることはできなかった。
とくにこの日は1日を通してシマアジの群れの寄りが良くなかったようで、釣れた人の方が少なかったらしい。
それでも、大型のシマアジと中型のシマアジでは仕掛けや狙い方も違うことが分かり、また次回挑戦するときの事前準備に大いに役立つと思う。
目標の魚を釣るために、本当に一歩一歩ゆっくりと進んでいるという感じ。
なかなか一気にステップアップしないけど、これからも前を向いて目標の魚を上げていきたい。
この日乗船していた9人の釣り客さんたちは、皆さんとても親切で話をしていても楽しい人たちばかり。
船長もいつもと同様に温和で、釣りに関しても疑問にもやさしく答えてくれる。
また、僕や他の釣り客さんたちの手助けをしてくれる「釣り客兼仲乗りさん」という感じのやさしい釣り師さんもこの日も丁寧に多くの乗船客に接しておられた。
今回も大変お世話になりました。
ちなみに、この日は途中雨が降ってくることもあったけど基本的には晴れ間が広がることが多く、また風も弱く、海も凪に近い状況だった。
事前の予報よりずっと天候には恵まれたように思う。
感じの良い船長や他の釣り師さんたち。暑かったけど、海風が心地よかった天候。青物やマダイの釣果。
楽しい船釣りでした。
この日の船釣りの釣果
イナダ(60センチくらい)、マダイ、イサキ、メジナ
小型のイサキはかなりリリースしたけど、けっこう釣れた。
船中釣果の状況によっては、この日のようなパターンで釣り場を巡回することもあるようなので、最後にお土産を確保することを考えてイサキの仕掛けも少し持って行くのもおもしろいかもしれない。