青物・マダイを狙って沖釣りへ~千葉・館山「安田丸」~2021年7月15日の釣り②

館山「安田丸」での沖釣り~後編

マダイのポイントの後は、浅場のポイントへ

2021年7月15日に館山の相浜港発「安田丸」さんにまたしてもお世話になり、沖釣りをしてきました。
今回はその時の船釣りレポート(後編)です。


早朝の強烈な引きの魚をあと一歩のところまで追い詰めながら、最後の逆襲で走られたあげくにハリス切れでモノにできず、その後のマダイのポイントでもアタリは少なく、結局そこで釣れたのは不思議なトビウオ2匹のみ。

この日の海はどのポイントも潮が速すぎて魚の食いが良くないらしい。

前半終了時点での釣果は、イサキ、ウマヅラハギ、トビウオというキビシイ状態。

船は移動を何度かした後、後半の山場となる浅場のポイントへ。

ここでは、15メートルから10メートルくらいのタナがメインとなるが、場合によっては6メートルくらいの、かなり浅いタナが指示されることがある。

そして、ここではイサキの群れがいることが多く、コマセをこまめに投入しながら、細いハリス(1.5号~2号)の3本バリ仕掛けを入れれば、たちまちイサキがダブルやトリプルでかかってくることもある。そのような仕掛けを使えば、小型のシマアジ(30センチ~40センチくらい)も釣れるかもしれない。

でも、今日はあくまでも大型のシマアジをメインにしながら、マダイや青物を合わせて釣ることを目的に来ている。

とことん1本バリの仕掛けで勝負する。

浅場のポイントで釣り始めて30分くらいしてから、ふいに竿が海面に突っ込むようなアタリがきた。

竿を上げてアワセを入れて引いてみると、強い引きではない。

釣れたのは予想通り、イサキ。

釣れたイサキ

35センチくらい。型はいい。

もちろんキープするけど、本命のアタリがほしい。

途中、少し強めの引きがあったけど、上がってきたのはメジナだった。

釣れたメジナ

その後もアタリが続くが、小ぶりのイサキばかり釣れてくるので、どんどんリリースしていく。

シマアジ、マダイ、ワラサ、カンパチなど狙っていた魚のアタリがほとんどない。

このままでは、次回以降の釣りに備えるための情報的な収穫もない。

釣果もほしいけど、今後の釣りのヒントになるような、足がかりになるような経験や情報をつかみたい。

かなり、焦りがあったと思う。

沖上がりの直前に時合いが・・・

時間ばかりが過ぎていき、気がつけば時刻は午前11時過ぎ。もうすぐタイムアップで沖上がりの時間になる。

なかば諦めながら竿先を見ていると、ふいにトントンと竿が海面に突っ込んでいくようなアタリが来た。

急いで竿をホルダーから上げて、リールをまく。

かなり強い引き。僕の竿が丸い月のように曲がっているのを見つけて、船長がタモ網をもって駆けつけてくる。

今回はなんとかラインを全部まくことができたので、ロッドホルダーに竿を置き、あとはハリスを両手で手繰るだけ。

「慎重に、慎重に、落ち着いて!」とタモ網を持った船長が声をかけてくれる。

次の瞬間、「あっ!!」・・・無念のハリス切れ。

魚の姿をハッキリとみることはできなかったけど、シマアジでもマダイでもなかったと思う。

魚影から察するに、イナダ・・・もしかしたら、その重量感や海中に映った大きさから想像するとワラサだったかもしれない。

「今のも大物でしたね。今日は皆さん、大きいアタリがそれなりにあるのに、残念な結果が多いですね」と船長もがっかりの様子。

そして、「あとひと流しで今日は終了となります」とのこと。

海、つまり自然を相手に戦っているのだから、釣果に恵まれないこともある。

そう自分に言い聞かせながら、最後にわずかに残っていたオキアミをビシに詰め、一番カタチのいいオキアミをつけエサにして仕掛けを投入する。

「これが最後。今日の最後の落とし込み」

コマセに入れたオキアミもわずかだったし、その日の流れを考えると最後の落とし込でもとても釣れないだろうなと思いながら、竿掛けに竿を置いたまま後片付けを始めていた時・・・

トントン! トントン!! と、また大きく竿が曲がっている。

「うわーっ、最後に来たよ!」と信じられないような気持ちで竿を持ち、「いろいろあったけど、最後の最後に大きいのが釣れれば、それでヨシだな」などとのんきな気持ちでリールをまいていく。

でも、まったくラインがまけない。ラインをまくのと魚が走るのが同じ速度という感じ。

しかも、そのあとにはラインが一気に猛スピードで、真下に潜り込んでいく。

その日の早朝の大型のアタリのような走り。

シマアジか? ・・・だとすると、走らせてばかりではマズイ。強引にラインをまかなくちゃ。

魚の引きに耐えながら、ほんの一瞬訪れるラインをまきとるチャンスを逃さずにハンドルを回していたら、しばらくして「プチッ・・」っと、またしてもハリス切れで万事休す。

気が付くと、タモ網をもったまま船長が悲しげに僕を見ていた。

次回への課題

ただ、残念ばかりの釣りだったわけではない。

港に到着後、同船した釣り師さんとお話をする時間があった。

僕は、船釣り経験豊富なその釣り師さんに、使っている仕掛けのハリスの号数を訊いてみた。

すると、「この釣りプランに来るときは6号をメインで使っているよ。釣ってみて食いが良ければ8号に変えるし、食いが良くなければ4号に落とすこともあるよ。今日は食いが良くなくて4号を使うことが多かったから、バラシもしかたないかな」とのこと。

そして、「いつも4号、6号、8号。偶数のハリスしか使わないんだよ、面倒だから」と笑いながら教えてくださった。

ちなみに、僕は5号ハリスの仕掛けも作って持参していたとはいえ、船上で使っていたのは4号ハリスの仕掛け一辺倒だった。

もしかしたら、この時にお聞きした話が突破口になるのではないか。

当たり前だけど、常に時間は流れていて、海の中の季節も夏に近づいている。

それに合わせて、エサに食い付いてくる魚の種類も大きさもどんどん変わってきている。

その流れを考慮せずに、3カ月前に釣れた大きなマダイや2カ月前に一気に70メートルくらいラインを持って行かれたシマアジ(注・・・あくまでも推測だけど)に対応した仕掛けをずっと使い続けてきた自分の釣り方を顧みてこなかったことに初めて気づいた。

この日に関しては、アタリは多くはなかったけど、ハイライトシーンになるような大きなアタリは確実に何度かあった。

それを確実にモノにできたかどうか。つまり、この日はハリスの太さが大きなポイントだったように思う。

船に乗って釣りをしている間も常に海の状況を見て、臨機応変に使うハリスを変えてく必要がある。

それからもう一つ。誘い。
食いが良くない日には、当然ながら誘いが大事になる。もちろん、僕もそれを意識して釣りをしているつもりだった。
でも、もっと竿のしなりをうまく使った自然な誘いが大事になるのではないか。

僕は、本当に船に乗るたびに、「次はこうしよう。こういう仕掛けも用意しておこう。こんなタックルもあるといいかも」などとノンキにやっている。

ゆっくり、ゆっくり・・・少しずつだけど、たぶん確実に前進しているのだろうなと自分では思う。

そのペースが遅すぎて自分でもイライラするけど。

いつになれば、シマアジと対面できるのだろう?

いつになれば、満足のいく釣りができるのだろう?

また、次回。 ダメなら、その次のチャンスのときに。 それでもダメならその次・・・これからもチャレンジしていくしかない。

この日の船釣りの釣果

イサキ、メジナ、ウマヅラハギ!

「安田丸」での釣果

トビウオ! なぜか、トビウオ!!

釣れたトビウオ

 

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