千葉県館山市伊戸港の「海老丸」に乗って、沖釣り(マダイ五目)へ
館山市伊戸港「海老丸」さんの船に乗って、マダイ五目釣りへ
初めてお世話になる船に乗って沖へ
2021年7月30日に館山市伊戸港の「海老丸」さんにお世話になり、沖釣りをしてきました。
今回はそのときの船釣りレポート記事です。
もともと別の船に乗るつもりで予約をしていたのだけれど、急遽その船がメンテナンスが必要になって出船できなくなったとのことで、今回は「海老丸」さんにお世話になることにした。こちらは初めて乗る船。
朝、船長や同船する釣り師さんたちに挨拶する。
船長は陽気な、フレンドリーな感じの人。
午前4時40分を過ぎたころ、船長やお客さんたちの準備が整い、出船。
僕は右舷のトモ(一番後ろ)に釣り座をとる。
数日前までの台風の影響もほぼなくなり、天気は快晴。風も弱め。
日中の強い日差し対策をすれば、沖釣りには快適な日になりそう。
最近は船釣りでも満足な釣果に結びつかないケースが続いていたので、今回は対象魚や魚の活性状況に合わせながら、丁寧な釣りを心掛けてみようと考えていた。
仕掛けもバリエーションを多く用意。
具体的には、ハリスは4種類(4号、5号、6号、8号)で、長さも3種類(6メートル、8メートル、10メートル)。
念のため、シマアジ用のウイリー仕掛けも持参してきたけど、基本的には1本バリで勝負。
また、コマセ釣りなので、アタリがないときの仕掛け回収のタイミングも臨機応変に対応しなければならない。
この日は仕掛けを投入して、だいたい3分くらいでアタリがなければ、一度誘い(仕掛けを大きく上げて止め、また指示タナまでゆっくり下ろして待つ)をかけて、それでも食いがない場合はすぐに回収して再度投入するということを意識して継続してみた。
しかし、アタリがない・・・船中もシーンとしている。
船長もお客さんたちのアタリの様子や海況を見て、移動を繰り返す。
僕は、釣り始めは大物にもある程度対応できるように5号ハリスを使っていたけど、アタリがまったくなかったので4号に交換して釣りをしていたけど、効果ナシの状態が続く。
外道たちの活性が高い!
船中でも目立った釣果がない中、午前7時ごろ、右舷ミヨシにいた釣り師さんの竿が大きく曲がる。
じっと様子を見ていると、大きなメジナが釣れていた。
しばらくすると、僕の竿にもトントンとアタリ。走る魚ではないし、ずっしりと重たい感覚もない。
一定のペースでゆっくりと巻き上げると、メジナが釣れた。
大きさは45センチくらい・・・沖に出ると、このくらいの型は標準なのかな。
それを見た後ろにいた釣り師さん(後で話を伺ったら、マダイ歴の長いベテランの釣り師さんとのこと)が、「いい型のメジナだな。何も釣れないよりずっといいよなぁ」と声をかけてくれる。
ベテランの人がそう言うのだから、よほどキビしい海況なのだろう。
その後もポイント移動と外道たちの顔を見る釣りが続く。
その日釣れたのは、メジナの他にイサキ、大きなフグが多かった。
とくに、メジナは前半折り返しくらいの時間帯から急に活性が上がり、船中でもたくさん上がっていたと思う。
また、コマセに誘われてきたらしいシーラ(小型)の群れに囲まれることもあった。
あまりにもたくさんのシーラが船のすぐ下を泳いでいることがあり、そのときは船長もたまらず移動を決断していた。
僕は1匹だけ偶然釣れたシーラをお土産に確保。
なかなか成果が出ない釣りが続き、かなり多くのポイントを回ったけど、この日は終始マダイや青物の活性は低いままだった。
船長も船中の様子を見て、予定より時間を延長してくれていたのだと思う。
しかし、この日は船全体でもマダイの顔をみることはできずに終了。
僕も持参した仕掛けをあまり使うことなく、収穫も少ない釣りになってしまった。
ちなみに、この日はアタリが少なかったので、ほとんど4号ハリス(長さ8メートル)だけで通した。
一度だけ4号ハリスを一気にブチ切られるアタリがあって、その直後に少しの時間だけ5号で対応したことがあった
その時は後ろにいた釣り師さんにも僕とほぼ同時に大きなアタリがあって、「アレは何がかかっていたのかなぁ?」とお互いに顔を見合わせて、その後「どっちが早く正体を釣り上げるか競争だ」とアオられて盛り上がったけど、それが唯一のハイライトシーンだったかもしれない。
港へ戻る際に船長が「今日はキビしい釣りになりました。マダイの型を見れず、すみませんでした」とアナウンスしていたけど、自然を相手にしているのだから仕方ない。
そして、予定より少し長めの釣りを終えて、午後12時半ごろに帰港。
船長、お世話になりました。
同船した釣り師さんたちも楽しい話をいろいろお聞かせくださり、ありがとうございました。
この日の「海老丸」さんでの釣果
イサキ、メジナ、シーラ(ペンペンシーラ)
最近、釣れるのは黒っぽい色の魚ばっかりだなぁ、と思う。