釣り場近くのウマい店! 千葉県館山・布良「富崎館」
釣り場近くのウマい店! 館山・布良「富崎館」
親子でお店を切り盛りされている館山の地魚料理店へ
千葉県の南房総方面へ釣行した日に、館山市布良(めら)の料理店「富崎館」(とみさきかん)で昼食をとりました。
今回はそのときの食事レポート記事です。
こちらのお店は、館山市の布良漁港のすぐ近く(徒歩1~2分)にある。
この富崎館(もともとは宿として営業)は、明治時代に創業されたとのこと。
以来ずっと、釣り客向けに磯料理を楽しむ宿として親しまれ、近年ではこの自然豊かな南房で休日を楽しみたいというファミリーや長期休暇のときの学生の合宿の宿として多くのお客さんたちが利用していたとのこと。
しかし、現在の宿の主人である八代健正さんが体調を崩されたときに一時、宿を休まれていたこともあったという。
その後2019年の台風15号によって被災されたときに、大きな被害を受けてしまったご自身の建物や変わり果ててしまった町を見て「もう一度元気な町にしたい」と発奮されて、娘さんの美歩さんと二人三脚で、文字通り新しい宿(キャンプ場、食堂、直売所の機能を持つ宿)としての再建をされているとのこと。
そのような歴史とパワフルな親子の再建ストーリーにあふれた富崎館。
今回僕が訪問したのは、今年(2022年)の2月にオープンした食堂。
店内は、歴史のある建物を改築したとは思えないほどキレイ。
かなり丁寧に改装されたのだろう。
4人掛けのテーブル(4卓)、椅子、壁、柱などすべてが真っ白で統一されている。
気持ち良さ、あたたかみ、居心地の良さは完璧!
さて、それに感激しているのもいいけど、腹が減っていたので料理をいただきたいというのも本音としてはあった。
そこで、メニューを見て、今回は「地魚フライ定食」を注文。
料理を待っている間、店内の壁に置かれたドリンクコーナーで水とお茶をいただく。
こちらのお店では飲み物はセルフとなっている。
そして、待望の食事が運ばれてくる。
うまそう!
フライが重なっていて見づらいけど、実は4種の魚が入っている。
ご主人に中身を訊いてみると、「本日の魚はアジ、カマス、サバ、イサキです」とのこと。
どの魚もウマい魚なので、期待感もMAXに。
テーブルに用意されてあるソースをかけて食べるもよし。
料理のプレートの中に盛り付けてあるタルタルソースをつけて食べるもよし。
フワッとした魚の身の味。サクッとしたコロモの歯ざわり。
うまい!
お新香も2種類ついて、さらにヒジキの煮物、ブリと大根の味噌汁(ダシの旨味は最高だった)も付いてくる。
「ご飯はおかわり自由なので、遠慮なくお申し付けください」と娘さんにやさしく声をかけていただく。
ならば・・・と、おかわりするとアツアツのご飯を大盛りにして持ってきてくれた。
完璧すぎる食事に大満足。
ごちそうさまでした。大変おいしくいただきました!
食事そのものだけでなく、親子お二人のお客さんに対する心遣いや丁寧な言葉使いにも大変癒されました。
すばらしい食事体験をさせていただきました。
ありがとうございました!!
なお、こちらの富崎館はクラウドファンディングを利用して再建されたとのこと。
その再建ストーリーを詳しくお読みになりたい方は下記へ。
https://readyfor.jp/projects/tomisakikan
お店の紹介
「富崎館」
千葉県館山市布良303-1
TEL 080-4081-0724
定休日 火曜日・水曜日・木曜日
営業時間 AM11:30~PM1:30
(訪問する際は、念のため定休日や営業時間についてお店に確認ください)
駐車場あり。
メニューには今回注文した地魚フライ定食の他に、天ぷら定食、お刺身定食などの他に「父ちゃん定食」や「看板娘定食」という、お店を切り盛りされている親子それぞれの得意料理をメインにした定食もあり。
また、手作りの干物(アジ、ムロアジ、サバ)は持ち帰りだけでなく、お店で焼いてもらって食べることもできる。
こちらはお店の手作り干物↓↓
僕は今回、食事の後に家族へのお土産用にムロアジの干物を3枚購入(持ち帰り用として、たっぷり氷も入れてくださった)。
絶妙な塩加減と柔らかな口当たりのムロアジは、極ウマだった。
こちらもおいしくいただきました。ありがとうございます!