南房総の堤防で、ウキ釣り~2022年4月中旬の釣り(午前の釣り)

南房総市の堤防(富浦)で、のんびりと釣り

アジ狙いのウキ釣り(堤防)

2022年4月19日、千葉・南房総の堤防でアジ狙いのウキ釣りをしました。
今回は、堤防での釣りレポート記事です。


前日の夜にかなりの雨が降ったので、水温の低下や潮濁りが気になっていたけど、予定通り朝から南房総(富浦)の堤防へ。

朝マズメに間に合わず、午前7時過ぎに現地入りとなってしまった。
雨はすっかり上がり、西よりの風(風速3~4メートルくらい)が吹いている。
潮はこの堤防にしては、やはり濁りがかなりあるという状態。

堤防の内側はほとんど波のない状態だったので、やや向かい風になるけど、少し波っ気のある外海側に竿を出す。

アジの大きな群れの回遊が安定的に期待できる時期ではないし、マズメのタイミングを逃してしまったのでダメで元々。
時期的にも時間的にもサビキでは難しいと考えて1本ハリのウキ釣りを選択。

富浦の堤防

エサ取りたち、活発!

準備を整え、よく目を凝らして海を見ると足場のすぐそばに何やら小魚が数匹泳いでいるのが見える。

そして、コマセを撒いてみると、ウジャウジャといろいろな魚が寄ってくる。

富浦の堤防

底の方にアジがいないかな、と期待して最初からタナを深めにとってみる。

まずはハリス1号を使ってオキアミをつけエサにして落とすが、どうもエサ取りたちが活発なようで、アタリもなくエサをつつかれてしまう。

まるでピラニアだな。

そこで、ハリスを0.8号~0.6号と少しずつ落としていくと、きちんとハリにかかるようになってくる。

でも、釣れるのはフグやアイゴなどの毒のある魚ばかり。

釣れたアイゴ

その他には、たまに小さなサバがかかるくらい。
どうやら水温の変化や潮濁りがあってもエサ取りたちの活性は高いらしい。

少なくても、この日に関してはアジは釣れそうになかった。

ちなみに、この堤防にはコンクリートの際から5メートルほど沖まで堤防の基礎石が水面下に入っている。
そして、ちょうどその部分の底付近にマハタやカサゴなどの根魚が潜んでいることがあって、たまにウキ釣りをしていると釣れることがある。
本命のアジは無理スジだったため、試しにその根魚を狙ってみる。

ハリスにガン玉を打って、慎重に狙った位置に仕掛けを落とす。

・・・なかなか思うようにはいかない。
それまでと同様に知らないうちにエサをかすめとられるか、釣れたとしてもサバやフグばかり。

釣り人もあまり多くなかったので、その後堤防先端近くに移動してやや沖をポイントにしてみる。
このポイントでは、セイゴ(スズキの若魚)やワカシやイナダ(ブリの若魚)も狙える。
コマセに配合エサをさらに加えて、固めのダンゴにして投げるように打っていき、仕掛けもやや遠投ぎみに入れる。

・・・でも、ここでもそう簡単に狙い通りにはいかない。

フグ以外に、たまにアタリがあっても釣れるのは小メジナばかり。

釣れたメジナ

そこで、最後にカマス狙いの釣りをしてみる。

この堤防はカマスの回遊が多いので、ウキ釣りで何も釣果がなかった場合に備えてジグサビキを持参していた。

それに小さなルアーをつけて投げる。リールを巻く。
・・・釣れない。ダメ元の、さらにダメ元の釣りだったので仕方ないがまったく釣れそうな気がしない。

途中からは、釣れない状況の中で「普段狙わない魚を狙う釣り」を楽しむという感覚で釣りを続けていた。

そんなふうにして、南房総での時間はゆっくりと過ぎていく。

結局、狙っていた魚たち(アジ、根魚、セイゴ、ワカシ、カマス)は1匹も釣れなかったけど、いろいろ試してみてそれなりに楽しかった。

午後は磯へ行く計画だったので、干潮が近づいた午前11過ぎにあきらめて納竿。

午前中の堤防での釣果

アイゴ、サバ、メジナ、フグ・・・それぞれ多数(すべてリリース)。

ちなみに、この日の堤防では一人の釣り師さんが、きれいな色のヘダイらしき魚(25センチくらい)を1匹釣り上げておられた。

僕もそういうゲストを釣りたかったな。

 

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