千葉・南房総・白間津港「海正丸」にて船釣り(釣果はシマアジ、イナダ、メジナ)~2022年5月1日の沖釣り
白間津港「海正丸」に乗って沖へ
狙うのは、良型シマアジ!
2022年5月1日に南房総市千倉町白間津港発の「海正丸」(かいせいまる)さんにお世話になって、沖釣りをしてきました。
今回は、そのときの船釣りレポートです。
こちらの「海正丸」(千倉・白間津港)は、今回で2度目の乗船。
前回の乗船時は良型のマアジが10尾以上釣れたものの、メインターゲットのシマアジは小型が少々のみという釣果だったので、今回はぜひ良型のシマアジをあげたいと勢い勇んで出撃。
こちらの船は電話での予約時に船長と話しながら釣り座を決めてしまうという仕組みなので、その際に空いていた右舷の胴の間に釣り座を取る。
あいにくの気象条件で、出港のあとに雨が降り始めて一日その冷たい雨に見舞われてしまうという予報。
まあ、本命のシマアジが釣れれば雨なんて気にならないのだけどね。
この船はシマアジ好きの常連さんが多いらしく、それぞれ長ハリス(1本バリ)の仕掛けで狙う人もいれば、ウイリー仕掛けで狙う人もいる。
使うハリスの太さや長さも人それぞれ、常にシャクって誘いをかける人もいれば、置き竿を主体にしてじっくりとアタリを待つ人もいる。
僕はこの日のために、ウイリーと空バリ(オキアミをつけエサにする)の2本バリにした仕掛け(5号ハリスタイプと6号ハリスタイプ)と、食いの悪いときのために4号ハリスの1本バリ仕掛けを作り(合計で3種類)、釣りに臨んだ。
ちなみに、冬から春にかけては水温が低めのため、シマアジの強烈な疾走が若干弱いので、大型を釣り上げるにはチャンスとの話もあり、期待と気合も十分にいざ沖へ。
港を出ると10分ほどで最初のポイントに到着。
船長から「水深14メートルから6メートルくらいまでを探ってください」と指示が出る。
まずは5号ハリスの仕掛けで様子を見ていく。
最初のチャンスが朝マズメの時間なので、早々にアタリがあるといいなと期待していると、2回目の投入でアタリが来た。
大きくなさそうだけど、けっこうな引き。
ならば本命かな、と期待していくと・・・
シマアジ!
良型ではなかったけど、幸先のよいスタートで気分が上がってくる。
このままアタリが続けば、そのうち良型も食ってくるのではないか、と調子に乗って早め早めの手返しを意識する。
・・・が、その後は同じポイントでもう1匹追加したものの、以降はまったく反応がなくなってしまった。
船長によると、この日は水温が低下ぎみで、また潮の濁りがややきついのでデリケートなシマアジの活性が高まりにくいとのこと。
そのため、食いのいい群れを探すべく早い段階でポイント移動を繰り返していた。
どこに行ってもなかなかアタリがない状態が続いていたので、4号ハリスの仕掛け(1本バリ)にチェンジすると、ポツポツとアタリが出始める。
シマアジ、イサキ、マアジ、フグ(いずれも小型)などがハリにかかってくる。
強い引きの正体は・・・
午前10時を過ぎると、冷たい雨が降り始めてきて、5月だというのに手がかじかんでくる。
それでも夢の良型シマアジを釣り上げたくて、手返し早く仕掛けを投入していくと、やや強いアタリが来た。
なんとか水面近くまで引いてくる。
60~70センチくらいのギラっと光る魚体が見えてくる。
シマアジは口が弱いため、最後にハリスを手繰るときにバラしてしまうことがあるので、思わず船長にタモをお願いする。
船長にすくってもらう瞬間に見えたのは・・・残念! イナダだった。
そのポイントにはイナダの群れがいたようで、その後も1匹追加。
しかし、なかなか良型のシマアジの活性は上がってこないようで、船長が血相を変えてタモを持って船中を駆けつけているようなシーンはなかった。
ただ、それでもそれぞれの釣り師さんたちに大きなアタリが数回はあったのではないか。
僕にもタイムアップが近づいた午前11時前、2回続けて一気に竿ごと持っていかれてしまうような強い引きがあった。
残念ながら、ハリス切れとクッションゴム切れで引き上げることができなかたけど。
その後も沖上がりギリギリの時間まで目一杯仕掛けを投入し続けたけど、結局大型のシマアジの顔を見ることはできず。
ちょうど、でっぷりとしたメジナを1匹釣り上げたころにタイムアップ。
この日も無念の納竿となってしまった。
船長もその日の船の釣果に残念がっていたけど、多様な魚のアタリがあったり、大きなアタリもあったりで、それなりに楽しむことができたと思う。
いつも温和で、人当たりのいい若船長、今回もお世話になりました。
シマアジを専門に狙っている船なので、またいずれお世話になると思います。
ありがとうございました。
この日の「海正丸」での持ち帰り釣果
シマアジ(小型)5匹、イナダ2匹、メジナ1匹。
その他外道として、メイチダイ、小型のイサキ、小型のマアジ、小型のカサゴ、フグ(すべてリリース)。