狙いはとびきり大きなシマアジ!~館山・相浜港「安田丸」での沖釣り(2022年7月11日の船釣り)前編
シマアジを狙って館山沖へ
心からくつろげる船宿「安田丸」さんにお世話になって、一級釣り場の布良瀬へ
2022年7月11日、千葉・館山・相浜港の「安田丸」さんにお世話になって、沖釣り(シマアジ狙い)をしてきました。
今回はそのときの船釣りレポート記事(前編)です。
諸事情があり、久しぶりの乗船となってしまったけど、だからこそ船に乗る前から・・・船着き場の港まで行く車中でも心が弾む。
高速道路(館山道)から一般道へ入り、ひたすら南下していく。館山市街地近くを通り過ぎると、目の前には小さな山。
この山を越えるてしばらくするとまだ暗い夜道の中、左手に突如として煌々としたセブンイレブンの明かりが現れる。
その時にいつも思う。「よし、もうすぐ富崎だ」・・・地元の人間でもないのに、「トミサキ」という響きのいい、古い地名を心の中でつぶやく。
僕にとっては特別な場所になりつつある。千葉県の、最南端にほど近い場所にある小さな港町、トミサキ。
この日の目的地は富崎エリアの中にある相浜港。
いつもお世話になっている安田丸の船着き場の目の前に車を停める。
集合時間より10分早い午前4時20分に到着。
すでにこの日の乗船客は全員集合している様子。
またしてもシンガリとなり、少し恐縮してしまうが・・・なんと、すでに何度かこの船でご一緒した人ばかりが船の前で待機している。
「前にも船でお会いしましたよね。今日もよろしく!」などと言われると、ついニタニタしてしまう。
ちなみに、この日はこの船でお会いする度に親切に貴重なアドバイスをくださる常連釣り師の「I」さんもいらしていた。
船長もいつもながらやさしい雰囲気で迎えてくれる。
勝手ながら、出船前から大漁ムードの雰囲気マンマン!!
さて、船は午前4時40分に港を出る。
沖に出るとやさしい風が吹いている。いわゆる船釣りにとっては「いい凪」になりそう。
ほぼ真夏の南房だけど、早朝の船はやっぱり気持ちいい。
イサキの活発なお出迎え!
港を出て10分ほどで最初のポイントへ。
船長からタナの指示が出る。
ちなみに、この日の早朝のタナは15メートル前後が多かった。
まずは、自作した3号ハリスの2本バリ(ウイリーと空バリ1本ずつ)を投入。
底まで落とし、シャクりながら少しずつ仕掛けを上げていく。
すぐにアタリがある・・・重量感はないけど、それなりに引く魚。
イサキ!
イサキシーズンの真っ最中だし、コマセに強く反応する魚なので、予想通り。
とくに、ウイリーではなく空バリ(オキアミをつけエサにしていた)にかかることが多かった。
大中小さまざまなサイズのイサキが、ほとんど入れ食い状態となって、あっという間に桶がいっぱいになる。
途中からは小さなイサキはキャッチ&リリース。
その他、メイチダイやフグ、キタマクラなどの外道が釣れてくる。
お土産としてのイサキは充分に釣ったので、少しずつハリスを太くして、本命のシマアジのアタリに備えていく。
ところが、シマアジはなかなか目覚めない。
船中でも釣れている様子はない。
辛抱強く釣りをしていくと、もうすぐ折り返し時間の午前8時になるころ、突如として大きなアタリが連発。
さらにハリスを太く(5号、6号)していくが、それでもときおり来る強いアタリに耐え切れず切られてしまう。
これは、シマアジの時合いなのかと期待して手返しを早くどんどん仕掛けを投入していく。
・・・しかし、その後はまったくアタリがなくなり、船長も船の移動を決断。
前半はシマアジは無念の空振りのまま終了。
後半はさらに浅場のポイントがメインの釣りになるとのこと。
浅場の釣りでは、かかった魚が体力を温存したまま上がってくるので、とくにシマアジや青物は取り込むまでまったく息が抜けないことが多い。
楽しみなファイトができることを期待して船は浅場のポイントへ。
南房のシマアジ狙いの沖釣りは、まだまだ続く。
この続きは後編へ。
この日の船釣りの前半の釣果
イサキいっぱい&メジナ1匹。