狙いはとびきり大きなシマアジ!~館山・相浜港「安田丸」での沖釣り(2022年7月11日の船釣り)後編
シマアジを狙って館山沖へ(後編)
「安田丸」さんに乗って、一級ポイントの布良瀬へ
2022年7月11日、千葉・館山・相浜港の「安田丸」さんにお世話になって、沖釣り(シマアジ狙い)をしてきました。
今回はそのときの船釣りレポート記事(後編)です。
さて、この日の沖釣りは早朝からイサキが活発にアタってきていたけど、それも時間とともに一段落。
ちょうど折り返し時間のころに、強烈な引きが続いたものの、無念のハリス切ればかり(1度は水面まで中型のシマアジを上げてきたものの、最後はハリを伸ばされてしまってのハズシもあり)。
後半はかなり浅場のポイント(水深12~15メートルくらい)がメインとなる。
仕掛けを落とすと、一段落していたイサキがまたアタリ始めてくる。
しばらくしていると、常連釣り師の「I」さんが僕のところにきて、
「7~8メートルくらいのタナに小型~中型のシマアジがいますよ」
「ウイリーではなく、空バリにオキアミをつけてシャクって誘ってみてください」
とのアドバイスをいただく。
イカタンなどもつけエサに使うこともあるけれど、どうもこの日のこの場所にいたシマアジはオキアミに対して食いが立っていたらしい。
その通りに仕掛けを入れてタナを合わせるようにシャクリあげていくと、すぐにイサキとは違うアタリがきて、竿先をググッと押し下げる強い引きがきている。
手応えで1キロや2キロを超えるような良型ではないことは分かったけど、おそらくシマアジだろう。
なんとか口切れせずに取り込めた。
その後短時間(30分くらい)の間、仕掛けを落とすと、ほぼ確実にシマアジが食ってくる時合いがやってきた。
でも、ハリにかけるまでも難しいシマアジは・・・取り込みも難しい。
口回りが柔らかく弱い魚なので、いわゆる口切れが多発してしまう。
目の前の、水面までようやく上がってきたのに、最後の取り込むときに口切れして逃げられてしまう。
ハリにかかってもうまく取り込みまでできるのは、だいたい3割~4割くらいではないか、と常連の釣り師さんたちは言っていたけど、ほぼそのような確率だったと思う。
経験を積むことによって確率を上げていけるようになるらしいけど、まだまだ修行中の身なので、これからもっと向上させていきたいと船上で思いつつ、必死に釣りを続けていく。
結局、時合いの間に12~13匹くらいのアタリがあったけど、上げることができたのはチビサイズも含めて7匹のみだった。
そして、午前11時ごろに沖上がりとなって終了。
前半のイサキ、後半のシマアジとそれぞれ時合いがあって楽しむことができた。
港に戻り、常連釣り師の「I」さんと話をさせていただき、「大型のシマアジは運にも左右されるため、なかなか上がるものではない。今日のようにまずは小型~中型のシマアジでお土産を確保する。そして、余裕ができたら仕掛けを太目に変えて大型を狙っていくというのがいいのではないですか」とアドバイスをいただく。
また、「あまりいろいろな仕掛け(ハリスの太さや長さなど)を船の上で迷いながら使わず、ある程度メインとして一定のものを使って、どうしても釣れないときは状況に合わせて少しずつ変えていくようにしたほうがいい」「そうでないと、釣れたときになぜ釣れたのか、また釣れなかったときはなぜ釣れなかったのかの判断がつきにくくなりますからね」とのお話もいただく。
さらに、「同じ時期(季節や月)でも年によって海の状況はまったく違うし、昨日と今日でも海は変わってしまうので、メインの仕掛けを決めてたくさん用意し、さらに少しずつハリスの太さや長さを変えたバリエーションを増やしておくことですよ。そして、経験をどんどん積んでいくことです。船は本当に面白いですよ」と、いつもながら親切に、丁寧に話してくださった。
「I」さん、船長、同船した釣り師さんたち、今回も大変お世話になりました。
ほとんど休まずに釣りを続けた6時間半はあっという間だった。
疲れたけど、本当に楽しかった。
この日の船釣りの持ち帰り釣果
シマアジ。
イサキ、メジナ。