青物狙いのカゴ釣り(千葉・南房総の堤防)~2022年8月上旬 午前中の釣り
回遊してくる青物を釣り上げたい
狙いはイナダ、カンパチ!
2022年8月2日、千葉・南房総市内の堤防で朝マズメのアジ釣りの後、青物を狙ってカゴ釣りをしました。
今回は、堤防でのカゴ釣りレポート記事です。
南房総市内にある堤防。
明け方からしていたアジ釣りの後、ほぼ満潮の午前7時すぎに遠投の磯竿にタックルを変え、今度は青物を狙ってカゴ釣りを開始。
この堤防付近には初夏~晩秋にかけて青物(とくにイナダ)が回遊してくることがよくある。
水深3メートルくらいしかないような浅い場所にまでイワシを追ってくることもある。
以前釣りをしていたときに目の前で、イナダらしき背の青い魚が魚体を水面にさらすほど表層にまで浮かんできて逃げ惑うイワシを捕食したのを見た時は本当に驚いた。
といっても、僕が知っている限り、最近ここで青物が釣れているという話はない。
・・・さて、この日はどうか?
早朝からしていたアジ釣りのときにカタクチイワシが釣れることがあったので、多少なりとも期待が膨らむ。
コマセにはアジ釣りのときに使っていたアミエビに配合エサを混ぜたものをそのまま使い、つけエサはアジ釣りのときに釣れたカタクチイワシ(バケツに泳がせていた)とオキアミ(2Lサイズ)の両方を使う。
予想より速い潮と多種多様な外道たちに苦戦!
堤防先端から沖合い(西側)に仕掛けを遠投して、しばらくフカセていると、どんどんウキが右に流れていく。
思っていたよりも沖の方は潮の流れがあるらしい。
仕掛けを回収して、コマセが少しずつ出るようにカゴの穴をせまくする。
じわじわとコマセを出し、フカセている間に青物を食わせようという作戦。
潮が速めだったため、その分手返しを早くしていくが・・・エサのイワシの弱りも早くなってしまったし、コマセを途中で追加する必要もあった。
開始して1時間くらい経過。
この時点でイワシの活きエサをあきらめて、オキアミのみを使うようにしてからようやく落ち着いて釣りができるようになった。
そのタイミングで、ハリスも4号から3号に落とす。
それ以降、徐々につけエサのオキアミがかじられ始めてくるようになった。
フグか、それとも別の魚か。
とにかくコマセが効いてきて、魚が寄ってきているらしい。
このときに設定していたタナは竿1本分くらいだったので、少しずつ上げてみる。
すると、オキアミがそのまま残ってくる。
ならば・・・下げるか。
今度は徐々にタナを下げ、竿1本分よりさらに深く設定してみる。
いきなり、アタリが出る。
重量感はないけど、引きのある魚。
メジナかなと思っていたら・・・
これは、タカノハダイのはず。
以前船釣りをしたときに釣ったことがあったので、ハッキリ覚えていた。
もちろん、船釣りのときに釣れたものとは比較にならないほど、小さい(20センチくらい)。
その後もアタリが続き、かなり大きめのアイゴが連発する。
外道たちをキャッチ&リリースしながら、同じタナでしぶとく続けていくと、馴染みのある魚が釣れた。
アジ。
早朝にサビキで釣れたサイズよりもやや大きめ(22~23センチくらい)。
ただ、よく見ると、中央の縦帯の色味(黄色)がかなり鮮明で、背中の青色も濃い個体。
こういうアジはあまり見かけないなぁ、と思いながらキープする。
その後も、巨大なフグ、巨大なコノシロなどが釣れる時間が続いたけど、午前9時半ごろになるとパタっと何も釣れなくなった。
つけエサのオキアミがかじられることもなく、そのまま残ってくる。
船釣りをしているときに、同船した釣り師さんから「エサ取りがいなくなったときは魚がいなくなったのではなく、むしろチャンスだと思ってください」とのアドバイスをいただいたことがある。
つまり、エサ取りたちがいなくなり、本命が食いやすい状態になっているということ。
それを思い出し、それまで以上に手返しを早くすることを意識して釣りを続ける。
黙々と遠投を繰り返す。
1匹でもいいから釣りたいなぁ。
イナダでなくてもワカシで十分。カンパチでなくてもショゴで十分。
ただ、どういうわけか潮の動いている時間帯なのに海の中は先ほどよりもさらにシーンとして、まったく反応がなくなってしまった。
再びタナの上げ下げを繰り返しても効果がない。
午前10時を回るころ、序盤から手返しを早くしたため、ついにコマセがなくなって納竿することに決定。
結局、本命の青物らしきアタリは一度もなくて残念だったけど、この日この海でいろいろな魚が釣れてそれなりに楽しかった。
この日のカゴ釣りの持ち帰りの釣果
アジ1匹。
他に、外道として釣れたのはタカノハダイ、アイゴ(いずれも本文記述の通り)、及びコノシロ、フグ。
<関連記事>