釣り場近くのウマい店! 館山「やきそば・フライの店 まるじゅう」
館山グルメ やきそば・フライの専門店「まるじゅう」
埼玉県行田市にルーツのある料理「フライ」とは?
千葉県の南房方面への釣行日に、館山市内の飲食店「やきそば・フライの店 まるじゅう」でランチをとりました。
今回はそのときの食事レポート記事です。
こちらのお店は、JR那古船形駅よりやや南側、内房なぎさライン沿いにある。
釣りの計画を立てているときに、たまたまグーグルマップで見つけたお店。
「やきそば・フライの店」ということだけど、フライって何だろうな。
お店のホームページを見たただでは今ひとつピンとこなかったけど、きっとウマいのだろうなと勝手に解釈して訪問。
「まるじゅう」は初老のご夫婦らしきお二人でお店を営んでいる様子。
初めての訪問だったけど、とても愛想よく迎えてくれる。
すでに常連らしきお客さんや小学生らしき男の子が友達同士で食べに来ていて、何やら楽しそうな雰囲気。
店内には優しさがあふれている。
メニューを見ると、やきそば、フライ、フライやきそばと書かれている。
「フライって何ですか?」と質問してみると、「お好み焼きの生地のように、小麦粉を水で溶いてそれに野菜やお肉などを入れて薄く延ばして焼いたものです」とのこと。
うん、うまそうだな。
ただ、僕はそのとき早朝から釣りをしていて腹ペコだったので、欲張ってフライやきそばを注文。しかも、大盛りで。
しばらく待つと、注文した料理が・・・
うーん、うまそう。
中を割ってみると、フライの中にアツアツのやきそばが入っている。
早速いただく。
あらかじめソースは料理にかけてあるけど、好みに応じてテーブルに置いてある特製ソースをかけて食べることもできる。
ちなみに、この特性ソースは辛味なのでかけすぎに注意ということだったけど、僕にとってはさほど辛味は気にならず、むしろかけることによってより一層おいしくなったと思う。
フライは・・・厚さは6~7ミリくらいなのだけど、生地の中にネギ、豚肉、海老が入っているので、食べ応えがある。
これだけで食事メニューとして成り立っている理由が分かった。
もちろん、やきそばにもキャベツや豚肉などの具材がたっぷり。
「フライやきそば・大盛り」はかなりの分量だった。
なお、料理には中華スープとお漬物、レモンがついてくる。
中華スープはシンプル見た目とは裏腹に、コクがあってうまかった。
画像にあるレモンは「フライをさっぱりと食べたい場合にこのレモンをかけて召し上がってください」とのこと。
そういう食べ方もあるのか。
でも、僕はフライもやきそばもコクのあるソースがあまりにもうまかったので、さっぱり食べたいという気持ちなどはなく、そのまま一気にいただきいて完食。
埼玉県行田市から館山へ
食事の後、お店のご夫婦と少し話をすることができた。
食事を終えて「ふーっ」と一息ついていると、お店の奥様から「行田(ぎょうだ)という場所はご存知ですか? こちらの人たちはあまりご存知でないのですよ」と尋ねられた。
実は、僕の妻が埼玉県北部の加須(かぞ)の出身で、その縁で僕たち夫婦の結婚のときに仲人をしてくださった方が当時行田に住んでいて、結婚当時は何度も二人でその方の家に行ったことがあったので、行田という場所にはしっかりとした思い入れがあった。
その話をしたら、とても喜んでおられた。
「でも、なぜ行田から館山にいらしてお店をされているのですか?」と質問してみると、
とくに館山に縁があったわけではなく、お店を開くのにいい場所をあちこちと探していて、たまたま気に入ったのが館山だったとのこと。
すでにお店には常連客らしき人たちが多く来ていたし、すっかり「まるじゅう」は館山に根を下ろしている様子。
お店を切り盛りされているお二人の楽しそうな仕事ぶりもキッチリと伝わってきた。
きっと、ご夫婦の場所選びは大正解だったのだろう。
・・・食事もうまくて満足だったけど、食後に心までほっこりしてしまう店。
ごちそうさまでした。
アツアツうまうま&ボリューム満点の「フライやきそば」、おいしくいただきました。
千葉の海は美しくて素晴らしいけど、そこで生きる人々のたくましさと優しさにいつも心が・・・かすかに、そして確実に動かされる。
この感覚をどう表現すればいいのだろう。
お店の紹介
「やきそば・フライの店 まるじゅう」
千葉県館山市川名663-3
TEL 0470-27-2663
定休日 5と0のつく日(毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日)
・・・ただし、曜日によっては変更することもあり
営業時間 AM11:00~PM6:00(3月~9月)
AM11:00~PM5:00(10月~2月)
駐車場あり(お店のある通りの並びに5台分ほど)
なお、メニューにはやきそば、フライ、フライやきそばの他に、焼き鳥も看板メニューとなっていて常連のお客さんは必ず注文している様子だった。
また、黒蜜寒天、かき氷、ところてんなどのおやつメニューやコーヒー、コーラ、ビールなどのドリンクメニューもあり。
訪問する際は念のため、営業時間や定休日についてご確認ください。