2023年 冬 サヨリ狙いの釣りへ(千葉・勝浦のテトラ堤防)~2023年1月4日 午前の釣り
サヨリを狙って、勝浦へ
2023年シーズンの初サヨリは釣れるだろうか?
2023年1月4日、外房・勝浦の堤防(テトラ)へ行き、朝マズメから午前中にかけてサヨリ狙いの釣りをしてきました。
今回はそのときのレポートです。
いよいよ新しい年になり、冬の寒さも厳しくなってきた。
冬と言えば・・・サヨリかな。
ということで、2023年の初釣りはサヨリを狙って勝浦方面へ行くことにした。
ただ、12月の南房釣行時に、釣り船の船長さんや地元の釣具店さんから聞いた限りでは、とにかく「この季節にしては水温が高すぎる」というお話ばかりだったし、事前に集めた情報でもサヨリが釣れ始めているという話は一つもなかった。
しかも、この日の天気予報も「晴れ・風弱し・波おだやか」だったので、かなり厳しいだろうなと覚悟の上での強行サヨリ狙い釣り。
夜明け前に現地へ。
サヨリが釣れていれば車が数台停まっているはずだけど・・・僕の到着時には他に1台もなし。
予想通りだったので、気にせずに準備をして釣りを始める。
太陽が海面から見えてくる時間に合わせてコマセを打ち始めて、第一投を海に入れる。
この時間でも風がなかったためか、思ったよりも寒さをあまり感じない。
広いテトラ帯の堤防でたった一人、穏やかな外房の海の前に立っている。
冬の釣りを十分に楽しめそうな1日が始まるということを全身で感じて少し興奮してくる。
あとは、少しでもサヨリの顔を見ることができれば・・・
他に釣り人がいなかったので、とにかくコマセをたくさん打たなくてはいけないと考えて、序盤は多めにコマセを打っていく。
サヨリの姿が確認できないので、とりあえず仕掛けはあまり動かさず、自然にフカせていく。
開始して1時間経過しても、予想通りサヨリは釣れない。
でも、まだこの時点であきらめるのは早い。
コマセが効き始めて、ゆっくりと釣れ始めることもある。
その後もコマセを打ち続けていく。
ちなみに、この日はイワシミンチを水で溶いた水コマセではなく、ミンチに普段よりもメジナ用の配合エサを多めに入れて固めのダンゴにして打ち込んでいく作戦をとっていた。
外道たちの姿も見えない・・・
必死のコマセ打ち作戦もむなしく、時間ばかりが経過していく。
この日の海は手前に見えるフグたち以外は、まったく魚の気配がない。
サヨリ釣りをしていると定番の外道として釣れる小メジナやウミタナゴさえも釣れない。
それでも続けていると、ふと後ろに人が立っているのに気づく。
振り向くと、その人が僕に声をかけてくる。
「サヨリですか? どうですか?」
サヨリ釣りは道具立て(2段ウキ仕掛け)が独特なので、すぐに分かるのだろう。
僕は、「いや、見ての通りです。明け方からずっと、まったく何も釣れていないですよ」と正直に伝えると、
「やっぱりまだですかね。去年も遅かったけど、今年はさらに遅いかもしれないとは思っていましたがね。」
聞けば、その方は近くにお住いになっているらしく、サヨリのシーズンにはほぼ毎日のように来ているとのこと。
そして、この日少しでも堤防でサヨリが釣れている様子ならば、ご自身も竿を出そうとお考えだったらしい。
しばらくその方と雑談をしながら半分あきらめムードの中、釣りを続けていく。
途中、「サヨリを狙っていると、いつもならばメジナやタナゴが釣れたりしますけど、今日はそれもないですよ」と僕が言うと、
「海がよくないのかなぁ・・・こちら側の海はサヨリだけでなく、他の魚も含めて釣りで賑わうのがまだまだ先になりそうですね。でも、実際に海に来てみないと分からないから仕方ないですよね」とその方も言う。
結局、その後もコマセがなくなるまで続けたものの、魚1匹釣れず。
午前10時半すぎに、ついにあきらめて納竿。
青くて穏やかな勝浦の海は、この日もきれいだったけど・・・肝心の釣果はさんざんとなってしまった。
またこれからも懲りずに冬のサヨリ狙いは続けていく予定。
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