1月下旬のサヨリ釣り(千葉・勝浦のテトラ堤防にて)~2023年1月30日の釣り
サヨリを求めて、外房・勝浦へ
今シーズン初のサヨリの釣果を狙う
2023年1月30日、外房・勝浦の堤防(テトラ)へ行き、朝マズメから午後にかけてサヨリを釣りをしてきました。
今回はサヨリ釣りのレポートです。
1月下旬の勝浦。
事前のサヨリの釣果に関する情報はまったくなかったけど、そろそろ群れが接岸してきているのではないかと期待して現地へ。
気合を入れて朝マズメから竿を出す。
僕が到着したときにはクルマが一台も停まっていないし、テトラ帯に入っても誰も釣り人はいない。
ただ、よく見るとテトラのいくつかの場所に、地元の釣り師さんらしき人のモノ(水汲みバケツや足場用のスノコ)が数か所に置かれている。
どうやら場所取りをしているらしい。
ということは・・・いよいよサヨリが釣れ始めてきたのか。
場所取りらしき荷物を見て、少し安心するというのも不思議だけど、このときの僕の正直な心境だった。
この堤防は大型のテトラが隙間だらけで積まれているので、広さのわりに取れる釣り座が限られている。
場所取りされていないところで、うまく足場がとれるところに釣り座をかまえて、日の出とともに釣りを始める。
事前の予報では南西寄りの風が風速5~6メートルで吹くはずだったけど、ほとんど無風の状態。
波もかなり穏やかな凪で、潮も澄んでいる。
条件はあまりいいとは言えない。
イワシミンチに配合エサを加えたコマセを打ち、仕掛けを投入していく。
サヨリの群れがすぐ近くまで来ていれば、30分くらいでアタリがあるはずだけど、この日も海からの反応はない。
ただ、時間とともに少しずつ釣り人がテトラに集まってきていて、皆さんサヨリを狙っている。
しかも、昨年にもお見かけした地元の釣り師さんらしき人が数人いるので、おそらく最近になってサヨリの接岸が始まったのだろうと期待が高まる。
そして、午前7時半ごろについに僕の竿先にアタリがきて・・・
サヨリ狙いの釣行2度目にして、ようやく今シーズン初のサヨリをゲット!
30センチは充分に超える良型。
いよいよ群れが入ってきたかな。
その後、近くで竿を出していた釣り師さんたちもそれぞれ1匹ずつ釣れた様子。
まったくアタリなし!
しかし・・・1匹目を釣った20分くらい後に、もう一度サヨリのアタリがあった(バラしてしまい、釣果にならず)が、その後はまったくアタリがない。
回りの釣り師さんたちもまったく同様にアタリがない。
ウミタナゴや小メジナという定番外道すらもかからない。
ときどきフグがかかるだけの時間が続く。
本当に、まったくアタリがない。
海は相変わらず凪ていて、沖からのウネリもほとんどない。
午前10時を過ぎるころには、あきらめて堤防を後にする人たちも出始めている。
そして、正午前には僕ともう一人の釣り師さんだけが残っているという状態になってしまったが、正午を過ぎると、その釣り師さんも納竿を始めている。
その釣り師さんが帰り際に僕の横にきて、「今日はダメだよ」と言う。
あれ? その釣り師さんは・・・なんと、昨年もここでお会いした人で、僕にここでのサヨリの釣り方のコツをいろいろ親切に教えてくださった方だった。
「今日は来て海を見て、ダメだろうなと思っていたけど、やっぱりダメだったな」
そういえば、その方は僕よりも後に釣り場に来たけど、しばらくは海を見たり、他の釣り師さんと談笑したりして竿を出すまでずいぶん時間をかけていた。
海を見て数は釣れないと分かっていたらしい。
その釣り師さん曰く・・・明け方に小さな群れが寄ってきてもすぐに沖に戻ってしまい、このまま凪の日が続く限りなかなかサヨリの群れが近くまでは来ないという。
サヨリが群れで接岸するためには、海が変わる(シケたり、まとまった雨が降ったり)条件が必要だとのこと。
そして、ここの海でサヨリが釣れる条件を細かく丁寧に教えてくださった。
ただ、僕は日常のスケジュールの都合上、たまにしか来ることができないので、もう少し粘ってみると伝えると、
「もし、今日少し釣れるとしたら、あの辺に移動してやってみな」と言って、その日の中で最も可能性のある釣り座を教えてくれた。
その日の潮の様子を見て、コマセがたまる可能性のある場所で、そこならばサヨリがわずかに入ってくるかもしれない、とのこと。
お礼を言い、さっそく釣り座を変えてもう一度やってみる。
・・・しかし、なかなかアタリがない。
ただ、この日はスケジュールの都合上、午後3時まではサヨリを狙うつもりだったので、とにかく続けていく。
もしかしたら、表層よりも下にいるのかもしれない。
僕は、サヨリが釣れないとき、最後の手段として長いハリス(1.5メートル)の仕掛けを使い、エサを少し沈めて狙うことにしている。
午後2時ごろ。
最初のサヨリが釣れてから、実に6時間以上経過していた時に・・・久々にまともな魚のアタリが竿先に伝わってくる。
夢中で引くと、なんとサヨリがかかっていた。
さすが、スゴ腕の地元釣り師さんが教えてくれた「今日のポイント」というべき釣り座だった!
まだ、いるのかもしれない。
下の層にいるのかもしれない。
一気に期待が高まったが・・・続かなかった。
かすかなアタリが一度あっただけで、その後はフグすらもかからないまま終了予定にしていた午後3時を過ぎ、ついにあきらめて納竿。
厳しい釣りだった。
どっと疲れが出てしまった。
1月30日のサヨリ釣りの釣果
8時間ほど竿を出して、わずか2匹。
数は全然物足りなかった。
でも、現地に行って実際に釣りをしてサヨリのアタリを久しぶりに感じたり、地元の釣り師さんからお話もお聞きしたり・・・次につながることもあったと思う。
いよいよ冬の房総サヨリのシーズンが本格的に始まることに期待して、これからも釣れゆきを見ながら各釣り場をめぐっていく予定。
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