外房・勝浦のサヨリが教えてくれたこと

サヨリを見釣りして、分かったこと

千葉勝浦で、表層を泳ぐサヨリを見釣りしていたら・・・

1月14日のサヨリ釣り。
好天に恵まれ、気温も高めで快適な釣り日和。
ただ、サヨリ釣りにはあまり向かない天気だったかな。

釣り始めた朝マズメの薄暗い時間帯はまあまあの釣れ具合。
でも、日が出て晴れ間が広がると、なかなか釣れなくなってくる。

最近、まとまった雨も降っていなかったし、風も穏やかで潮はご覧のように澄んでいる。

澄んだ潮の勝浦の海

日中、僕の釣り座の目の前に表層を泳ぐサヨリがたくさん見える時間帯があった↓↓

表層を泳ぐサヨリ

そのため、その時間帯はサヨリを見釣りすることができました。

サヨリの群れの少し沖めに仕掛けをポチャンと投げて、なじんだ後にゆっくりゆっくり引いてくる。そのままアタリがないまま引いてくると、ちょうど表層を泳ぐサヨリの群れところを仕掛けが通ることになる。

まず、飛ばしウキ。続いて、アタリウキ(小さなシモリ)がゆっくりサヨリの群れのすぐ上を通る。
そして、いよいよエサ(オキアミ)が、すーっとサヨリたちの目の前を・・・

ほとんどの場合、興味を持ったサヨリたちがオキアミを見つけて、ゆっくり追いかけてくる。「ツンツン」とエサをつつこうとすることもあるし、何かが気に入らず途中でプイっと横を向いたり、回れ右をしたりすることもある。

不思議なことに・・・釣れるときは群れの中の特定のサヨリがずっとエサの後をついてきて、最終的に食う。でも、決していきなり食い付いたりしない。充分エサを確認してから食う。

そして、何かが気に入らない場合は、何匹かのサヨリがエサに興味を持つけど、みな同じようにエサのあとを追いかけてたあと、プイっと横を向いてやり過ごしてしまう。

つまり、追いかけてくる最初のサヨリに気に入ってもらえない場合は、その後もどのサヨリにとっても気に入ってもらえない。

気に入るエサ。気に入らないエサ。・・・いったい、何が違うのだろう?

僕は、せっかくの見釣りができるいい機会だったので、いろいろ試してみた。

サヨリたちが教えてくれたこと

このときの見釣りでいろいろ分かったことがありました。

あくまでも、この日、この時間に、この場所にいたサヨリに限定されたことなのかもしれないけど・・・

<この時の環境条件>

ナギ ほぼ無風 潮は澄み澄み 干潮前後の潮止まり

①エサとエサ付け

当日は、2つのオキアミ(Sサイズ)を使用。2つのエサとも商品・銘柄はまったく同じ。

ひとつは、当日の朝に買ったもの。そして、もうひとつは以前の釣りの際に買ってクーラーボックスに入れたまま使わなかったもの(つまり、一度少し自然解凍したけど、自宅で再度冷凍させたもの)。

圧倒的に当日の朝買ったエサの方がサヨリたちにとっては気に入られていた。
たま~に、古いエサ(再冷凍したもの)でも釣れることはあったけど、それは本当にごくたまに。
サヨリたちには、鮮度の微妙な違いがハッキリ分かるようでした。

まるで、
「私たちはこう見えてもグルメなんだから、フレッシュなものしか食べないわよ」と言っているかのように。

次に、オキアミの頭について。

釣りをしていてアタリはあるけど、ハリがかりしない場合はオキアミの頭だけなくなっていることが何度もあった。

以前、勝浦の釣りエサ店「サンデー」のご主人に、「サヨリはオキアミの頭から出る汁のニオイが好きだから、ハリ先が頭のところにくるように丁寧につけるべし」という話を直接聞いたことがあって、それを実践しているつもりだった。

でも、少しでもハリ先とオキアミの頭がズレているとサヨリたちは器用に頭の部分だけを食って逃げてしまうということが見ていても分かった。

また、頭がついていない状態のオキアミには、ほぼすべてのサヨリが興味を持たなかった。

まるで、
「アタマのないオキアミなんか食べるわけないじゃない! 私たちの好みを知らないの?」
と言われているかのように。

さらに、ハリの先っぽだけでなく、チモトが多少エサからはみ出していてもダメ。

「ちょっとくらいはみ出ているけど、めんどくさいから、いいや」とそのまま投げ入れると、ほぼ確実にサヨリたちは興味を持たない。というか、危険を感じるようでエサを追いかけない。

逆に・・・しっかりハリ先とオキアミの頭が合っていて、ハリ全体がオキアミの中にキレイに埋め込まれた場合は、サヨリたちが興味をもち、最終的にきちんとハリがかりして釣れたような気がする。

しっかりハリつけしないと、まったくダメ↓↓

オキアミエサのハリつけ

②ハリスとハリ

当日の釣行で、僕が作って持って行った仕掛けは、下記の組み合わせ。

(ハリはすべて袖バリ ハリスはすべて長さ1.5メートル)

ハリ3.5号=ハリス0.4号

ハリ4号=ハリス0.6号

ハリ5号=ハリス0.8号

ハリ5号=ハリス0.4号

そして、予備として市販の仕掛け

ハリ4号=ハリス0.4号(ただし、長さは45センチメートル)

サヨリ仕掛け

朝マズメの薄暗い時間帯は、ハリスの太さはあまり関係なかったと思う。

でも、見釣りするできるような時間帯は、ハリスが太いとほぼダメ!

そして、ハリスも長くないとダメ!

その時間帯でも釣れたのは、太さ0.4号&長さ1.5メートルのハリスを使った場合。

0.6号のハリスで、たまに釣れる。0.8号では見向きもしない感じでした。

また、途中で持作した仕掛けがなくなりそうになってしまい、市販の仕掛けも使ったけど、こちらの仕掛けでは、日中はまずダメだった。

やはりハリスが短いとエサが自然に漂わず、またエサのすぐ近くにサルカンとかウキとか異物があるので、サヨリには危険と判断されるようでした。

まるで、
「このオキアミ、なんか不自然ね。怪しいし、気に入らないわ!」と言っているかのように。

本当に・・・本当に繊細ですね。サヨリって!

つくづく実感しました。

ちなみに、当日はあまりハリの大きさは関係なかったと思います。

3.5号のハリで30センチ級サイズのサヨリが釣れることもあったし、逆に5号のハリでもエンピツ級サイズのサヨリが釣れることもあった。

大事なのは、丁寧なエサ付けのようでした。

誘い

エサを投入後、ゆっくりリールを巻いて引いてくるのだけど、ただ引くだけじゃダメ!

引いて、引いて、サヨリの気をひく。少し引くのをとめて、サヨリに食う間を与える。

それでも、サヨリがどうしようか迷っている場合は、スッと竿を横にあおってエサを動かす。

すると、とたんに食い付くことがある。

あるいは、ゆっくり引いて止めたあと、再度引くときは少し引く速度を速めてみる。

そういう変化をつけた方がサヨリたちには好まれるようでした。

引いたり、止めたり、速めたり。

変化をつけずにただ巻きしていると、
「もうちょっと上手に誘ってよ! まったく、ヘタなんだから!」と言われているような気がしました。

ホント、おもしろいですね。サヨリ釣りって。

サヨリ

まとめ

当日のような環境の条件下では、

■エサは新鮮なものを使い、さらにハリに丁寧につけないとダメ(とくに、ハリ先をオキアミの頭に合わせ、ハリ全体をオキアミの中に埋め込むように)。

■ハリスは細く(できれば0.4号)、長い(1.5メートルくらい)方がよい。

■サヨリの興味をひくように、うまく誘う。
具体的には、エサをゆっくり引いたり、止めたり、速く引いたりと変化をつける方がよい。

当日釣りあげたサヨリは、夜のうちにさばき、翌日天ぷらにしていただきました。

もう少しさばく練習もしないといけないなと思う。

サヨリをさばいたもの

サヨリの天ぷら

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする