館山「安田丸」にて船釣り(釣果はシマアジ、ヒラソウダ、イサキ)~2021年10月6日の沖釣り②

館山・相浜港発の「安田丸」にて沖釣り~後編

後半は、ウイリー仕掛けでシマアジ狙い!

2021年10月6日に館山・相浜港発の「安田丸」さんにお世話になって、沖釣りをしてきました。
今回はその時の船釣りレポート(後編)です。


海況も良く、船中でもいろいろな魚が釣れていたこの日、予定通りに後半の3時間はウイリー仕掛けでシマアジをメインで狙うことにした。

ウイリー仕掛けで魚を釣るには、たえず竿をシャクっては止めて・・・これを繰り返す必要がある。
そのため、2.7メートルのロッドでは少々やりにくいので、シャクリ釣りにふさわしい2.1メートル(7:3調子)のロッドに変更して対応。

ウイリー仕掛けは市販のものを使用。

シマアジ釣りの仕掛け

3本ハリのものが多いけど、この他に4本ハリの仕掛けも用意してきた。

早速、ウイリー仕掛けで釣りを開始。

ウイリー仕掛けでの釣りの場合は、1本バリの仕掛けでの釣りと違って、一度底まで仕掛けを落とし、底から5メートルくらい上までをシャクることによって誘いつつ、うまく魚に食わせていく。

簡単なように思えるけど、実際にやってみるとなかなか食ってこない。

ウイリーを使った釣りを初めて20分くらいして、ようやく最初のアタリ。

引きが強くなかったので、シマアジではないとすぐに分かった。

上がってきたのはイサキ(2連)。
ウイリーのハリと一番下の空バリに付けたオキアミに食ってきた。

本命魚ではないとはいえ、ウイリーで魚が釣れてホッとする。
何しろ、ウイリーを使うのは本当に久しぶりだったし、本格的に腰を据えて使うのは初めてだったので。

魚を取り込み、手返しよく次の仕掛けの投入へ。
仕掛けを底まで落としたら、根がかりしないようにすぐに2メートルほどリールを巻く。
仕掛けがなじんだら、海面に向けて下ろした竿をキュッと水平になるくらいまで上げて、数秒間待つ。
アタリがなければ、また海面に向けて竿をおろしながら、リールを半回転ほど巻く。
そして、またキュッと竿を水平になるくらいまでシャクりあげる。

底から5メートルくらいまで仕掛けが上がったら、もう一度底まで仕掛けを落とし、まったく同じことを繰り返す。
それでもアタリがなければ、仕掛けを回収してコマセを詰めて、再投入する。

これをひたすら繰り返す。

コツはなんとなく掴んだ。あとは、釣果がほしい。

シマアジ!・・・小さいけど。

船の中では相変わらずポツポツといろいろな魚が上がっている。
見ると、隣の釣り師さんも小型のシマアジをポツポツと上げている。

しばらくすると、イサキとは明らかに違うアタリが僕の竿にもきた。
重量感はないけど、引きの強い魚だということが分かる。
慎重に慎重に、一定のペースでリールを巻く・・・これ、シマアジだろう?
巻き上げながら確信する。
そして、海面に銀色に輝く魚が見える・・・シマアジだ!

大きくない。でも、うれしい。

シマアジは口が弱いから取り込みのときにバラしやすい。
とはいえ、やはり一気に取り込むしかない。グズグズしてバラしてしまったら後悔することになる。

バレるなよ、と思いながらハリスを引き上げる。
なんとか無事に魚を引き上げることができてホッと一安心。

釣れたシマアジ

大きさは30センチ弱くらいかな。

その後もイサキと交互にシマアジのアタリが続く。たまに、ムロアジも釣れる。

途中、ポイント移動があったけど、浅めの水深(20~25メートルくらい)での釣りが最後まで続いた。

午前11時ごろ、船長から「もうすぐ沖上がりとなります」というアナウンスが・・・

結局シマアジは小型のみで4匹。
取り込みのときにバラしたのは5匹以上あったかもしれない。

また、途中、一気にハリスを切られる大きなアタリや40メートルくらいラインを持って行かれた挙句に高切れしてしまう(船長曰く、シマアジ特有の根に潜られるパターン)ということもあり、課題の多い釣りになった。

船長の話によると、日によって長ハリスを使った1本バリで釣った方がいいときもあるけど、最近はウイリー仕掛けで誘いを入れ続ける釣りの方が有利とのこと。

今回は前半の3時間くらいは慣れた1本バリ(長ハリス)で釣りをして、後半の3時間をウイリーでの釣りにあてたけど、次回チャレンジすることがあれば、ウイリーをメインにした釣りをして、どうしても食いが悪ければ1本バリで勝負するというスタイルでもう一度挑戦してみたい。

ただ、ウイリーでも3本バリの仕掛けならばなんとか扱えるけど、4本バリの仕掛けを使うと格段に手前マツリが多くなることも分かった。
ウイリーをメインにする場合でも、しばらくは3本バリで勝負していこうと思う。

毎度毎度、釣りをすると課題ばかりがみえてくる。
本当に一進一退だな、と思う。

それでも、楽しかったのは間違いない。

安田船長、毎度楽しい船釣りをさせてくださり、いつも僕の質問に丁寧に応えてくださり、本当にありがとうございます!

この日の沖釣りの後半戦の釣果

「安田丸」での釣果

シマアジ(小型)、ヒラソウダ、ムロアジ、イサキ。

シマアジは小型のみの結果に終わり、中型~夢の大型シマアジは次回以降の持ち越し。

なお、今回釣れたヒラソウダは薬味をたっぷりのせてタタキで・・・

ヒラソウダのタタキ

マダイやムロアジは干物にして・・・

マダイとアジの干物

シマアジは刺身で・・・

シマアジの刺し身

どの魚もとてもおいしくいただきました。

ウマい! 房総の魚たち!!

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