3月26日の房総サヨリ釣り<実釣編① 勝浦興津>

3月26日の房総釣りレポート第一弾 午前の部(勝浦 at興津中堤)

早速サヨリが・・・でも、その後は苦戦

2019年3月26日、午前5時40分ごろ勝浦市の興津海浜公園の駐車場に到着。
早速車から道具をおろして、徒歩すぐの興津中堤へ。サヨリが釣れているならすでに人がたくさんいるだろうと思いきや・・・

興津中堤の画像だあーれもいなーい。
チャンスなのか、場所選びに失敗したのか・・・とにかく朝マズメ。やるだけやってみよう。
堤防の中ほど、「く」の字に曲がった先の部分。ここがこの堤防のサヨリ釣りの一番の場所。早速そこに陣取り準備を開始。すると、ぞくぞくとサヨリ狙いと思われる釣り師が・・・
どうやら、ただ単に僕が少し早めに来ただけのようだった。
やっぱり「く」の字に曲がった所から埋まっていきました。皆さんご存知なんですね。

午前6時過ぎ。釣り開始。コマセを10杯ほどバシャバシャまいて、一投め。するとすぐに、コツコツと魚のつつく感覚が。合わせを入れたけど、空振り。いる。魚がいる。

エサをつけかえて、仕掛けをすぐ投入。するとビクンビクンとハッキリとアタリが。
リールをまいて・・・早速一匹。

サヨリ

20センチほどのサヨリ。小さいめだけど、うれしっ!
釣れた瞬間、釣りの準備をし始めた左隣の人と目が合い、思わず「サヨリいますねー」とサヨリを見せて言うと、その方もにっこり笑って「ああ、よかったよかった。昨日も釣れていたけど、サヨリは回りモンだから、今日はいねぇってこともあるからさ、いるのが分かって何よりだよ」と。 昨日も釣れていた? おおっ、いい話!!
すると、その釣り師は、なんと一投目から30センチオーバーと思しき良型サヨリをゲット。
今日は当たり日かも・・・なあーんて、それはヌカ喜びだった。

その後は、入れ食いには程遠い状態。ポツポツと30分に一匹ペース。
午前8時を回ると、予報より早く雨がシトシト。でもサヨリ釣りには、良い天気で、ときどきサヨリがジャンプしている。なのに、食い付きはイマイチ。
ふと見ると、堤防にはサヨリ釣り師が10人ほど。総じて苦戦されている様子。
午前11時。潮が止まり、魚の気配が全くなくなったため、予定より1時間早く終了。
釣れたのは全部で13匹。他にバラしたのが3匹ほど。

釣れたサヨリ

そして、気がつけば10人ほどいた釣り師が僕と左隣の人の二人だけに。
そういえば、ついさっきまで近くにいた常連と思われる釣り師さんたちのおしゃべりが何となく聞こえていました。「今日はボウズだよ」とか「場所、変えた方がいいべ」とか。
僕はたまたま早く来て、いい場所を取れたから釣れたんだなと改めて思うことしきり。
冬の間に成長したサヨリは、簡単じゃない。

 

 

一番釣った人の仕掛けの秘密は・・・

そして、11時過ぎ、他の釣り場への移動のため、片づけていると・・・
お隣さんも、「もうサヨリいなくなっちまったなぁ」と僕に言いながら片付けを開始。でも、表情はニコニコ。今日の堤防のトップ賞は、間違いなくこの方だと思う。

「どのくらい釣りましたか? かなり数をあげましたよね?」と訊くと、
「うーん。25くらいかな。もうちょっと取りたかったけど。まあ、仲間が釣れなかったことを思えば上出来かな」と。

僕は、正直かなり工夫して釣りをしたつもりでした。仕掛けを素直に潮に流してみたり。逆に仕掛けを流さずにすぐ引いて誘ったり、少し止めたり。他の人が食わせたポイントの距離を見て、それに対応した距離に仕掛けを投げたり。エサもオキアミだけでなく、イカの切り身にしてみたり。

僕の感覚では、その方は同じペースで淡々と釣りをしているように見えていた。とくに状況に合わせて釣り方を変えているようには見えなかった。 それなのに、20匹超えとは・・・

思わず訊いてしまいました。「ハリとハリスは、いくつ(何号)をお使いですか」と。
すると、「ああ、ハリスは0.4号。細すぎるなんて言われるけど、絶対こっちの方が食いがいいからさ。ハリかい?ハリはソデ(袖バリ)の3号。仲間からは3号なんか使っているから小さいのばっかり釣るんだよ、ってチャカされるけどさ。ガッハッハ・・」
などと、謙遜されていたけど、隣にいた僕は知っている。35センチを超えるようなデカいサヨリを何尾か釣っていたのを(ちなみに、ハリスの長さは全部1mとのこと)。

そして、「サヨリは目がいい。冬から春は潮も澄んでいることが多い。だから、俺はこの仕掛けなんだよ」と。

なるほど。釣れる人は考えてさらに慎重に仕掛けを組んでいる。

僕の仕掛けは、ハリが4号、ハリスは0.6号(それ以外には予備用で、ハリ5号バージョンとハリスが長いバージョンを持っていただけ)。

その方の仕掛けはハリが3号、ハリスは0.4号。

以前ネットで、サヨリの成長に合わせてハリを選ぶべし、と読んだことがある。「年ごと、地域ごとに変わるけれど、一般的には秋のサヨリには3号、年末~年明けくらいの時期は4号、2月や3月は5号くらいが目安」と。そして、それに応じたハリスを結ぶべし、と。

でも、3月初めごろ釣ってみてハリ5号では大きすぎると思うことが多かった。コツコツとアタるけど、食わないことが多かった。だから、そのネット情報よりワンサイズ小さいハリを使っていた。しかし、実際の現場で、すぐ隣で、ほとんど同じ状況で釣りをしていながら倍釣る人は、さらに小さいハリと細いハリスを使っている。僕のウデの問題はあるとしても。

最後に、その方は「でもさ、勝浦でも豊浜とか川津あたりの波が大きく当たってくる場所では、もっと大きい仕掛けのほうがいいよ。あっちのサヨリはもっとタフでデカいから、そのくらいでないと上がんないのさ」とのお話もくださいました。

ホントに、現場で、ナマで仕入れる情報は勉強になる。どんな情報源より貴重だ。

まあ、釣りをするたびに回りの人に感心しているばかりで、肝心の自分自身の釣果にいかせていなかったりして・・・

そして、このあとはセブンイレブンでしばしの休憩。
その後は、午後の釣り場を求めてフラワーラインを鴨川&千倉方面へ走らせました。

<3月26日の房総釣りレポート第二弾 午後の部>へつづく。