千葉・館山「松丸」での船釣り~後編(釣果はイサキ・メジナ)
相浜港「松丸」さんでの船釣り日記~後編
後半は、マダイ&イサキ(小型のシマアジ)を狙う釣り
2021年7月6日に館山・相浜港から出船している「松丸」さんに乗って沖釣りをしてきました。
そのときの船釣りのレポートの後編です。
前半のシマアジ狙いのポイントでは不発に終わったけど、「松丸」さんでの釣りはまだ続く。
後半はマダイをメインで狙った釣り場とイサキや小型のシマアジを狙った釣り場を巡る。
まずはマダイのポイントへ。
ほぼ満船になっている釣り客たちがいっせいに仕掛けを投入していく。
しかし、前半と同様になかなかアタリがない。
これだけ多くのお客さんたちがどんどんコマセをまいているのだから、魚たちは集まっているはずだが・・・
やはり、前日までの悪天候続きによる水温低下で、魚たちは食い渋っている様子。
ちなみに、この日は雨もほとんど降らず、海もベタ凪。
本当に鏡のような海だった。
海も船の上もシーンとしている。
誰かが口火をきってくれないかな、と船長がつぶやく。
・・・こんなときは、「誘い」をかけることだな。
僕の今までの少ない船釣り経験と動画や書物で学んだマダイの食い渋り対策として有効な誘いをかけることに専念してみる。
船長の指示タナに合わせていた仕掛けを、ゆっくり持ち上げて、そして5~6秒止めて、またゆっくりとタナに合わせて落とし込む。
これをひたすら繰り返す。
・・・しかし、アタリがない。
4号ハリスから、ハリス切れ覚悟でサイズを3号に落とすか。そんなときは、クッションゴムをより長いものに変えればいいんだっけ?
しかし、その作戦も効果なし。
その後、船中で中型のマダイが上がったとの知らせがあり、もう一度ハリスを4号に戻す。
しばらくして、マダイのポイントでようやくアタリがある。
釣れたのは、メジナ。
船長が「沖のメジナは夏でも臭みもなくてウマいから持ち帰ってぜひ食べてください」とやさしく話してくれる。
せっかくの釣果だから、もちろんキープ。
それ以降、少しずつアタリが出始め、メジナやウマヅラハギ、フグなどが釣れた。
釣り客たちがポツポツといろいろな魚を釣ったあと、いよいよ最後の浅場へ移動。
イサキは好調! シマアジは・・・
さて、イサキのポイントはかなりの浅場の10メートル前後がタナとなる。
このイサキのポイントに小型(30センチ~40センチ)のシマアジが混じることがある。実は、それが一番のターゲット。
ここで使う仕掛けは3本ハリ&3号ハリス&全長3メートルのもの。
イサキをメインで狙うならハリスは1.5号~2号くらいの方が食いがいいのだろうけど、あくまでも本命はシマアジなので、やや太めのハリスで勝負していく。
仕掛けを投入していくと、すぐにアタリがある。
強い引きではない。上げてみると、やはりイサキが釣れてくる。
ダブルで釣れることもある。イサキはかなり好調の様子。
途中に強いアタリがあり、期待をもって上げてみたら・・・大型のイサキ。
型がいいのでうれしいけれど、やはりシマアジを釣りたい。
時間がなくなってくるので、とにかく手返し良く釣りをしていくけど、イサキがどんどんバケツに溜まっていく。
すると、船長から「あとひと流しで終了になります」とのアナウンス。
せめて、シマアジのアタリがほしいと願いを込めて最後の一投をしたが、結局アタリがなく、タイムアップ。
シマアジは次回に持ち越し。
・・・毎回そう言っているような気がするけど。
この日は、隣に座った釣り師さんが経験豊富なベテランの人で、また話しやすい人だったので、ずいぶんお話をする機会が多かった(ちなみに、その方は終日シマアジを専門で狙っておられた)。
「シマアジはなかなか狙って釣れる魚じゃないからね。釣れることが少ないからおもしろいし、シマアジの手応えを味わいたくてこりずにこの船に乗るんだよ。」とおっしゃっていた。
もう十年以上前から「松丸」さんに乗船しているらしい。
たしかに、「松丸」さんの船長はベテランの雰囲気があるけど、表情も話し方もとても温和な方で、多くのファンを惹きつける理由が分かったような気がした。
一見のお客である僕に対してもとてもやさしかったし、アドバイスも的確で、船釣りに慣れていなくても充分に楽しめる船だなと思う。
この日の釣果(持ち帰りの魚)
イサキ(最大40センチのイサキが、たまたま混じった)
イナダ、メジナ
・・・大本命のシマアジは小型も含めて今回も釣ることができなかった。それらしいアタリもなし。
簡単に釣れる魚ではないから仕方ないけど、今回も残念な結果で終了。