船釣り用のタックルを新調しよう!(前編)~ロッド&リール

釣りに行けないので、準備だけはしておく

千葉県全域が「緊急事態宣言」エリアになってしまったので、新しい釣り具でも買おうかな

ワクチン接種が進んでいる一方で、まったく歯止めがかからない新型コロナウイルスの感染状況。
そのため、2021年8月2日から僕の海釣りフィールドである千葉県全域も対象エリアになってしまいました。
今までとはまるで違う感染拡大傾向と医療現場のひっ迫状況を考慮し、千葉県が宣言解除エリアになるまで釣りは自粛する予定です。

釣りに行けないなら、そのときのために準備だけはしておこうと考えて、以前からほしかった釣具を少しずつ買いそろえはじめました。
今回は船釣り用に新調したロッドとリールについての記事です。


当初は8月末ごろまでの予定だった千葉県の緊急事態宣言も延長されるようで、現時点では9月12日までになる見込み。

そのときのために竿とリールを購入しようと思いたち、仕事の合い間に向かった先は東京都江東区にある上州屋東陽町店。

上州屋東陽町店

このお店は豊富な品揃えと親切で知識も豊かなスタッフがいるので、仕事で東京方面のこちらエリアに来たときは特に用がなくてもついつい寄ってしまうのだけど、今回は目的があっての訪問。

目的とは船釣り用の新しいロッドとリールを購入すること。

ロッドについては、事前にカタログやウェブサイトを見て、ある程度目当ての商品をいくつか決めていた。

早速お店の中のロッドコーナーへ行き、ズラっと並んだ竿を見て歩く。しかし、船竿コーナーをいくら探しても目当ての商品がない。

別に急ぐわけではないので、僕はお店にある広いカウンター(会計コーナー)に行き、取り寄せを依頼することにした。

すると、店員さんから意外な回答がある。

「実は、コロナウイルスの影響で中国の工場での生産がまったく進んでいないのです。ロッドについてはご希望に添えかねるかもしれません。ただ、もし目当ての商品が決まっていたら、いつ頃の入荷になるかオンラインですぐに調べることができますよ」

うーん。いまだにコロナウイルスの影響がこんなことにまで・・・釣り竿の購入にまで影響を及ぼしているとは。

まあ、せっかく探してくれるということなので、カタログを見ながらメボシをつけていた品名を店員さんに伝えていく。

店員さんはパソコンの画面とにらめっこしては、「申し訳ありません。その商品の入荷の目途はたっていないようです」とか「その商品は3カ月待ちになってしまいますね」という残念な答えを繰り返すばかり。

どうやら本当にロッドの生産状況は厳しい様子。

結局、いくつか候補にしていたロッドはすべて購入の目途がたたないことが分かり、がっくり。

すると店員さんが「お客さん、お探しの竿から察するにコマセ釣りをされるんですか? マダイとか青物ですね?」と訊いてくる。

店員さんからの質問に対して、「その通りです」と答えてから続けて以下のように状況を説明した。

  • コマセマダイ釣りが好きだが、普段は多くの魚種に対応した、汎用性の高い2.7メートルの6:4(ロクヨン)調子の竿を使っている
  • 今回は、より感度がよく、より微妙なアタリをとれて、ある程度の大物にも対応したやや上質な竿を希望している
  • 60号~80号くらいのオモリが背負えて、置き竿でも手持ちでも扱いやすい竿を希望している

僕の話に対して、店員さんは使いやすい竿のタイプ(長さ、調子)を提案してくれただけでなく、カタログからいくつか具体的な商品を選んでくれた。
そして、すぐにそれらの在庫や入荷状況も調べてくれた。

・・・しかし、やはり購入できない状況とのこと。

残念だけど、仕方ない。

結局、竿は自力で探すことにして、リールの相談をすることにした。

しばらくは手動リールで、がんばろう

リールについては、今までずっと手巻きリールを使ってきて、そろそろ電動リールも検討しようかなと思っていた。

電動リールをひとつ購入しておけば、それぞれの時期の釣り物や狙うタナに応じて手動と電動を使い分けることができる。
また、息子と一緒に船釣りに行くときには、どちらかが電動を使い、もう一方は手動を使う。
そんなことを漠然と考えていた。

でも、せっかく詳しい店員さんがいるので、先述したような僕のしたい釣りにちょうど良いリールとして、手動・電動問わず、どんなものを購入すればいいかお聞きしてみると、

「ざっくり言いますと、釣るタナが60メートルより深いならば電動のほうが釣りをしている最中にも時間の節約ができるし、疲れないし、いいと思います。そして、それよりも釣るタナが浅いならば手巻きでも充分ですし、その場合はむしろ手巻きの方が魚の引きをダイレクトに味わえて楽しめる、という人も多いですよ」とのこと。

そういえば、何度かお世話になった鴨川の船長さんも同じようなことを言っていたな、と思い出す。

それならば、当面は手動リールでもイケそうだな。

もしかしたら、竿の購入に当初考えていた予算よりお金がかかってしまうかもしれないし、息子と二人で釣りに行って大物がかかったときも励まし合いながら手動リールを必死に巻くのもおもしろいかもしれない。

ということで、今回は・・・というより今回も手動リールを購入。

シマノ バルケッタSC 1000タイプ

購入したリール

さらに店員さんラインも合わせて購入したいというと、「おすすめはこちらのラインです。200メートル巻けますよ」というので、そのままお願いした。

PEライン

目当ての竿は購入できなかったけど、親切な店員さんにいろいろとアドバイスをもらうことができたし、そのサービスはとても満足度の高いものだったと思う。

エサ釣り、ルアー釣り、ウキ釣り、カゴ釣り、投げ釣り、船釣り・・・釣りには本当にたくさんのジャンルがあり、同じスタイルの釣りでもターゲットによって、また釣りをする時期やエリアによっても釣り方が違うし、そうなれば使うタックルも違ってくる。

自分が釣り具店に行ったときに、たまたま僕のしたいジャンルの釣りに詳しい店員さんがお店にいてくれればいいけど、そうでないこともある。

今回訪問した上州屋東陽町店は、何か釣りに関して店員さんに質問すると、その人がそのジャンルの釣りに詳しくない場合はいつも代わりの店員さんが出てきて対応してくれる。

24時間営業の大型店舗だからできることなのかもしれないけど、こういうお店があると本当に心強い。

スタッフの皆さん、そして応対してくださった親切な店員さん、ありがとうございました。