館山へ(住宅補修のお手伝い&夕方のカゴ釣り)
10月10日、館山へ
被災された方の住宅で補修工事のお手伝い
この日は、先日参加した館山市のボランティア活動(台風15号による被災者への支援活動)で知り合った人の知人の家へ屋根や外壁の補修工事のお手伝いに行くことになりました。
「正午から午後6時頃までの作業になる」とのことだったので、僕は早めに館山に行き、昼食をとって現地の住宅へ。
補修工事・・・といっても、屋根にかけたブルーシートをさらに補強したり、一部かかっていないところにシートをかけたり、割れてしまった窓ガラスに厚手の段ボールとブルーシートをはめ込み、雨風が入らないように外側と内側を補強したり。
それと、窓や屋根裏回りはカビの状態もひどかったので、カビ落としをかけて拭きとるという作業もしました。
さらに、今週末に来ることが予想されている台風(19号)に備えて、落下の危険のある瓦を事前に下ろす作業も実施。これは、不慣れなせいか内心ヒヤヒヤの作業でした。
その家にお住まいの方の話だと、館山や南房総、鋸南町などの地域では、屋根の補修工事の業者さんが、忙しすぎてまったく対応してもらえない状態とのこと。
補修工事の見積もりに業者さんが来てくれたのは3週間前。でも、いまだに見積もりすら送ってこず、工事の目途も立たないとのこと。聞くところによると、台風から1カ月近く経った今でも業者さんは毎日20件くらいの家に現地調査と見積もりに行かなければならないらしい。
また、こういう状況につけ込んで「屋根や壁の補修をすぐやります」などと言って、地域外から訪問してくるインチキまがいの業者も多いそうで、「知らない業者に頼むのは怖いから地元の業者さんの仕事の順番を待つしかない」とのことでした。
当日は予定より早い午後4時ごろ作業終了。
お茶やお菓子をごちそうになり、その家を後に・・・
夕方は、館山市内の堤防でカゴ釣り
作業の後、まだ時間があったので、東京へ帰る前に館山市内の堤防へ。
この堤防は周囲から目立たない場所にあるので、予想通り空いていた。
ここには以前に一度来たことがあるけど、その時はフグの猛攻の中、ショゴが釣れたので僕としてはイメージのいい場所。
さて、来たのはいいけど、準備がバタバタ。
夕方~夜に時間があったら釣りしようかなと思っていたけど、実際にするかどうかは直前まで分からなかったので、本当にバタバタ。時間も限られているし、わくわくするヒマもない。
空はどんよりとした曇り。風も強くなく、潮の雰囲気も悪くなさそう。
狙いは青物。カゴ釣り。
ここは、水深が浅い(せいぜい3メートル)けど、イワシやアジを狙った青物が朝夕のまずめ時に回遊してくることがあるらしい。
早速、それを狙って投げる。
あまり遠くに投げてもコマセが効かないので、30メートルくらい沖へ。
手返しよく次々に投げる。
弱いアタリが続く。全部フグ。
予想はしていたけど、フグ多し。水深がないからタナを変えるといっても限度がある。
試しに、底いっぱいのタナにして投げ続けると・・・
なんと、シロギス。
カゴ釣りで、しかもアキアミのつけエサでシロギスが釣れるとは・・・
オキアミでも釣れるというのは聞いたことがあるけど、思わぬ魚が釣れて不思議な気分。
その後も底いっぱいのタナで続けてみたけど、釣れるのはやはりフグ。
しばらくすると、なにやら海面がざわついてきて・・・イワシかな?アジかな?
ここで、それら小魚を釣って、泳がせにして青物を狙う作戦に変更。
もう一本竿を出し、サビキ釣りを開始。
すると、釣れてきたのはアジ。泳がせ釣り用にバケツに入れて生かしておく。
しばらくすると、沖の方に青物らしき魚が跳ねているのを発見。
ルアーの用意もしていないし、カゴ用の仕掛けを泳がせ用の仕掛けに変更し、沖に投げる。
もうすぐ夕暮れ。泳がせを仕掛けを何度も投げるが、アジがかじられる様子もない。
すっかり薄暗くなった午後5時半、納竿。
今日はたいした釣果ではなかったけど、フグ対策と状況に応じて臨機応変に狙い方を変える釣りができれば、この堤防はもっと面白い場所になると思う。
結局、バケツの中で弱ってしまったアジとウリンボ(イサキの幼魚)、シロギス一匹の持ち帰り。唐揚げでいただきます。
釣り自体は楽しむほどできなかったけど、いろいろなことがあったので、それなりに充実した一日だったかな、と思う。