マイワシの数釣り~千葉県外房・鴨川の堤防にて

今年の初釣りは、マイワシの数釣り

3カ月ぶりの釣りは南房総と鴨川へ

2020年1月3日。およそ3カ月ぶりに釣りに行きました。

毎年、11月と12月は休みがほとんど取れないので、年明けの正月休みの3日にようやく釣りに行くことができました。

釣り場の第一候補は富浦。カマスや青物が釣れる日もあるようだし、アジも好調らしい。

早速3日の午前6時前に富浦新港に到着。まだ夜明け前で真っ暗なのに、堤防付け根まで車がびっしり。車を留める場所すらない状況。さすが人気漁港。即あきらめて、その場合に備えて第二候補にしていた千倉方面へ。

この千倉地区。最近、地元在住の釣り仲間から、
「サヨリ?型の良いのがポツポツ上がっている日もあるよ。でも、まだシーズンには早い。
それより今年はアジが好調だよ」
と聞いていたのです。

久しぶりの釣りだし、ボウズはイヤだし、アジでもいいかな。たくさん釣れるなら、そのアジを泳がせて一発大物でも狙ってみるかな、と。

千倉港

そして、午前6時半ごろ千倉方面ではなじみのある千倉港に到着。
普段あまり釣り人がいない港なのに、この日は結構いる。駐車場からかなり歩く必要がある赤堤防の先端まで数人の人が・・・

到着した際に、アジ釣りを終えて引き上げて来た人に話を聞くと、
「最近は港の奥の方でアジが上がっているよ。港の奥に群れが居ついているみたい」
とのことだったので、赤堤防の途中にある突堤手前で釣りを開始。

千倉港での釣り

しーん。しばらく釣りをしていても海からの本能はナシ。向かい側の堤防にいる釣り師たちも釣れている様子がない。どうやら朝の時合いはすでに終わってしまった様子。

しばらくして、ようやくウキがスポッと沈み、上げてみると・・・

釣れたコノシロ

25センチくらいのコノシロ。うーん、ビミョーだなぁ。とりあえずリリース。

その後、ときどき釣れるのは小さなサッパとフグのみ。アジの姿はなし。

昼前に千倉港をあきらめて、移動することに決定。
ここでは、釣果には恵まれなかったけど、途中で話をした何人かの釣り師さんたちから、
「年末くらいから鴨川方面にマイワシの群れが入っていて、年明けの今でも時間帯によっては入れ食いになるみたいだよ」という情報をゲット。

まあ、今日はどこに行っても場所取りも大変そうだし、鴨川方面の釣り場をいくつか見て釣り座を確保できそうな場所があれば、やってみる。ダメなら、そのまま勝浦方面へ行って夕方のマズメ時にアジでも狙ってみるか。

ということで、途中の和田港や江見港、太夫崎港などを見学しながら移動&食事。

そして、午後2時ごろ鴨川市内の港へ。

鴨川のマイワシ情報は本当だった!

港の中は車がたくさん止まっていて、ファミリーフィッシングを楽しんでいる人たちが多い。
しばらく見ていると、イワシがポツポツと釣れている。

釣りをしていた人に話を伺うと、
「マイワシです。けっこう大きいですよ、ホラ!」と見せてくれました。

たしかに大きい。20センチくらいありそう。

「よし!やってみよう」

といっても、皆さん係留している船の間などでも釣りをしているくらい混雑しているので、自分の場所がなかなか見つからない。堤防中を歩き回り、ようやく釣り場所を見つけて、開始。

鴨川の港この日は快晴。時間は、まだ真っ昼間。水は澄んでいる。港の中は流れも弱く淀んでいる。
手持ちの仕掛けで釣れるだろうか? 持っているのは、この仕掛けシリーズのみ。

サビキ仕掛けこういう状況で釣るのだから、ハリスは細いモノがいい。そして、大きいとはいえイワシなのだから、ハリも小さめのモノがいいだろうということで、上記の中の0.8号タイプと1号タイプを使用。

コマセをまき続けること15分くらいかな。ようやく魚の気配が・・・

そして、小さなアタリ。上げてみると、17~18センチくらいのマイワシ。

鴨川で釣れたマイワシ

その後、サッパとともにマイワシが釣れる。一投すると、1~2匹のペースで・・・

釣りをして、1時間ちょっとくらいかな。すぐそばの船の漁師さんが二人来て、
「ワリいけど、漁に出る準備をするから、場所を移動して釣りをしてくれ」
「あと、コマセをきれいに流しておいてくれな」
とのこと。

夕方になれば、鈴なり状態でマイワシが釣れそうだったし、その時間には大きなアジも釣れ始めるという話を聞いていたので、もう少し釣りをしたかったけど、やむなく納竿。

久しぶりの釣りだったし、2カ月半の仕事詰めの疲れも残っていたので、今日はこれにて終了することに。

いろいろあったけど、それなりに楽しめました。カタクチイワシやウルメイワシは今まで数釣ってきたけど、マイワシをこんなにたくさん釣ったのは初めてでした。

結局、持ち帰ったマイワシは28匹。最大のモノは22センチ。

鴨川方面で釣れたイワシ

翌日、イワシは「くるくるフライ」と「梅肉和えの煮物」としていただきました。

イワシのくるくるフライ

イワシの梅肉和え

「くるくるフライ」とは、イワシの身に梅干しのすりおろし、スライスチーズ、シソの葉を入れて身をクルッとまるめ、衣をつけて揚げた料理。
身がフワッとして、衣がサクッとしていて、ホントにうまかった。

まあ、料理したのは、僕ではないけど・・・

房総のアジはもちろんウマいけど、イワシも相当にウマいですね。