サヨリ釣り(千葉県勝浦)~数釣りのはずが・・・

サヨリを釣りに、またまた外房・勝浦へ

え、昨日サヨリ50匹ですか?

1月27日、先週に続き3度目の勝浦へ。もちろん、サヨリ釣りに。

場所も前回、前々回と同じ堤防。そして、釣り座もテトラ上のほぼ同じ位置。

過去2回の釣りで、自分なりに考えたことや現場で話をした釣り師さんの釣り方を参考に
「今回は30匹・・・いや、50匹くらい揚げてやる!」と勇んで釣り場へ到着。

いつものように、明け方前から陣取り、準備して釣り開始。

勝浦の堤防

だんだん明るくなり、
「そろそろ魚の気配がしてくるな、そして今日の初アタリの頃合いかな」
などと考えながら、黙々とコマセをまき、仕掛けを投げる。

この時間になると、少しずつサヨリ狙いと思しき釣り師が堤防へ。

開始1時間、そして2時間。

まったくアタリなし。付けエサがそのまま戻ってくる。

付けエサ

魚の気配もなし。あれだけたくさんいたウミタナゴや小メジナも出てこない。

午前9時すぎ。堤防には7人ほどの釣り師が・・・
みなさん、ひたすらコマセまき&仕掛け投げを繰り返している様子。

そして、一様に「今日はなんかおかしいぞ!」と思っている雰囲気。

しばらくして、僕の隣に初めてお見掛けする年配の釣り師さんが登場。

あとで聞いたら、
「すぐそこに住んでいるから、いつも自転車で来る」という生粋の地元釣り師さんでした。

「今日はどうだい?サヨリは?」と訊いてくるので、

「いやぁ、今日はまったくダメです。サヨリどころかタナゴもメジナもいませんよ」

と僕が言うと、

「へ? 本当かい? 昨日、オレここで50匹揚げたんだよ。途中からは入れ食いになって、のべ竿に替えてさ」

僕は先週の釣れゆきの様子を知っていたので、うまい人ならそのくらいあがってもおかしくないと思った。また、今日ここに来る前に寄った地元の釣りエサ店でも、ココの堤防が以前よりも最近はさらに上り調子だと聞いていた。

だからこそ、今日はなぜ?という疑問がどんどん強くなる。

先週との違いといえば、風がやや強く、多少の波っけがあることくらいかな。

勝浦の堤防

何人かの釣り師が見切りをつけて、撤収を始める。場所の移動をするらしい。

昨日50匹あげたという釣り師さんも、コマセをまきながら海の様子を見て、

「本当だ。サヨリもいないし、タナゴもメジナもでてこない。1日でガラッと変わっちまったなぁ。今日は100釣るつもりできたんだけどな。海は、分かんねぇもんだなぁ」

とぼやくように言う。

現場の情報をもとに、移動を決断

午前11時ごろ。もうすぐ干潮。

堤防にいる人たちがそれぞれ近くに寄って、話をはじめ「ボウズ軍団会議」の雰囲気。

みなさんの話の中で、

「早朝、勝浦でアジ狙ったけど、回りもまったく釣れていなかった」

「鴨川方面では、今でもカマスがいいらしい」

「松部のサヨリもポツポツ上がっているみたいだ」

「鴨川のマイワシの群れは最近いなくなったんだって?」

などと情報が飛び交う。しかし、どの情報も決め手がなさそう。

このままココで続けて、午後からの上げ潮に乗ってサヨリの群れが入ってくることを期待するか、それとも場所を変えて別の魚を狙うか・・・

そして、僕は正午少し前に移動を決断。

午後の釣り場は鴨川方面へ。今年の初釣りでマイワシを釣った港へ。

鴨川の堤防

本当にマイワシがいなくなったのかの調査と港の外海側でサヨリがいないかの調査をかねた釣りをすることにしました。

もちろん、ボウズ覚悟で。

それにしても、勝浦でのサヨリ釣りはまったくの惨敗・・・

考えて来た新しい釣り方の試し釣りもロクにできず、でした。
まあ、条件がまったく変わってしまったのだからしかたないけど。

勉強になったことといえば・・・こういうケースに備えて、2番目・3番目の作戦をあらかじめ考えておく必要がある、ということくらいかな。