サヨリ釣り&マイワシ調査~千葉・鴨川の堤防にて
マイワシ・フィーバーだった鴨川の漁港へ
まずは、マイワシの調査釣り
1月27日、勝浦の堤防でのサヨリ釣りは撃沈に終わり、午後1時に鴨川方面へ。
正月に短時間でマイワシを数釣りした港。今は、その群れも去ってしまったというウワサを聞いたけど、本当だろうか?
あれほどのにぎわいだった港も今日は、ほぼ無人。
でも、それは釣れていないからではなく、今日の夕方から雨または雪という予報のせいじゃないかなと期待して竿を出してみる。
コマセをまいても、まき続けても何も寄る気配なし。マイワシどころかカタクチイワシやサッパすら寄る気配がない。
群れがいなくなったという情報は、今日のところは当たっていたようだ。
開始1時間でこちらは終了。
ダメもとで、外海側でサヨリ釣り
ということで、早速第2の作戦に移る。
高い堤防の外、港の外海側でサヨリの調査をかねた釣り。
まあ、調査と思いつつ、ダメもとでやってみたというのが本音だけど・・・
予報通り、空はすっかり雲に覆われて、もうすぐ雨が降り出しそう。
風も強くなってきた。
急がなくちゃ。
ここは足場から海面まで高さがあり、手前にはテトラも入っているため、コマセに配合エサを追加して固さを増して飛ばせるようにしなくちゃいけない。
ヒシャクでドボンドボンとコマセを投げる。そして、仕掛けを投入。
ここでも魚の気配が感じられない。
ただ、追い風になっているせいか軽い仕掛けでもかなり遠投が効く。広範囲を探る。
開始して1時間くらい。風が強くなり、寒さがきつくなってくる。
もう今日はやめようかな。弱気になる。
・・・あれ?
今日初めて、黄色のシモリウキがスッと横に流れる。
次の瞬間、スポっと海の中へ。
やった。魚だ!
朝の6時から釣りをしていて初めてのアタリ。
潮が速いので、負けないように速く巻き上げる。途中で魚の正体が分かった。
そして、本命のサヨリ。ちょっと小ぶり。
今日はボウズのつもりでいたし、このエリアでサヨリが上がっているという事前の情報はまったく持っていなかったので、釣れたときは本当に不思議な気分だった。
でも1匹いるのだからまだ魚はいると信じて、とにかくコマセ&仕掛け投入を早く繰り返すことに集中。
さっきまで、荒れ気味の海に魚の気配が感じられなかったけど、何やら海面がモワーっとしている。
そして、この時間から突如のサヨリ入れ食いモード。
ただ、風が強くなってきた状態のなか、高さのある堤防では魚の抜き上げが難しい。
しかも目の前にテトラがズラっと積んであるからうまくよけないと取り込めない。
魚にエサを食わせることより、抜き上げの方に神経を使う釣りでした。
そして、入れ食いになって1時間半くらいかな。
何匹かのサヨリがジャンプしながら沖の方へ逃げるように泳いでいくのが見えた。
そのときは、何か大型の肉食魚、たとえばヒラマサなどが入ってきて逃げて行ってしまったのかなと思った。
以前、富浦の港で釣りをしていたとき、目の前をものすごい数のカタクチイワシの群れが猛スピードで泳いできて、勢いあまって堤防に激突してイワシたちのウロコが海の中にキラキラと広がるのを見たことがある。
まちがいなく、イワシたちはパニックになっているようだった。
おそらく青物に追われていたのだろう。
今、目の前のサヨリたちも同じ状況だったのかもしれない。
最近までたくさんサヨリの群れがいた勝浦の堤防で、今日の午前中、まったく気配がなかったのもこういうことが理由なのかなと妙に納得しました。
そのあと、何回か仕掛けを入れてもいっさいアタリがなくなった。
結局、ここで釣りあげたサヨリは、11匹。
かかったけど取り込めなかったのは、たぶん6匹くらい。
午後4時半くらい。魚の気配もなくなったし、天気もヤバいので早めに納竿。
結果的には少し釣れたけど、正直言ってたまたま釣れた感じ。
たまたま群れが少し入ってきてくれる時間帯にうまくあたり、たまたま僕の投げた場所に魚が集まってきてくれたので、釣れただけ。
サヨリが寄りそうな範囲も広いし、ポイントになりそうな場所もたくさんある。
潮も速いし、サラシもあちこちにできる。コマセを投げても効かせ続けるのが難しそう。
つまり、それはどこにサヨリを寄せて食わせるか絞りづらいということ。
とくに今日のような荒れた天気の日は難しそう。
次にまた同じように釣れるかは・・・何とも言えない。
後知恵だけど、ここでは遠投竿とカゴ仕掛けを持ってきて広範囲を探れば、もっといい釣りになるのかなというのに気が付きました。
そんなわけで、鴨川サヨリ調査は結果はまあまあ満足。
疑問も多いけど・・・