アジ&イサキ釣り(カゴ釣り)~南房総の磯にて VOL.1
7月9日の午後の釣り~アジ&イサキ VOL.1
食事したお店で、アジ&イサキ釣りのアドバイスをいただく
7月9日、千倉の磯でアジを少し釣ったあと、南房総市白間津の「松大丸」というお店で食事休憩をしました。
その際に、店員の女性が「ウチのお店は初めてですか?」「今日は釣りでこちらにいらしたのですか?」「何か釣れましたか?」などと話しかけてくる。
僕は正直に、「午前中少しアジが釣れた」ことや「午後はもう少したくさんのアジを釣りたい、それからイサキも釣りたいと思っています」ということを話したら、その話を聞いていたお店のお客さんが僕に話しかけてくる。
「イサキかい? 船釣りでは今年イサキは調子いいみたいだから、沖には群れがいるんだよ。コマセをきちんとまけば磯からでも狙えるんじゃねぇかな。白間津でも白浜でも洲崎でもさ、磯に行けば狙えるべ。海に突き出た岩を探して、その岩の先っぽで釣りをすることよ。できれば、足元から沖に潮が真っすぐ伸びて払い出ていくような場所がいい。よく見てると分かるべよ。あとさ、仕掛けをできるだけ遠くにまっすぐ投げるのさ。それを辛抱強く繰り返すことだよ。アジだって同じさ。コマセは絶対ケチっちゃいけねぇよ。コマセを切らすと群れが移動しちまうから。今日は、夜はまた大雨になるかもしれねぇし、そうなったら釣れねぇよ。きっと夕方までが勝負だっぺよ。あとのことは魚に訊いてみなきゃ分かんねぇ」
という感じのお話。その方は地元の人で、漁師さんにもたくさん知り合いがいるらしい。
表情や話し方からすると、とても熱心にアドバイスをしてくれている様子。
僕はお礼を言って、頭の中でもう一度話をまとめてみた。
話自体は基本的な釣り方についてのことなんだけど、沖に突き出た岩で、かつ真っすぐに仕掛けを投げることができる場所。そして、足元から潮が払い出しているところ。
この2つが良いポイントなんだな。
自分でも分かっているつもりだったけど、改めて地元在住の釣りに詳しい人に教えていただくとスッキリと基本が理解できる感覚がある。
南房総市白浜エリアの磯へ。アジが・・・
そして、いざ釣り場へ。
現地には午後2時過ぎに到着。
先ほどまでシトシト降っていた雨もこのときは上がっていた。
風も予報よりも弱めで、ほとんど気にならない。
この日は午後1時ごろ干潮で、夜8時ごろが満潮。
まだ潮が動きだすには早いけど、コマセをまき始めるには早いに越したことはない。
このエリアには2週間前に来て、偶然イサキが釣れた場所でもある。
ただし、ポイントは前回とは違う場所を選ぶ。
えーと、沖に突き出した岩。それから、足元から沖に払い出していく潮。
それは、つまりサヨリ釣りをしたときのポイント選びと結局ほぼ同じかもしれないと思いながら、釣り座を決める。
ターゲットはアジ、イサキ、あわよくば青物。
いずれにしても、すぐに釣れることはないでしょう。
ポイントは、遠くに見える離れ岩の左わきにあるであろう潮目に設定。
まあ、勝手に設定しているだけなので、釣れるかどうかは分からない。
コマセを効かせるために、カゴに詰めて手返しよく仕掛けを投げ続ける。
12号のカゴ&ウキ仕掛け。ハリスは3号で3メートル。エサはオキアミ2L。
しばらくしても・・・何もなし。
午後4時すぎ。釣り始めて2時間くらい。潮も動いてきているはず。
そして、この時間から再び雨が降り始めてきた。
竿もリールも重いので、ピトンに接続した竿受けに竿を預け、ぼんやりとウキを見ていた。
それまで魚の気配もなかったのに、突然ウキがストンと沈み、竿先がしなる。
あわてて竿にしがみつき、リールをまく。
魚は・・・下にもぐるような感覚のあと、横に泳ぐような感じ。
先日のイナダのような引きではないけど、少しズッシリした重みもある。
サバでもないし、メジナでもない。
でも、あまり大きな抵抗もなく引いてこれている。
アジ? イサキ? いずれにしても口の弱い魚かもしれないので慎重に引いてくる。
水面に見えて来た魚の正体は・・・アジだった。
念のため、タモ網ですくう。
尺アジクラスの良型サイズ。
その後、同じポイントで狙う。
なかなか同じところピッタリに仕掛けを投げ入れることができないこともある。
魚を散らしてしまう懸念もあるけど、魚がいるうちに釣りたいので、あまりポイントの正確な位置を気にせずに投げる。
2~3回投げて1度アタリがある。
でも、ハリにかからなかったり、かかっても途中でバラしてしまったり。
ドタバタの遠投カゴ釣り。
その後、なんとか少しアジを追加する。
その後、雨も降り出し、波も多少高くなるころ、アジの時合いはパタっと終わってしまった。
良型が3匹。
その後、画像にはないけど、中型サイズが1匹釣れて合計4匹。
数は物足りなかったけど、型が良かったので、多少満足。
雨も少しずつ強くなってきたし、今日はこのあたりで引き上げようかなと思っていたのですが・・・
なんとなくまだ帰るには名残惜しかったし、コマセもつけエサも残りがあったので、釣り座の前方左にある離れ岩のわきに仕掛けを入れてみたら、別の魚が釣れました。
イサキ。
そのお話は、<7月9日の午後の釣り~アジ&イサキ VOL.2 > に続きます。