船釣り(アジ・サバ)~勝山港「利八丸」にて VOL.1
船に乗って、まずは大アジを狙う
夜明けとともに出港!
2020年8月3日、船釣りをしてきました。
そのときのレポート記事です。
お世話になったのは、勝山港の「利八丸」さん。
アジとイサキのリレープランの船に乗船。
夜明けとともに沖へ向けて出港。
梅雨明けした夏の、早朝の海。本当にさわやかな気分。
最初のターゲットはアジ。
アジの釣り場へ向けて船は進む。
船のエンジン音や振動が、しだいに僕の気分を高めてくれる。
よし! たくさん釣るそ、と気合が入ってくる。
しかし・・・
深いタナと速い潮に苦戦
釣り場に着き、船長からタナの指示が出る。
「80メートルです。ハチ・マルです」
深い。タナが深いので、なかなか仕掛けが入っていかない。
事前に船長に教えていただいた通りに、リールに表示された数値ではなく、ミチイトの色で深さを測りながら慎重にタナを合わせる。
潮が速い中、送り出すミチイトが長いので、お隣の釣り師さんとのオマツリに神経を使う。
そして、ビシやテンビンに仕掛けがからむ手前マツリもおきやすい。
慣れない深いタナに苦戦。
からまった仕掛けをほどいたり、お隣とのオマツリを防ぐために指示タナに落とす前に仕掛けを引き上げたり。
手返しが遅い。開始早々に焦りが出る。
さわやかな早朝の海、なんて気分はもうない。
追い討ちをかけるかのように、船長から「初めのうちは手返しを早くして、コマセをきかせることを意識してください」と指示が出る。
ますます焦る。
それでも慣れてくると、なんとかタナを合わせていけるようになってくる。
手返しもだんだん早くできるようになってくる。
ビシにコマセ(アミエビ)を詰めて、ハリに解凍したオキアミをつけて仕掛けを落とす。
しばらくして、アタリが出始める。
アジ? デカいアジ? 期待をこめてリールを巻き上げる。
しかし、上がってきたのはサバ。でも、デカい!
僕も家族もサバが大好きなので、すぐに血抜きしてありがたくキープ。
その後、釣り始めて30分くらいして・・・
ようやく待望のアジがかかるようになる。
アジもやはり沖なので、デカい! かなりの迫力。
ただし、口唇が弱いアジなので、せっかくかかっても取り込みのときにバラしてしまうことも多い。とくに最後の、海からの抜き上げのときに暴れるので、けっこうバラしてしまう。
また、別の船の往来があれば、自分の乗った船が多少動くこともあるし、釣り場に船を留まらせるため、船長も少しずつ旋回することもあるから、目の前のポイントが少しずつ動く。
そして、乗船している他の釣り師さんの仕掛けの位置や現在の潮の流れを見ながら、慎重に自分の仕掛けを落とすポイントを決めて深いタナまで落とさなければならない。
沖のアジ釣り。おもしろいけど、けっこう難しい。
沖釣りの奥深さを実感。
結局、1時間半くらいでアジ釣りは終了。
8月3日の船釣り、前半の釣果は・・・
良型を含めてアジが8匹でサバ4が匹。
一番大きなアジは38センチ。
数は・・・もう少しほしかったかな。とくに良型のアジの数を伸ばしたかった。
でも、40センチ弱の型があったので、まあ満足。
初めのうちは苦戦したけど、それなりに楽しめたと思う。
ちなみに、この日のアジ釣りではこのシリーズの仕掛けを事前に購入して持っていった。
朝、船宿で受付したときに、1つ仕掛けをくれましたが、全く同じシリーズだった。
内房方面のアジの沖釣りでは、こういうスペックの仕掛けがスタンダードらしい。
つまり、ムツバリ2本、ハリス2号くらい、全長は2メートルくらいのもの。
僕はけっこうな数の仕掛けを使った。
当日の潮の状況やタナの深さ、他の釣り師さんの人数などによっては、仕掛けをたくさん持って行ったほうが無難かもしれない。
それから、酔い止め薬。
これ効きますよ。快適に船釣りができます。