千葉(鴨川・勝浦)でサヨリ釣り~外房の磯と堤防にて

2カ月半ぶりの釣り(房総・サヨリ・磯・堤防)

いろいろ迷って鴨川の磯へ

2021年3月23日、今シーズン2度目のサヨリ釣りをするために外房方面へ行きました。
今回は、外房サヨリのレポートです。


実に2カ月半ぶりの釣り。まったくコロナウイルスのおかげで・・・

さて、当日の釣行ですが・・・どこに行こうか迷ったものの、やはり当初の予定通り外房方面から始めようと考えて、勝浦・鴨川方面に行くことに決定。

釣行前々日、前日及び当日の気象条件を考慮して、まずは鴨川の磯からスタートすることにしました。

2日前の強風による影響(うねり、キツい濁り)が多少残っているかもしれないという不安があったものの、当日の午前中は北風(4~5メートル)というナイスな風を利用できそうだというのが決めた一番の理由。

正直なところ、信頼できる最新の釣果情報がなかったので、実際に現地へ行って釣りをしてみるしかないというのが本音だった。

鴨川の磯

明け方に現地到着。予報通りの追い風。ただ、昼前から風向きが変わり、午後から一転して向かい風になる予報だったので、ここでは午前中のみが勝負の釣りになる。

同じ磯には近くにイシダイ狙いの釣り師さんが一人。そして、かなり遠くに2人ほどがいる。

鴨川の磯

波は想定していたより高い。やはり2日前の強風によるうねりが残っているらしい。

キビシそうだなと不安になるが、今さら移動できないし、とにかく準備して釣り開始。

あと2時間半くらいで満潮になる。早くしなくちゃ・・・久しぶりなので、慌ててしまう。

うねりがあったので、あまり前に出られなかったし、潮が右から左に流れているので、やや右前方に固めのコマセを投げるように打ち、仕掛けを左前方の少し遠くのポイントに入れて、そのまま竿を倒しつつラインを張ってアタリを待つ。

しばらくしたら、ゆっくりリールをまいたら止めて、またアタリを待つ。
その間もこまめにコマセを打つ。
それをひたすら繰り返す。

きっといいことがあるぞ、と期待していたけど、いっこうにアタリはない。

この時期の定番外道のウミタナゴや小メジナどころかフグすらも釣れない。

今日の海の状態がそれほど良くないのか・・・分からない。

苦悩しつつ、ひたすら同じことを繰り返すが、やはり釣れず。

・・・結局、ほとんど風がなくなった午前11時半ごろに納竿。

久しぶりの釣り(第1ラウンド)は完全なボウズで終了。

釣果もなく、有益な情報の収穫もなし。・・・ううっ・・・

この後は休憩をはさみ、勝浦方面へ。

第2ラウンド&第3ラウンドは勝浦にて

さて、午後は気を取り直して勝浦の小磯へ(第2ラウンド)。

勝浦の磯

向かい風になるけど、ここは今月の初め頃まではサヨリが釣れ盛っていたらしい。

もちろん、向かい風はやりにくいけれどサヨリの実績があるのだから、と竿を出す。

波は午前中の鴨川の磯よりもかなり小さくなっている。
おかげで仕掛けも安定しているし、なんとか釣りになりそう。

しばらくして、ウキがスポッと沈み、ようやくこの日初めてのアタリ。

ただ、リールをまいた瞬間「ああ、アレかぁ」とガックリ。・・・ハリ掛かりしたのはフグ。

その後も1時間半ほど粘ったけど、フグばかりがかかる。

この時午後2時半。サヨリは夕方薄暗くなるころには沖に戻ってしまう。

このままここで続けるか、それとも再度移動するか。

久しぶりの釣りだし、どうせ釣れないなら、より多くの釣り場を回ろうと考えて結局移動することに決定。

サヨリ発見!!

第3ラウンドは勝浦の堤防へ。

勝浦の堤防

ここは足場がよくないテトラでの釣りになるけれど、風向きに合わせて釣り座を柔軟に取れるのがいいところ。

おあつらえ向きに良さそうな場所が空いていた。ただ、足場がかなり悪い。

勝浦の堤防

夕マズメまで時間があまりない。さっそくコマセをまきながら、潮にのせて仕掛けを流す。

ウキが止まるあたりで、仕掛けを止めてラインを張る。

そして、コマセをまく。どこに行ってもやることは同じ。

潮の流れを考えると向かい側にある別の堤防との間がポイントになりそうな気がする。

ここで釣りを始めて30分くらい。突然、アタリが・・・これはフグじゃない。

ちょっとドキドキ。足場も悪いし、無事に上げられるかな、と不安もよぎる。

釣れたサヨリ

サヨリ!・・ちょっと小ぶりだけど。

この日は朝6時前から釣りを始めて2か所で竿を出したけど、まったくのボウズかフグだらけのどちらかかだったので、ここでサヨリを手にしたときは何だか信じられないような感覚だった。

おおっ、いるんだ、サヨリ・・・良かったぁ、と本当にうれしくなる。

その後も向かいに見える堤防との間をポイントにして、コマセを効かせ、仕掛けを張って待っているとコンスタントにアタリが続く。

釣れたサヨリ

どうやら3度目の正直でたまたまサヨリの群れに遭遇することができたらしい。

ただ、小ぶりが多い。

釣れたサヨリ

この時期は釣れたとしても数は少なくても、そのぶん良型が釣れると思っていたので、少し予想外。

結局、そのままほぼ同じポイントに集中して釣りを続け、薄暗くなる前ごろにアタリがなくなり、納竿。

夕方のアジ釣りに備えて釣り場に来た地元の釣り師さんが「何か釣れたかい?」と話しかけてくるので、「サヨリが釣れました」と言うと、「へ?サヨリ?まだ釣れることがあるのかい?オレなんかもうココでは1カ月も前にサヨリをやめてアジとかアジの泳がせをやっているよ」
とのこと。

その釣り師さんからすると、ここでサヨリが釣れたこと自体がビックリのようだったので、どうやら本当にこの日はたまたま少し群れが入ったようだった。

とにかく・・・少し釣れた。本当に短時間の時合いだったけど。

この日の釣果

釣れたサヨリ

サヨリ16匹。

2カ月半ぶりのサヨリ釣り。
なんとか間に合ったのか、たまたま幸運だったのか。

今回いろいろな場所を回って分かったことは・・・この時期の外房でも場所や時間によっては、サヨリが釣れる場合もある、ということかな。

 

<関連記事>

  1. サヨリ釣り~千葉・勝浦の堤防にて(2021年1月5日の釣り)
  2. サヨリ釣り~外房・勝浦の堤防で、数釣りに挑む