船釣り(マダイ&シマアジを狙う)~千葉・館山・相浜港「安田丸」にて

またしても「安田丸」さんにお世話になります!

マダイ&シマアジを狙って船釣りへ

2021年5月31日にまたしても「安田丸」さんにお世話になり、マダイとシマアジを狙って沖釣りをしてきました。
今回はそのときの船釣りのレポートです。


朝4時半の定刻の少し前に港へ。

このところ、周辺の港から出ている船もマダイの釣果の良い日が多いためか、この日はほぼ満席の11人が乗船。

千葉・館山「安田丸」

前回「安田丸」さんにお世話になったときは、シマアジらしき強烈なアタリ&引きが何度もあったのに釣り上げることができずに悔しかった。

しかし、シマアジ狙いの後の洲崎沖でのマダイ狙いでは、良型を含めてマダイが3枚上がり、こちらは楽しかった。

この日は、さらに釣果アップを目指して準備万端で船に乗り込む。

シマアジの強烈な引きでハリスを切られたとしても、何度でも挑戦できるように仕掛けをタップリと用意してきた。

シマアジ釣りの仕掛け

準備だけはバッチリ。あとは、ウデを上げなければ・・・

船は定刻より20分早く、4時40分に港を出る。

もうすっかり明るくなっている。

シマアジとマダイ釣りのエサ

慌ただしく準備をすませると、ほどなくしてポイントへ到着。

船長からタナの指示が出る。
「マダイ狙いの人は○〇メートル。シマアジ狙いの人は底から5メートルまでを探ってください」

この日のシマアジ狙いでは、一度仕掛けを底まで落として、その上の5メートルまでをゆっくりと上げながらアタリを待つというパターン。

前回もお会いした常連の釣り師さんがこの日も乗船されていて、「シマアジは、一番下のハリが底ギリギリくらいのタナになるように合わせているときが特にアタリが多いですよ」とアドバイスをしてくださった。

ますます気合が入る。

・・・しかし、この日は仕掛けを入れるとすぐにアタリがあった前回と違い、なかなかアタリがない。

モゾモゾとエサをつつくような弱いアタリが何度かあったけど、魚たちはいわゆる「口を使わない」日のようでハリを飲み込むことがない。

仕掛けを回収しても付けエサのオキアミが少し食いちぎられている程度のことが何度かあった。

船の中も皆さん、シーンとしていて誰かが大きなアタリが出てきている様子がまったくない。

1時間30分くらいシマアジ狙いのポイントを探ったが、結局船の中では誰もシマアジやその他の青物を釣ることができずに前半戦は終了。

たくさん用意していった仕掛けのほとんどは、次回へ持ち越しとなってしまった。

後半のマダイ釣りは、二枚潮で大苦戦!

その後、船は洲崎沖へ移動して、マダイ釣りへ。

コマセも付けエサもオキアミを使う。

マダイ釣りのエサ

ポイントに到着すると、今回もたくさんの船が集結している。

洲崎沖のマダイのポイント

やはり、直近の釣果が良いからなのだろう。

シマアジは今回も残念だったけど、メインのマダイ釣りで挽回すべく、さらに気合が入ってくる。

しかし、期待とは裏腹にシマアジ同様にアタリがまったくない。

おまけに船の中ではアマツリが頻発。
満船に近いのだから仕方ないのだけど、とくにこの日はオマツリが多かったように思う。

僕の隣で竿を出していた常連の釣り師さんは、ほとんど釣りをせずに、船の中で発生したオマツリの処理に取り組んでおられる。

そして、その合間に僕のところに来て、
「今日は二枚潮だから、ほとんど釣れないですよ。そのせいでオマツリも多い。今日はキビシイ日になりますね」とのこと。

二枚潮・・・表層の潮の流れと下層の潮の流れの方向が違う現象。

百戦錬磨の漁師さんでも予測できないし、その場合はほぼお手上げになってしまうと聞いたことがある。

言われてみれば・・・仕掛けを落とすと、通常は同じペースでどんどんラインが出て仕掛けが下に入っていくのに、この日は途中でラインの出方がゆるくなって止まりそうになったあと、しばらくしてまた出ていくということが多かった。

当然ながら二枚潮では、ラインがピーンと張っていない(潮の流れが変わるところで、屈折している)ので、アタリも取りづらい。

そして、何より魚たちの活性が上がらない。

船長もポイントを少しずつ移動しながら、なんとか魚の活性の良さそうな場所を見つけようとしている様子だけど、この日はどこに行ってもアタリがない。

マダイ釣りを始めて2時間くらいして、この日初のアタリがあり、上げてみるとやや小ぶりのマダイが釣れた。

釣れたマダイ

・・・たまたま釣れたという感じ。

結局、それ以降はイサキが1匹ハリがかりして、海面に見えてきたので取り込もうとしたときにバラしてしまったのが1度あっただけ。

6時間半ほどの釣りで、わずか2回(マダイ1回、イサキ1回)のアタリのみ。

船中でも、結局本命のマダイは11人のお客さんの中で4人だけが1匹ずつ釣っただけで終了。

その他はイサキや赤イサキ、フグなどがわずかに釣れただけ。

期待が高かったために、がっくり。

ちなみに、二枚潮は僕にとっては初めての経験だったけど、ほとんどの乗船客は「二枚潮じゃ仕方ないなぁ」とサバサバした様子だった。

夢のシマアジ&マダイ爆釣釣行!・・・なかなか自分の思い描いた作戦通りにはいかない。本当に海はむずかしいな、と思う。

この日の船釣りの釣果

マダイの釣果

かわいいサイズのマダイが、たったの1匹。

外道もなし。

 

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