館山「安田丸」にて船釣り(釣果はヒラソウダ、マダイ)~2021年10月6日の沖釣り①

館山・相浜港「安田丸」にて沖釣り~前編

シマアジが好調と聞いて、さっそく乗船!

2021年10月6日に館山・相浜港発の「安田丸」さんにお世話になって、沖釣りをしてきました。
今回はその時の船釣りレポート(前編)です。

館山「安田丸」


この時期、館山沖のいわゆる布良瀬と呼ばれる海域にてシマアジが好調に釣れている日があるというのを聞いており、どうしても釣りたくて乗船してきた。

午前5時集合とのことだったけど、はやる気持ちを抑えられないのか、皆さん全員4時半には集合している。

この日は10人が乗船する様子。人数を限定しているため、ほぼ満船状態。

僕は左舷の胴の間に釣り座をとる・・・というより、すでにそこしか空いていなかった。

この日は、先日購入した新しいロッド(長さ2.7メートル)を初めて使う。

シマノ「カイメイ スペシャル」とくに、大型のマダイや青物を釣り上げることを想定した竿。
魚がかかるまでは7:3調子で誘いやすく、かかった後は6:4調子で引き上げやすいという変幻自在な竿とのことで、楽しみ。

ただ、最近の船の釣果情報によると、長い竿&長いハリス(8メートル)を使った1本バリ仕掛けより、短い竿&ウイリー仕掛けという釣り方の方が良い結果が出ている日があるとのことだったので、長さ2.1メートルの7:3調子の竿も持ってきて、船中の釣れ具合を見計らいながら使い分けていく。

まずは1本バリで勝負! ハリスは5号をメインにするけど、大型の魚に切られる場合も想定して6号と8号も用意してきた。

早朝からアタリ、連発!

定刻(午前5時半)より早く船は出船。

館山「安田丸」

20分ほどで最初のポイントへ。

この日の早い時間帯での指示ダナは海面より20メートル前後。

タナを合わせてアタリを待つ。すると、1投目からアタリが・・・

動きの速い魚のようだったので、ゆっくり巻いているとオマツリしてしまう。バラシ覚悟でかなり強引に巻き上げる。

魚体が海面に見えてきた。たぶんソウダガツオだろう。
船長がタモをもって待ち構えてくれている。
5号ハリスを使っていたから、切られる心配はあまりなかったので、慎重にハリスを手繰り寄せて船長の出したタモへ送り込む。

釣れたヒラソウダ

40センチを大きく超えるヒラソウダ・・・これがウマいんだよな。
シマアジではなかったけど、朝イチの釣果として素直にうれしい。

その後もすぐにアタリが続けてくる。
その中でもひと際大きなアタリ・・・一気に走り始めたと思ったら、そのまま根に潜り込まれてしまってハリス切れ。

「今のアタリ、シマアジだよ! デカいのいるねぇ。そのアタリがほしくて、それを釣りたくて来ているんだよ。難しいよな、シマアジは!」と、隣の釣り師さんから声をかけられる。

本当にシマアジは一筋縄ではいかない。

シマアジらしきアタリはそれ以降しばらくないが、全体的にアタリの頻度は高い。

ただ、ハリス切れがとにかく多い。さほど重量感のある魚でもないのに、切られることがある。

ハリス切れの頻発に苦労していると、船長から「ハリを飲まれてしまうと、引いてくるときに魚の歯にハリスが当たって、それで切られることがあります。モゾモゾという前アタリのときにアワセてみてください。そうすれば、魚の口にうまくハリがかりして、獲れるかもしれないですよ」とアドバイスをいただく。

なるほど!!

この日は魚たちの活性が高いから、エサを見つけてモゾモゾとつついた後、一気に飲み込むことが多いのか。

だから、いつも以上にハリス切れが多いのか・・・なるほど。

アドバイス通りに実行してみる。
すると、うまく釣れることが多くなってきた。

良型のヒラソウダが何枚か追加であがる。

釣れたヒラソウダ

さらに、マダイやイサキ、ウスバハギなどもあがる。

釣れたマダイ

船中も活況で、皆さんいろいろな魚種を上げている。どうやら中型のシマアジも上がった様子。

2~3か所のポイントを回り、時計を見るとまもなく午前8時過ぎの折り返しの時間になる。

ここまで、1本バリで何とか釣りをしてきたが、後半はやや停滞する時間帯があるようなので、そのようなときにより有利なウイリー仕掛けで勝負していく予定。

後半は、小型のシマアジがたくさんいるポイントへも行くので楽しみは続く・・・

この日の沖釣りの前半戦の釣果

「安田丸」での釣果

ヒラソウダ、マダイ、イサキ、ウスバハギ。

ちなみに、「カイメイスペシャル」という新調したロッドは、確かに先調子でエサを動かしやすく、魚を誘いをやすかったと思う。
また、大きな魚がかかったときには胴調子の安定感があり、引き上げやすかった・・・というより、ほとんどストレスなく釣りができた。

ただ、この日は海況が良かったから釣りやすかったということはあると思う。

もっと渋い日のコマセマダイ釣りの時こそ、この竿が真価を発揮するのかもしれない。

今後も楽しみを膨らませてくれるロッドであることを願うばかり。

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