千葉・勝浦の堤防でアジのウキ釣り(釣果はシマアジ&アジ)~10月中旬の朝マズメ

外房・勝浦の堤防でアジ釣り(ウキ釣り)

マズメ時に、ウキ釣りで1匹ずつ型のいいアジを狙う!

2021年10月18日、早朝からのマズメ時にアジ狙いの釣りをしました。
今回は堤防からのアジのウキ釣りレポート記事です。


アジ釣り・・・このところ、ひとケタの釣果しかなく、そろそろ数釣りをしたいと思っていた。
前回の釣行では南房方面へ行っていたので、今回は外房・勝浦へ。

当日は気合を入れて、太陽が顔を出す前に到着し、日の出とともに釣り始める。

勝浦の堤防

この日はかなり冷え込み、しかも北風が強めの日だったので、明け方はとても寒かった。

前日は冷たい雨が長い時間降っていたし、果たして魚は釣れるだろうか。

コマセを準備し、しばらくはひたすら撒き続ける。

この日はイワシミンチをメインで使う。

イワシミンチ

これに、グレ用とアジ用の配合エサをブレンド・・・つまり、テキトーに混ぜて使っていく。

前回、前々回と南房~内房でのアジ釣りでは、なかなかアジが寄らなかったり、多少アジが寄ってもすぐに移動してしまったりで、苦労することが多かった。
そこで、より臭いの強いイワシミンチを使い、その脂分で表層を漂わせることによって、広範囲からアジを呼びこもうという作戦。
今までたいして釣れていなかったのだから同じことの繰り返しをしていても仕方ない、という一種の悪あがきかもしれないけど。

また、この日のメインターゲットはアジを設定しており、しかも中型~やや大型(つまり、20センチ~30センチ弱くらい)を狙う予定。

そのため、釣りのスタイルは数を追うサビキではなく、1本ハリのウキ釣りを選択し、底付近にいる型のいいアジを狙って釣るという計画を立案。

仕掛けは・・・1号のウキ、ハリス1.5号(長さ2メートル)、ハリはチヌ2号。
オモリは当日の状況を見て決めようと思っていたけど、現地に来てみると風が強めでやや海がざわついていたので、ハリスに5Bのガン玉2つを2段で打って様子を見ることにした。
つけエサはオキアミ(Lサイズ)。

午前5時40分ごろ、仕掛けを投入し、釣り開始。

しばらくはエサ取りらしき魚のアタリもなく、海はシーンとしている。

見渡す限り釣り人も少なく、あまり釣れそうな気がしない夜明けだった。

意外にも、シマアジが最初のアタリ

午前6時を過ぎてすっかり明るくなったころ、ウキがゆっくりと沈んだ。

ハッキリとしたアタリではなかったので、フグかなと思ってリールを巻いてみたら、急に魚が強く引き始めてくる。
そして、ドドドーっと底付近を、沖の方ではなく、まっすぐにこちらに向かって泳いでくるような引き。
手前にある沈み根に潜り込もうとしている様子。

・・・メジナかな。
1匹目からずいぶん大きなメジナがかかったのかな、と思いつつ手前の沈み根の前で一気に魚を抜け上げると、なんとシマアジがかかっていた。

釣れたシマアジ

大きさは25センチ弱くらい。

最近、船釣りで何度かシマアジを釣っていた(といっても、30センチを少し超えるくらいの型ばかり)ので、今回釣れた型はかなりかわいいサイズだなと思いつつも、とりあえず思わぬゲストの釣果に恵まれてうれしくなる。

ちなみに、この時のタナは2ヒロ(3メートル)くらいをとっていたので、それを継続して釣りをしていく。

すると、入れ食いというほどではないけど、3~4回仕掛けを入れると1度くらいのペースでアタリがある。

同じくらいの型のシマアジが釣れてくる。

もちろん、船に乗って狙うシマアジとは大きさは違うけど、それでもシマアジだけあって引きは強いし、引いた後に根の間に入り込もうとするのも同じ。

アタリに気付かずにうっかり走らせるとあっという間に根に潜られて、ハリスどころかウキから下の仕掛けをまるごと持って行かれることもあった。

少しずつコツをつかみながら、釣っていく。

その後、シマアジに混じってアジも釣れてくるようになった。

釣れたアジ

不思議なことに・・・アジよりシマアジの方がアタリが小さい。

つまり、相対的に大きくてパワーのあるシマアジの方がアジよりもアタリのときにウキの沈み方やライン伝いに手元にくる感覚は小さいことが多かった。
この日のシマアジのアタリはフグかなと思うくらいに最初は弱く、竿を上げてリールを巻くと一気に走り出してその本領を発揮するというイメージだったと思う。
その、かすかなアタリを取ったり、強い引きと根を這うような走りに対抗するヤリトリをしたり・・・これはこれで楽しい釣りだなと思った。

午前7時、房総沿岸に流れる朝の音楽を聴くころ、フグ軍団がお目覚めとなり、活発にコマセに寄り始め、アジやシマアジのアタリがなくなってしまった。

そこで、タナをさらに30~40センチほど下げて何度か投入していくと、再びアタリが出た。

シマアジ。

釣れたシマアジ

しかし、アタリがあっても抜き上げのときに口切れをおこしてバラしてしまうことも多かった・・・小さくてもシマアジの難しさは変わらない。

そして、干潮前の午前8時すぎにつけエサがなくなり、いったん納竿。

この日の朝マズメの釣果

釣れたシマアジ

シマアジ6匹・・・といっても、20センチを少し超えるくらいの型ばかり。
いわゆるチビシマちゃんとか小シマといわれるサイズをさらにかわいくした型。

実際にハリにかかったのは、もっと多かった・・・いわゆる口切れで落としたり、根に潜られて取り込めなかったり。

釣れたアジ

アジ5匹・・・こちらは数もサイズもいま一つ(20センチをはるかに超えていると思われるものは1匹のみ)。
やはり、アジの時合いは短い。
最初の1匹目のアジが釣れた時に、シマアジとアジの両方狙いからアジの数狙いに目標を変更して、仕掛けを1本ハリからサビキにチェンジしたらもっと数を伸ばせたかもしれない。

とはいえ、前日の長雨の影響で水温の急な低下を心配したけど、アジやシマアジだけでなく、他のエサ取りたちの活性を見る限り問題なかった。
その点に関しては良かったと思う。

 

<関連記事>

  1. 10月上旬のアジ釣り~千葉・勝浦の堤防にて
  2. 外房勝浦でアジ釣り~夕まずめの入れ食い堪能