アジ釣り(千葉県勝浦市内の堤防)~11月上旬 <夕方のマズメの釣り>

アジ釣り~夕方のマズメの時合いに賭ける!

最後のチャンスを活用したい!

2021年11月4日、夕方のマズメにも勝浦市内の堤防でアジ狙いの釣りをしました。
今回も堤防での釣りレポートです。


勝浦市内の堤防で、シマアジやアジをメインに狙った1日がかりの釣り。
朝マズメと日中の釣りは不発ぎみで、ここまではシマアジどころかアジの釣果もなし。
最後は夕方のマズメのチャンスタイムを残すだけになってしまった。

この日は朝から釣りをしているけど、この時点でシマアジはもちろん、アジの顔すら見ていなかった。

夕方になれば、きっとアジは回遊してくると思っていたけど、少し不安になってくる。

勝浦の堤防

午後4時近くになり、だんだんと日が傾き始めてきた。

それまで小メジナやアイゴ、フグなどしか釣れなかったのに、サバが釣れるようになってきた。
このサバがまたかなりの大きさで、25センチくらいあるかもしれない。
引きが強く、ハリにかかると左右に走るように泳ぐ。

そのサバの猛攻タイムがしばらく続く。
釣ってはリリースを繰り返しながら、このサバの猛攻が落ち着くころにはアジが来るはずと期待が膨らんでくる。

ときどき、メッキも混じる。

釣れたメッキ

アジ、回遊!

このままアジを釣ることができずにサバばかりに遊ばれてしまう日なのかな、とヤキモキしていると・・・サバとは明らかに違うアタリが竿先に来た。

サバのように左右に走るわけではなく、下に沈み込もうとするような、感覚的にとてもいい引きを感じる。
ただ、パワーはさほどではない。

これは・・・アジかな、アジかな、と期待して引き上げると、黄金色に光ったきれいな魚がかかっている。

釣れたアジ

アジ!

大きくはない。17~18センチくらい。

ただ、途中休憩を挟んだとはいえ、朝から釣りをしていて1匹もアジの姿を見ていなかったので、とにかくうれしかった。

たった1匹のアジが釣れて、これほどうれしい気持ちになるとは・・・

ちなみに、このときの時刻は午後4時14分。
最初のアジが釣れてすぐに時間を確認したので、よく覚えている。

この日の日の入り時刻は午後4時43分だったので、ほぼその時刻の30分前くらいにアジが回遊してきたことになる。

アジが回遊してきたのなら、効率よく釣るために仕掛けをサビキに変更すべきか迷ったけど、直前にサバが釣れていたので、もうしばらく1本バリの仕掛けで継続していく。

その後はアジとサバが交互に釣れるような状態になり、だんだんとアジばかりがかかるようになってきた。

ここで、サビキ仕掛けに変更。

それまでの1本バリ仕掛けでは1・5号のハリスを使っていたので、サビキでも同じように太めのハリスの仕掛けでも釣れるとは思ったけど、まずは1号のハリスの仕掛け(6本バリ)を選択。

すると、2~3匹釣れてくる。

慎重にどの位置のハリにかかっているかを毎回見極めながら、ウキ止めの位置を調節していく。

しばらく入れ食いタイムが続く。どんどん釣れる。

釣れたアジ

調子よく釣れる時間帯もあったけど、サバの勢いが戻ってサビキ仕掛けをグチャグチャにされて手返しが悪くなってしまう時間帯もあった。

それでもなんとか釣りを続けていく。

気が付くと、かなり薄暗くなってきたけど、まだアタリは続いていたので粘る。

しかし・・・粘っているうちに肝心のコマセがなくなりそうになってきた。
昼間のウキフカセ釣りのときにコマセを使いすぎたことが影響してきてしまった。

それでも残り少なくなってきたコマセをヒシャクで少しずつ撒きながらアジを引き留めつつ、釣りをしていく。

午後5時過ぎ。ついにコマセがなくなり、やむなく終了。

そして、近くにいたアジ狙いの釣り師さん(おそらく地元の人)に挨拶して帰るときに、「こんなに暗くなっても、この後もまだアジは釣れるのですか?」と訊いてみると、

「いや、真っ暗になると食わなくなることが多いから、もうすぐ潮時だね。あと、10分もないかな。まったくアジが入って来ない日もあるから、今日はいい方だよ」との答え。

すると、だいたい夕方のマズメのチャンスタイムがあるときでも、その時間は長くても1時間くらいということなのだろう。

その時間になんとか釣りをすることができて、幸運だったのかもしれない。

ちなみに、その釣り師さんもそうだったけど、地元のアジ狙いの人(だいたい夕方のマズメの前に来る人が多い)のタックルは・・・遠投の竿、カゴ釣り用のウキ&カゴ、テンビン、2~3本ハリのサビキ仕掛けというスタイルの人が多い。

数を釣るために、ハリの数を抑えてトラブルを減らし、その分手返しを早くすることに重きを置いているのだろう。
決して足場のいい釣り場ではない(テトラ)ことを考慮してのことなのかもしれない。

僕は個人的には・・・ヒシャクでコマセを撒いて魚を近くに寄せて、ごく軽いタックル(磯竿1・5号、B3くらいのウキ、ガン玉、サビキ)でより手軽に、よりアジのアタリを楽しめるスタイルを好むけど、実際の現場で見た上手な人たちの釣り方は参考になることも多いと思う。

次回以降にチャンスがあれば試してみたい。

この日の夕方のマズメの釣果

釣れたアジ

アジ23匹&メッキ2匹。

この日のアジのサイズはほとんど同じで、だいたい17~18センチくらい。
20センチを大きく超えるような型はなかった。

 

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