磯釣り(千葉・鴨川)でサヨリを狙う~2022年1月5日の釣り(前編)
サヨリを狙う釣りをするために鴨川の磯へ
予定変更で、陸っぱりからサヨリを狙う釣りをすることに。
2022年1月5日、サヨリ釣りをするために外房・鴨川の磯へ行きました。
今回はそのときの磯釣りレポート記事です。
実は、この日は前日から楽しんでいた1泊2日の房総釣行の2日めだった。
そして、この日はもともとは船に乗って青物(シマアジ、ワラサ、カンパチなど)を狙う釣りをする予定になっていたのだけど、前日の夜、乗船予定だった船宿の船長さんから電話があり、「大変申し訳ありませんが、他に乗船する予定だった2人のお客さんが体調不良でキャンセルとなったため、最低出船人数の3人に満たなくなって明日は船が出せなくなりました」
とのこと。
そのような決まり(最低出船人数)があることは申込みの段階で聞いていた。
でも、正直なところ、てっきり出船できるものだと楽観的に考えていた。
初めて乗る船だったけど、魅力的な釣り物を狙えそうで期待していただけに残念。
まあ、今はコロナウイルスの脅威という社会事情もあるし、仕方ない。
船に乗れないならば、明日はどうしようか・・・
船長さんからの電話を受けたとき、僕は鴨川市内の宿にいた。
予定外の状況に困惑しつつも、ここは外房と南房の中間地点だし、どこに行っても釣りはできる。
どうせならダメ元でもう一度サヨリを狙おう、と考えて翌日の天気(特に風の向きと強さ)をスマホで確認すると、おあつらえ向きの北風(5~6メートル)の予報。
ならば、ということで鴨川市内の磯へ行くことに決定。
勝浦でもサヨリの接岸はまだのようだったのだから鴨川であればもっと難しいかもしれないけど、やってみなければ分からない。
予定が決まると、安心してベッドに潜り込むことができた。
夜明けとともに竿を出す
そして、翌日(1月5日)。午前6時前に現地へ。
何人かの先行者さんが数十メートル先に見える。
一人は竿掛けに竿を置いて海に仕掛けを出したまま椅子に座って腕を組んでじっと海を見ている。
おそらくイシダイ狙いだろう。
その奥にいる人たちは・・・分からない。
ただ、コマセをこまめに打っている様子ではないので、サヨリ狙いではないように見える。
僕はサヨリ狙いでとにかくやってみよう。
用意したコマセは、この日もイワシミンチ。
これにメジナ用の配合エサを少し混ぜて、タップリの海水で溶いてヒシャクでバシャバシャと撒いていく。
追い風にのって勢いよく沖に払い出ていく潮に乗せるようにコマセを打つ。
そして、付けエサはオキアミ(Sサイズ)。
釣れないかもしれないことは分かっているけど、竿を出すとアドレナリンがどんどん出てくる。
釣れそうな予感マンマンになってくる。
潮はかなり澄んでいる。波は低く凪に近い。風はこの時点では予報より弱い印象で、無風に近い。
釣り始めると、この日は前日とは打って変わって早い段階からアタリが多かった。
しかし、アタリの正体はすべてフグ。
ずっと、ずっとフグ、フグ、フグ・・・フグの嵐!!
サヨリは表層を泳ぐ魚なので、タナを大きく変えることができない。
フグの猛攻に合うとなかなか回避する方法がない。
これだけ朝イチからフグの活性が高いということは、水温がまだ高いのかもしれない。
低水温を好むサヨリはきびしいかな、と弱気になってくる。
仕方なく、しばらくフグに付き合っていると、今度は小さなメジナが釣れた。
その後もフグ&小メジナのラッシュが続く。
そして、手前の水際の底が丸見えになりそうな干潮の時刻に近い午前11時過ぎについにあきらめて納竿。
今回はダメ元だったとはいえ、これだけ続けてサヨリにフラれ続けると気分は最悪。
へこむなぁ・・・
帰り際に、この美しい海を振り向き、まじまじと見て潮風をほほに受けながら思う。
この海で、「銀色に、キラキラと光り輝き/色気たっぷりに真っ赤な口紅を纏い/華奢で繊細な」サヨリが釣れ盛るのはいつなのだろう、と。
あの、釣り上げたときに体をしきりに揺らして大げさに「イヤよ!イヤよ!」をするのがたまらないんだよなぁ。
・・・しかも、ナイスバディ(良型)であればあるほど、そのアクションが大きい。
それから、フグに罪はないけど・・・巨大なフグの入れ食いはもうカンベンだよ!
この日の鴨川の磯での釣果
メジナ(小型)数匹&フグ(大型~中型)多数 すべてリリース
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