再びサヨリを狙った釣りへ~千葉・勝浦&南房総の堤防にて~2022年1月17日 

今度こそ、麗しのサヨリを!

サヨリの回遊情報がないので、自分で確かめに行く。

2022年1月17日、サヨリ釣りをするために房総(勝浦・南房総)の堤防へ行きました。
今回はサヨリ狙いの釣りレポートです。


前回(1月上旬)にした3か所でのサヨリ狙いの釣りは完全なボウズで終了。
自分自身で釣れなかっただけでなく、回りの釣り人もサヨリを狙っている様子さえほとんどなかった。

そらから2週間ほど経過し、冬の寒さも厳しくなってきた1月17日、再度サヨリにチャレンジすべく勝浦へ。

いつもながら気合だけは充分に、日の出前の午前5時過ぎに現地到着。

この時点での外気温は氷点下のマイナス2度。
でも、風が予報より弱いようで、なんとかしのげる寒さ。

早速、堤防先端の少し手前の外海側に釣り座を取る。

ちなみに、堤防には僕の他に一人の釣り人もいない。

港のすぐ近くにある自販機で購入したホットなお茶のペットボトルを左右の手で交互に握りながら手を温めつつ、準備をする。

少しずつ周囲が明るくなってくる。

いつでも釣りを始められるけど、まずはコマセ(イワシミンチをベースにしたもの)を撒き続け、魚を寄せることに専念する。

午前6時過ぎに仕掛けを投入。

勝浦の堤防

寒いけど、やはり海は気持ちいい。釣れそうな気がしてくる。
前回食らったボウズのことなどすっかり忘れている。

でも、すがすがしい気分とは裏腹に釣りの方は、というと・・・

最初の1時間くらい・・・アタリなし。ほとんど付けエサのオキアミがそのまま残ってくる。

その次の1時間くらい・・・まったく状況に変化なし。フグすら釣れない。

その次の1時間くらい・・・アタリなし。状況が変化する兆しなし。
この時間(午前9時過ぎ)になって、ようやく一人の釣り人が堤防へ来てくれた。

「何か釣れましたか?」と訊かれたので、「いや、真っ暗な時間から釣りしていますけど、一度のアタリもありません」とそのままを伝える。

その後の1時間くらい・・・海からの反応は何もなし。

勝浦の堤防

そして、午前10時半ごろに、地元の釣り師さんらしき年配の人(釣り道具は持っていなかった)が僕のところに来て、

「サヨリでしょ? どう? 釣れている?」と訊いてくるので、「まったくダメです」と言うと・・・

「俺も正月から何度か竿を出したけど、一匹も釣れなかったんだよ。回りの人たちも皆ダメだった」
「だから、最近はこうして散歩がてら見に来て、誰かが釣れているようなら竿を出そうと思っているんだけど、全然釣れていないね。あとさ、サヨリだけでなく、不思議と小さいメジナもタナゴも釣れないんだよな」
「最近では、半ばあきらめているよ。今年はサヨリが来ないのかなぁ」

とのこと。

実はその日の朝、僕は駐車場代金を集金に来た漁協の女性から「4~5日前にメジナ狙いの人に1匹だけサンマサイズのサヨリがたまたま釣れた」という話を聞いており、その話をすると、「俺もその話は知っている。それが、この冬唯一のサヨリ情報なんだよ」とのお話。

どうりで堤防に釣り人がまったく来ないわけだ。

その釣り師さんの話を聞いて、現状を理解して、場所の移動を決定。
午前11時ごろ、納竿。

この堤防では、またしても一度のアタリもなし。
フグさえも釣れず。

釣れなかったけれども、勝浦の海はこの日もきれいで気持ちよかった。
それだけに、残念! 釣りたかった。

サヨリ情報を求めて、外房~南房をひた走る

その後、ほとんど休憩もせず、サヨリ情報を求めて堤防や磯をめぐることになった。

いったん北上していすみ、御宿へ。そして、南下して松部、興津、鴨川、江見へ。
それぞれの堤防や磯に寄り、サヨリが釣れていないか情報を求めて回ったけど、ほとんどの釣り場では釣り人さえいない状態だった。

結局たどり着いたのは、今回のサヨリめぐりの旅としては最南端にしようと決めていた場所。

南房総市にある大漁港。

南房総の堤防

ここも釣り人がまったくいない。

でも、ここで釣れなければ仕方ないと決めていた場所なので、潔く釣りを始める。

南房総の堤防

シーズンならば、すぐサヨリが釣れてもおかしくないのに、まったく反応なし。

しばらくして、ようやくこの日初のアタリが来た!

でも、サヨリではないだろうな、と思ってみたら予想通りフグがかかっていた。

ほとんど諦めていたので、その後ものんびり景色を見ながら釣りをしていた。
少し日が伸びたなぁ、と思いつつ午後5時過ぎまで粘ったけど、結局フグが1匹追加で釣れたのみ。

ガックリ。

2つの堤防で正味9時間くらい竿を出したけど、まったく釣れなかった。
それだけでなく、今後に役立ちそうな情報も得られなかった。
「釣れていない」ということが分かっただけだった。

ただ、勝浦で出会った釣り師さんの話のようにサヨリだけでなく、外道として釣れる魚(小メジナ、ウミタナゴなど)もまったく釣れなかったので、サヨリだけの問題ではないような気がする。

つまり、海の状況が変われば、じきにサヨリの群れが接岸してくるのではないかという期待もできそうな・・・

この日のサヨリ狙いの釣りの結果

外道のフグ2匹のみ(もちろん、リリース)。

この冬、いまだに一度もサヨリの姿を見ることができていない。

 

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