3月下旬のアジ釣り(千葉・勝浦の堤防)~2022年3月30日 午後~夕方の釣り
外房・勝浦の堤防で、アジ釣り(ウキ釣り)
サヨリを求めて勝浦を彷徨う
2022年3月30日の午後から夕方のマズメにかけて、勝浦市内の堤防でサヨリを狙って釣りをしました。
ところが、サヨリはまったく釣れずに代わりに日の高い時間からアジが釣れ始めたため、そのままアジ釣りをしました。
今回はそのときの堤防アジ釣りレポートです。
この日は勝浦市内の東側エリアで朝マズメから昼頃までサヨリ釣りをした後、市内の別の堤防や磯などを見て回りながらサヨリの回遊状況を探し求めていた。
ただ、どの釣り場もほとんど釣り人がいない。
結局、午後の釣りのために地元の釣具店でエサを購入した際に聞いた「数日前にサヨリが釣れていた」という情報を元に、市内の西側エリアの堤防で釣りをすることに決定。
僕にとっても馴染みのある場所だし、ここは足場の悪い釣り座もあるものの、どの風向きにも対応できるのがいい。
この日は南風がやや強めに吹いていたので、風を背に受ける場所に釣り座をかまえてコマセを打ちつつサヨリを狙っていく。
ちなみに、堤防全体を見ても釣り人はまばらで、しかもサヨリを狙っている人は一人もいない。
サヨリが寄れば水面付近に姿が見えることもあるし、跳ねたりすることもあるけど、そのような様子はない。
サヨリ狙いなので、いわゆる2段ウキ仕掛けで、オモリをつけずに表層付近のタナを誘う。
しばらくコマセを撒いているとサヨリの外道として、小さなメジナやイワシ、サバ、ベラ、フグなどが釣れることもあるが・・・
この日は日の高い時間から外道として小さなアジが釣れてきた。しかも、表層付近のタナで!
アジ回遊!
今までの経験では、サヨリとアジが同じ場所で同じ時間帯に釣れたことはない。
ただ、あくまでもサヨリを本命にしていたので、そのままの仕掛けで釣りを続ける。
しかし、コマセを打って小さなオキアミをつけエサにしてサヨリを狙えば狙うほど・・・アジが釣れる。
アミエビをコマセに使っていると、場合によっては沈下していくコマセに反応してサヨリのタナが表層からどんどん下に下がっていくことがある、という話を聞いたことがある。
でも、僕はサヨリ釣りをするときはイワシミンチ(沈下せずに表層を漂いながら流れていく)を使うので、コマセが沈下することはない。
そして、この時点でアジが釣れているということは、きちんと狙った場所にコマセが効いているということ。
・・・ということは、「この日のサヨリだけがたまたま海面直下ではなく、より下の遊泳層にいる」という可能性はないだろう。
ゆえに、この日のこの場所にサヨリはまったくいないということになる。
これは、「今日はサヨリをあきらめてアジを釣りなさい」という海からの知らせだな、と理解してそのままアジ釣りをすることに決定。
ただし、サヨリをすることばかり考えていたので、手持ちのバッグにアジ用のウキ釣りやサビキ釣りの仕掛けがないことに気付く。
車に取りに行くのも、ちょっと面倒だ。
で、そのままサヨリ用のウキ釣り仕掛けを使い続けていく。
具体的にはシモリ玉(アタリウキ)の位置を動かしたり、ハリスに小さなジンタン(オモリ)をつけたりしてタナを取っていく。
幸いアジの群れはある程度の大きさのようなので、それでも釣れそうに思えた。
そして、狙い通りアジが釣れてくる。
結局、夕暮れになってコマセがなくなるまで、ウキ釣りで1匹ずつアジ釣りを楽しむことができた・・・サイズは今ひとつだったけど。
なお、この日の状況ならば、早い時間帯からサビキを使って釣りをすれば数を伸ばすことができたと思う。
この日のアジ釣りの釣果
アジ20匹弱。
いずれも15センチほどの、いわゆるジンタアジ(豆アジ)のサイズ。
サイズは小さめだったけど、釣り物が少なくなってしまうこの時期に結果的に入れ食いのアジ釣りを楽しむことができて幸運だった。
春とはいえ、海の状況(濁り、波、水温など)次第では日中でもエサ釣り、サビキ釣りのどちらでも釣れることがあるようなので、両方に対応しておくと数釣りを楽しめると思う。
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