「アジの時合いは、あっという間に・・・」~外房・勝浦でのアジ釣り(10月上旬 朝マズメ限定の釣り)
シケ始めた海で、早朝限定のアジ釣り
強めの南寄りの風が吹く勝浦にて
2022年10月5日、千葉県勝浦市の堤防で朝マズメにアジ釣りをしました。
今回は、そのときの堤防アジ釣りレポートです。
早朝、マズメの時間に合わせて勝浦市内の堤防へ。
この日もテトラ付近に釣り座を取る。
前日の夜から南よりの強い風が吹き始めていて、海はすでにやや波立っている。
そして、このあとさらに風が強くなり、午前中の早い時間から雨も降ってくる予報。
すでに南房方面の船宿のほとんどはこの日の出船を中止にしたようだったし、実際に海の状況を見ても早めに切り上げた方が良さそうな様子。
ということで、夜明けとともに短時間勝負のアジ釣り開始!
釣り始める前までは、短時間勝負なので、より数を伸ばしやすいサビキ釣りをすることを考えていた。
しかし、釣り始める直前に昨夜からこの時点までの天気の経過を見ると、やはり南寄りの強い風が吹き続いていた模様。
その風の影響によって、おそらく水温は前日の同じ時間帯より低下しているはず。
つまり、アジが近くの海にいたとしても活性は高くないだろう。
ならば・・・サビキ釣りよりもオキアミをつけエサにした1本バリ仕掛けのウキ釣りスタイルの方が可能性があるかな、と考えて実行する。
まずは、タナを1ヒロ(1.5メートル)に設定して釣り始めていく。
しばらくはアタリがない。
少しずつタナを深めにしていく。
深いタナを狙うには、コマセに混ぜる配合エサはメジナ用ではなく、より比重のあるチヌ用を使うべきだったな、とここで少し後悔。
海はすっかり明るくなってきている。
はっきりとシケ始めているのが分かる。
向い風もだんだんと強くなってきている気がする。
この風では水温がかなり低下しているだろうな、と考えながらコマセを打ちこみ続ける。
明るくなったら、アジが食ってきた!
こういう海での釣りも一つの経験になるかな、なかなかアタリがない中でも前向きに楽しむつもりで釣りをしていく。。
そして、上空を覆っていた雲が少しの間切れたときに、ようやくウキが沈むときがきた。
やや下向きに引く魚。
リールを巻くと抵抗しながらまっすぐに泳いでくるので、たぶんアジだろう。
なんとか釣れた!
大きさは20センチくらい。最近のここでのアベレージクラスかな。
アジの時合いは長くない。
コマセを集中して打ち、オキアミをつけエサにして仕掛けを素早く投入する。
すぐにはアタリが来ない。少しフカセていると、モゾモゾっとしてウキを沈める引きがくる。
同じくらいのサイズのアジが釣れる。
その後、しばらく同じパターンで釣れ続けていくが・・・途中でサバが釣れてしまった。
それからは、仕掛けを入れても何もアタらないか、たまにサバが釣れるという状態。
アジは活性が高まるとタナが上に浮いてくることがあるので、少しずつタナを上げていく。
でも、アタリはない。
そして、しばらくフカセているとサバが釣れる。
最後に思い切ってタナを底近くまで下げてみる。
今度はサバもアタってこない。何も釣れない。
どうやらアジはすっかり去ってしまったらしい。
午前7時を過ぎるころにはポツポツと雨が降ってきた。
風も変わらずに強い。
天候の悪化だけでなく、海の状況(水温低下)を考えるとシマアジも難しそうだったため、予定より早めの午前7時半に納竿。
この日の釣果
アジ 10匹。
この日の時合いは、30分なかったと思う。
いきなり釣れて、いきなり釣れなくなる、典型的なアジ釣りのパターンだった。
でも、1匹ずつ釣っていくウキ釣りは、趣があって楽しい。
また時間をつくって外房アジ釣りを楽しみたいと思う。
<関連記事>