正月明けにシマアジ五目釣りへ(館山・相浜港「安田丸」)~2023年1月5日の沖釣り
2023年最初の沖釣り(館山・布良瀬)
序盤はシマアジの食いが、いまひとつ!
2023年1月5日、館山・相浜港の「安田丸」さんにお世話になり、2023年最初の沖釣り(シマアジ五目)をしてきました。
今回は船釣りのレポート記事です。
正月明け、新年早々の沖釣り。
12月の沖釣りのときには、指先が寒さでかんじかんでしまい、早朝に訪れた時合いをうまく利用できずに悔しい思いをしたので、今回は防寒対策(電子カイロ、ホッカイロ、熱湯など)もいろいろと用意してバッチリと臨む。
さらに、4号ハリスで釣り続けた前回は、せっかくハリにかかった青物のゲスト(良型のカンパチ)を水面まで引き寄せながらも最後はハリス切れでバラしてしまう場面もあったため、今回は大物に備えて5号と6号のハリスで作った仕掛け(いずれも2本ハリ、長さ2.5メートル)も多めに用意。
さて、船は午前6時過ぎに港を出発。
予報では、この時期らしく北風(5~6メートル)が一日を通して吹くとのことだったけど、さほど寒さも厳しくなさそうで、新年早々の船釣りを快適に楽しめそうな予感。
港を出て15分ほどすると、最初のポイントに到着する。
船長から合図が出て、乗船客たちがいっせいに仕掛けを落とし込んでいく。
前回同様に朝イチの活性が高いことを期待して、今回は5号ハリスを選択する。
でも、シマアジはもちろん、ゲストたちやエサ取りも食ってこない。
船中もシーンとしている。
船長は魚の反応がある場所を狙って船を留めているのだから、アタリがないということは魚の活性がまだ上がってきていないということだろう。
シャクリをゆっくりにしたり、速くしたり、少し仕掛けを底付近で止めておいたり、いろいろ試してみるが反応がない。
こういうときは同じことを続けていても時間を浪費するだけになってしまう。
すぐに5号の仕掛けをあきらめて、4号に落とす。
細めのハリスが吉だったが・・・
すると、底から5メートルくらいのタナをしゃくっているときにアタリが・・・
あまり強く引かない魚だったので、イサキかなと思っていたら、上がってきたのは意外にも小ぶりのシマアジ(いわゆるキロ以下のサイズ)だった。
1匹釣れたので、仕掛けも狙うタナ(底から5メートル付近)もそのまま変えずに続ける。
入れ食いではないものの、コンスタントにアタリが続き同じくらいのサイズのシマアジが釣れる。
ときどき、ゲストのカワハギが釣れることもあった。
しかし、その後急速に魚たちの食いが落ちてしまう。
ときどき、フグやベラなどのエサ取りが釣れるだけの時間帯が続く。
ならば・・・タナを変えていくか。
シマアジは底付近にいることが多いけど、もっと上のタナ(底から10メートル以上高めの層)で食ってくることもあるので、タナを広く取ることを意識していく。
でも、アタらない。
魚はいるはずなのに・・・
この日はタナを広く取るだけでなく、いつもよりもシャクり方に変化をつけてみたが、中盤からはかなりアタリが遠のいてしまった。
終盤にカワハギを1匹追加した後、ここで沖上がりの時間となり、終了。
序盤にハリスを落としてからアタリが続いたので、かなり数を伸ばせそうな期待(数が伸びれば、良型を手にできる可能性も高まる)があったけど、中盤以降はなかなか難しい釣りになってしまった。
なお、この日一番多くシマアジを釣り上げた人(17匹)にお話を伺ったところ、やはり序盤は5号ハリスを使っていたけどすぐに4号に落として釣り続けたとのこと。
実は・・・その人だけが船の中で突き抜けて数を上げていた理由のひとつは、タナだった。
僕もこの日はかなり高い層までシャクっていたつもりだったけど、その釣り師さんはさらに上、底から15メートル以上の層(この日のポイントでは、海面直下から5~6メートルという浅いタナ)で数を伸ばしていたとのこと。
この日に関しては、どうやら活性の高いシマアジはかなり上までエサを追って上がってきていたらしい。
もちろん、狙うタナだけでなく、その釣り師さんの熟練のウデや経験も釣果に反映されているのは間違いないだろうけど、改めて釣りの奥深さを考えさせられることになった。
釣りは本当に難しい・・・だからこそ、おもしろい。
今年もこりずに機会をつくっては船に乗りたいと思う。
安田丸の船長、そして船宿のスタッフの皆さま、同船した釣り師の皆さま、今回も大変お世話になりました。
2023年もよろしくお願いします。
2023年初の船釣りの釣果
シマアジ(キロ以下サイズ) 5匹
カワハギ