釣り場近くのいい宿! 南房総・千倉カフェホテル「イソラ・ベッラ」
全3室の、かわいくておシャレなリゾートホテル
静かなホテルで、贅沢なひとときを過ごす
2023年の初釣りは外房~南房方面へ1泊2日の日程でした。
1日めの夜は、南房総千倉町のホテル「イソラ・ベッラ」に宿泊しました。
今回はそのときの宿泊レポート記事です。
こちらのホテルは、初めての宿泊となる。
ホテルに着いてみると、入口の奥に見えるロビーはカフェのような内装のようで、たしかにプチホテルとかペンションという雰囲気だった。
さっそく中に入ろうとすると、入口にはロックがかかっていた。
ここで、宿泊当日にホテルから電話があって「到着したらロックを解除しますから電話をください」と言われていたことを思い出す。
気さくなオーナーと楽しい会話を・・・
電話をしてしばらくすると、オーナーらしき男性が出迎えてくれ、ロビーに案内してくれた。
「コーヒーでもいかがですか?」とおすすめしてくれたので、遠慮なくいただく。
とても気さくなオーナーで、話しやすかったので、しばらく世間話を中心にして会話が弾む。
オーナーは横浜のご出身の人で、サーフィンが趣味で南房総へ来ているうちにすっかりこの地が気に入って、ついにはホテルを持つことになったとのこと。
僕はその話を聞いて、
「でも神奈川にも湘南のようなサーフィンのいいスポットがあるじゃないですか? なぜ、それほどまでに千倉を気に入られたのですか?」
と質問してみた。
すると、
「神奈川方面の海辺の地域は、なんというか、完成されすぎてしまっているイメージがあるんですよ。その点、千倉はまだ未開の地というか、自然のままの海や景色が残っていて、心からリラックスできるし、ホッとできるのですよね」とのこと。
なるほどな、と僕は思った。
膝をたたくような、スッキリした感覚だった。
つまり・・・なぜ僕自身が房総の沿岸地域の、のんびりした雰囲気にこれほど魅了されるのか。
釣りを楽しむことができるのはもちろん一番の大きな理由だけど、なぜ千葉の海に来るとこんなにリラックスできるのか。
このホテルのオーナーとの何気ない会話の中に、その答えを見つけることができたように思う。
千葉・房総の沿岸地域は・・・完成されすぎていないからこそ、来る人それぞれが自分スタイルで、そのときの気分次第で自由な時間を過ごすことができる。
これこそが、まさにこの地域の魅力なのではないか。
オーナーとの会話はとても楽しい時間だった。
その後もコーヒーを飲みながら、千倉町周辺のおいしい料理店の情報交換をしたり、このホテルを「都会の雑踏から離れ、集中して仕事をする場所」として連泊利用するVIP級のお客さん(もちろん、そのお客さんの名前はお聞きしていないけど)の滞在ストーリーを聞かせてもらったり。
ひとしきりロビーでオーナーと時間を過ごした後、2Fの部屋に案内してもらう。
本当に清潔で快適に過ごせる空間なんだな、というのが部屋に入ったときの第一印象。
そして、ベッドは特殊なマットレスを使用しているとのこと。
長時間、横になっていても腰に負担がかからない固さに調節されているというのが大きな特徴らしい。
快適な睡眠に必要な条件だという。
そして、オーナーのお話では、東京オリンピックの際に大会前にこのホテルに滞在して合宿調整した選手もいて、その選手にもこのベッドはとても好評だったという。
僕も実際に一晩このベッドで眠ったけど、たしかに慣れていないベッドやふとん特有の浅い眠りではなく、その夜はずいぶんぐっすりと眠れたように思う。
部屋には洗面やミニ冷蔵庫などがあり、バスタオル、フェイスタオル、歯磨きセットなどのアメニティも完備。
そして、ドアの奥にはトイレとシャワーブースが組み込まれたサニタリースペースがある。
部屋に配されている小物類や壁に掛けられている時計など、すべてが色調やデザインに統一感があり、それらを見ているだけでも楽しくなる。
清潔で気持ちのいい部屋、寝心地のいいベッド、オーナーの細やかな心遣い、静かな立地環境・・・これから先もずっと僕の記憶に残るような、すばらしいホテル時間だった。
翌日は船釣りを予定していたため、早朝のチェックアウトとなり、とても短い滞在だったのが残念。
またいつの日か、あらためてお世話になりたいと思う。
ホテルの紹介
カフェホテル 「イソラ・ベッラ」
千葉県南房総市千倉町瀬戸2614-3
TEL 0470-44-1701
1Fロビーの奥には宿泊客自らが調理できるようなミニキッチンや電子レンジ、小さな冷蔵庫なども用意されている。
連泊して釣りやサーフィンを思いっきり楽しみたい人にとってもうれしい設備。
「イソラ・ベッラ」公式ウェブサイト http://isolabella.jp