サヨリ釣り~外房・勝浦の堤防で、数釣りに挑む
千葉・勝浦で再びサヨリ釣り
今度は数釣りを狙って、いざ出陣!
1月22日、前回と同じ勝浦の堤防へサヨリを釣りに行きました。
今回は、前回のサヨリの見釣りをの経験を生かして、いくつか釣り方を修正して挑戦。
目標は30匹!
ちなみに、今回のサヨリ釣りでは・・・次のようなポイントを改善して臨みました。
■仕掛け
ハリスは、0.4号、0.6号、0.8号の3種類(長さはすべて1.5メートル。当日の風の向きや強さ、魚の食い状況によっては、現場で適切にカットして使うことも想定)を用意。
明け方は太めのハリスを使って大型の魚を狙い、特に食いが落ちる日中はサイズを落として対応する。
■エサ付け
針が少しでもはみ出さないように丁寧にエサ付けする。ここが重要。
■潮の流れの把握
よく潮の流れを見て、コマセの集まりやすい場所を食わせポイントに設定し、集中的に仕掛けを流していく。潮の上げ下げ、風向きや強さに注意して、常に潮の流れの変化に注意を払う。
■誘い
仕掛けを投げたあと、ゆっくり引き、止め、次は速く引く。あるいは竿を横に軽くあおってエサをほんの少し動かす、というようにメリハリのある誘い意識する。
そして、当日。
朝まずめに合わせて、夜明け前に到着。6時過ぎに釣り開始。
今回は前回と違って、明るくなってからしばらくはアタリもないし、魚の気配もない。
もしかしてサヨリの群れがすでに他のエリアに移動しちゃったのかもしれないという不安の中、コマセをまきながら、じっとアタリを待つ。
そして、1時間ほどすぎて、ようやくアタリ。上がってきたのは、サヨリ。
まずは、本命魚が今でもいることが分かって一安心。
そうとなれば・・・とにかく朝早いうちに数をあげておこうと気合を入れて釣りタイム!
ところが、時合いは短い。バタバタっと釣れたあとは、いつものポツポツ状態。
ただ、丁寧なエサ付けを意識したことと午前中の曇りの時間からハリスを0.4号に落としたことが功を奏したのか、前回よりアタリの総数も多かったと思うし、型のいいサヨリが食い付いてきたと思う。
目まぐるしく変わる天気!目まぐるしく変わる魚の食い気!
この日の天気は、午前中はどんより曇りのサヨリ日和。昼前に晴天。そして午後にはにわか雨、その後は晴れというように目まぐるしく変わっていた。
それに呼応するかのように、サヨリが突然入れ食いになったり、まったく食わない時間が続いたり。
この日、僕の隣には勝浦在住で、釣り歴30年というおじいさんが同じようにサヨリ釣りをしていました。釣りの合い間に、いろんな話をして楽しい時間を過ごすことができましたが、そのおじいさんも
「サヨリっていうのは、食わないときは全く食わないな。不思議なもんだよ。そういうときは、奴らにいったい何が起きているのかなぁ?」
とぼやいていました。
ベテランの釣り師ですら、お手上げの全く釣れないモード。
これが、1時間くらい続くことがあった。
このあたりの釣り方や時間の使い方が、今後の課題かなと思う。
ただ、おじいさんは「釣れないなぁ」と言いながらも、その釣れない時間帯でもポツポツと釣っていた。少なくとも回りの人たちより確実に釣っていた。
ちなみに、潮はほぼ1日中多少の濁りがあり、サヨリの姿はときおり見える程度。
おじいさんも
「今日は、潮はいい感じだっぺ」
と上機嫌だったけど、
「昔はもっと釣れたよ。群れももっと多かったよ。水温が高くなっちまったからかなぁ」
という憂い話も出ていましたが・・・
ちなみに、このおじいさんは僕を含めた回りの釣り師たちより間違いなくアタリの数も釣りあげた数も多かったと思う。
その釣り方を見て、そしていろいろ話を聞いて、またまた勉強になることがありました。
おじいさんの釣り方は基本的には房総特有のオーソドックスな2段ウキ仕掛け。
ただ、ハリとコマセに秘密があったようでした。
ちなみに、おじいさんのコマセは今まで見た中でダントツに「うすいコマセ」だった。
おじいさんが何気なく僕に言った言葉。
「サヨリはなかなか口を使わないなぁ。エサをペロッと舐めるだけだっぺなぁ」
サヨリ釣りの現場でよく聞く言葉だけど、このおじいさんの場合には深い意味があるのかもしれないと、後で気づきました。
「口を使わないサヨリ」と「うすいコマセ」。
もしかしたら、これがヒントになるのかも・・・
午後3時半ごろ、おじいさんは
「来月はここより西の釣り場で会おうよ」と僕に言ってお帰りに・・・
なぜ、ここではなく西の釣り場の方がいいのかも教えてくれました。
夕方すっかり薄暗くなり、サヨリではなくカタクチイワシが釣れ始めてきたので、僕も納竿。
サヨリの釣果は25匹。目標に届かず。ただ、ほんの少し進歩できた気がします。
次こそ30匹、いやそれ以上釣りたい。
今日の経験とおじいさんの釣りのヒケツを参考にして。
そして・・・今回のサヨリは、刺身とソテーと塩焼きにしていただきました。
もちろんどれもウマかったけど、初めて塩焼きを食べました。
皮がパリッとしていて、身がフワッと柔らかくて、こちらも絶品!でした。
画像は、サヨリというかシシャモみたいだけど・・・