サヨリ釣り~南房総の磯にて、好ポイントで数を狙う
条件のいい午前中が勝負!
風を味方に・・・
3月13日、南房総の磯でサヨリ釣りをしてきました。
過去にも何度か行っている磯。この日は、午前中が好条件となる・・・はず。
釣行の前の日に海からの風が吹き、そして釣行当日は逆に追い風になる。
サヨリ釣りにとって、非常に都合のいい日。
しかも、この2~3日まとまった雨も降っていないから濁りもきつくないはずだし、水温も大きく下がっていることはないはず。
ただし、お昼ごろから夜までかなりの強風になる予報。
午後は釣りになるか分からないので、午前中が勝負だと思って気合を入れて現地へ。
薄暗い地磯。荷物を持って釣り座まで歩くときはヒヤヒヤでした。
ここ最近風が強い日が多く、波はある程度高いだろうと思っていたけど、予想以上の波高。
ときどき、足元まで波がかかる。しかも、これから満潮に向かって潮が上げてくる。
でも、ここは磯のワリには足場が悪くなく、いざという時は後ろにさがれる。
足場を前後左右、あらためて確認して、釣り開始。
サヨリ釣りなので、当然コマセをまくのが最初にやること。
イワシミンチを水でとき、配合エサを少し足してヒシャクでまく。
足元に打ち寄せてきた波が砕けて、その後きれいに沖に払い出していく。
予報通りの追い風が効いている。
この、イイ感じで沖へ払い出していく潮にコマセを乗せて、それにつられて沖から入ってくるサヨリたちを迎え撃つという作戦。
しばらくコマセをまいてから、仕掛けを投入。
まあ、初めは釣れたとしてもフグだろう。
サヨリの群れが寄るまで、辛抱、辛抱。
ゆっくり待とう。
でも・・・この日はいつもと違った。
サヨリの群れが来てくれた!
釣りを始めてから30分くらい。
コンコンと竿先にアタリらしき反応が微妙にある。 魚?それとも波?
仕掛けを回収しても付けエサのオキアミがなかったけど、ただ外れただけかもしれない。
すぐ次に仕掛けを投げた時、今度はハッキリとアタリが・・・でも、うまく乗らない。
大きいフグ? それとも早くもサヨリ?
そして、すぐ次にもっと強い引きが・・・上げてみると、
なかなかの大きさのサヨリ。
今シーズン、磯のサヨリ釣りでは必ずフグがその日最初の釣りモノだったので、いきなりサヨリが釣れて正直びっくり。
その後も・・・
サヨリが釣れる。
仕掛けを入れると、2回のうち1回はアタリがある。
群れが入ってきたらしい。
こういう時はとにかくコマセをきらさないこと。そして、手返しを良くすること。
仕掛けを入れて1~2分してアタリがなかったり、エサをつつくような感覚がなかったら、すでにエサが取られているか、エサが波に流されているかどちらかなので、早め早めに回収。
そして、丁寧にエサをつけて投入。
仕掛けを入れたら、糸をピンと張り、魚のアタリに集中する。
エサをつつく感覚があったら、その後サヨリがエサを飲み込むための時間(といっても2秒くらいかな)をおいて、ピシッと竿を立てて合わせる。
これをひたすら続ける。
ハリにうまくかかっても引き上げの最後の最後にバラしてしまうことも当然何度かあったけど、それでもぼちぼちの釣果。
全部で18匹。
途中仕事の電話が入って中断したのが残念だったけど、この日のような条件なら1日頑張ればかなり数をあげられたかもしれない。
味方になってくれていた風が、今度は敵に・・・
午前11時ごろ。
それまでの風が一時やみ、波もなくなり海がナギ状態に・・・
朝の波↓↓
午前11時ごろの波↓↓
払い出しも消えてしまった↓↓
そのころを境にサヨリがまったく釣れなくなり、代わってフグが釣れ始める。
それまでいたであろうサヨリの群れの気配が、本当にまったくなくなり、フグの嵐。
こういう海の状態を漁師さんは「潮がきかない」というのかな、と思いながら納竿。
昼食をとり、午後は風の様子をみながら釣り場と釣りモノを考えることにしました。
ところが、午後は事前の予報よりも強い風。10メートル以上あるような感じ。
周辺のどの釣り場もシケ状態。
強風、そしてシケ。
これではどんな釣りでも仕掛けを安定させるのが難しい。
風裏になる場所を探し、そこでの釣りモノを考えて仕掛けを組んだりエサを調達するのも面倒になり、帰宅することに決定。
やや不完全燃焼だったけど、それでも久しぶりにサヨリ釣りを堪能できたと思う。
仕掛けや釣り方に関しては・・・
今回はハリには秋田狐ハリ(5号)をメインで使ってみたのだけど、ハリ掛かりも良く、しばらく前の磯釣りでハリ掛かりの悪さに苦労した問題がかなり解消できたことは収穫だった。
また、ハリスはすべて0.4号(ナイロン)だったけど、切られることもなかった。
ただ、比較的足場がいい磯といってもフラットな堤防とは違うし、高さもある。
次回以降は取り込むときに玉網を使ってみるかな。
この日の釣果
サヨリ18匹。
すべて30センチ~33センチのサヨリ。