千葉・鴨川の磯でサヨリ釣り~2021年3月31日の釣り(前編)
「房総サヨリ街道」をゆく!~鴨川の磯へ
夜明けと同時に鴨川の磯で釣り開始!
2021年3月31日、サヨリ釣りをするために外房方面へ行きました。
その際の釣りレポート記事です。
今回選んだのは鴨川市内の磯。
このあたりを通るたび気になっていた磯。
夜明けの時間から釣り開始。この時間は弱めの北風。
波は・・・先日の大風による時化の影響がまだ少し残っているような、まだ荒さがある。
釣りに使うのは、いつものように磯竿1.5号(5.3メートル)、ナイロン3号のミチイト、飛ばしウキ、シモリ玉、ハリス0.4号(1.5メートル)、ハリは袖5号と秋田狐5号の併用というタックル。
ウネリの心配はなさそうなので、岩盤のギリギリの場所に釣り座を取る。
コマセはイワシミンチ。つけエサはオキアミのSサイズ。
手前にコマセを撒き続けてサヨリが寄るのを待つ。
・・・しかし、まったく気配がない。
明るくなって分かってきたけど、ほとんど潮が動いていない時間のせいかコマセが思ったほど沖に出て行っていない様子。
これでは、迷い込んだサヨリがポツポツ釣れることがあっても群れが入らないので、いつまで待っても入れ食いになることはない。
仕方なく、釣り座を移動。
5分ほど磯をトボトボと歩いて良さそうなワンドのある釣り座を見つけ、釣りを再開。
ワンドから払い出ていった潮が沖の流れとぶつかる場所にサヨリが寄るはず。
・・・まあ、うまくいけばの話だけど。
移動した場所で釣りを始めて30分くらいして、ようやくこの日初めてのアタリ。
サヨリ!
大きさは、30センチはないかな。でも、やはり本命が釣れるとうれしい。
その後もすぐにアタリが続く。
狙い通り自分の想定した範囲にサヨリが寄っているらしいので、そのまま継続していけば大爆釣かもしれないと一人でほくそ笑む。
・・・しかし、そのような甘い目論みはあっという間に裏切られる。
1匹目が釣れてから30~40分くらい。
その間に6匹を釣り上げてから急にパタッとアタリが止まる。
潮の流れが変わった様子もないし、風も変わらず弱く吹いているだけ。
こういう時はなかなか打開策が見つからない。
コマセの濃度や打つ場所を変えたり、仕掛けを落とす位置をより遠くにして引いてくる距離を長めにとってサヨリのいる場所を探ったり、左右に仕掛けを流して探ったり。
釣れなくなってから2時間くらいして、ようやく1匹をゲット。
おそらく群れからはぐれてコマセに誘われて迷いこんだサヨリなのだろう。
その後はやはり釣れない状態が続き、しだいにフグがかかるようになり、その時点で午前の釣りを終了することに決定。休憩をはさみ、午後の釣り場へと移動していく。
荷物をかたずけ、振り返って海を眺める。
雄大な海とその海に注ぐ太陽の暑い日差し。
午前中は雲が多かったけど、ちょうど昼ごろから晴れてきて、かなり暑い。
日差しの強い南房はもうすっかり夏の雰囲気。・・・まだ3月だけど。
この日の午前中の釣果
サヨリ7匹。
ほとんどのサヨリ(6匹)は朝7時前~7時半ごろに釣れた。
それ以降の4時間では、たったの1匹の釣果。
この日のこの場所では、時合いは早朝だけだった。
つまり、サヨリの群れが回遊したのがその時間帯だったということなのだろう。
本当にうまい人は、その時間の潮と風を考慮して、サヨリが回遊してくるポイントを的確に読んで、仕掛けを入れて誘い続け、なおかつ確実に寄せたサヨリを足止めさせるためのコマセワークをして、もっと釣果を伸ばすのだろうな、と思う。
・・・きっと半端じゃないくらいに釣るのだろう。
やればやるほど磯のサヨリは難しいなぁと思う。
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