千葉・南房総で磯釣り~2021年4月1日の釣り

4月も「房総サヨリ街道」をゆく!~南房総の磯へ

この日も日の出とともに磯釣り開始!

2021年4月1日、サヨリを釣るために南房方面へ行きました。
連日の釣行となりましたが、その時の記事です。


この日は房総半島の南端に近い磯へ。

昨年も何度かサヨリを狙って来た場所。
昨年は大釣りできなかったけど、大型のサヨリが釣れたのでイメージはいい。

明け方に到着。

海を見ると、予想よりかなり波がある。大シケではないけど、シケに近い状況。

南房総の磯

どうやら前日の夜の風の影響らしい。水深があまりないエリアだから強風の影響をダイレクトに受けるのは仕方ないが、予想以上の波っ気。

こりゃ、キビシイかも・・・いきなり弱気になるが、少なくとも午前中はここでサヨリを狙うと決めていたので、予定通り決行する。予報では少しずつ波も収まっていくはずだったし。

一番入りたかった釣り座にはすでに釣り師さん(メジナ狙いの様子)がいたので、やや西寄りのポイントをとる。

前方にある離れ岩のわきに潮目ができていて、しかも付近の流れが少し淀んでいるので、仕掛けも安定しそう。さらに足元にはイイ感じのサラシが出ているので、その払い出す潮にコマセを打てばきっとサヨリたちがわんさかと寄ってくるはず、と考えて決めた。

南房総の磯

作戦は決まった。われながらバッチリな作戦。いざ、釣り開始!

海を目の前に釣りをしていると、少し寝不足だったけど、すがすがしい!

海は気持ちいいけど、釣りの方はなかなか作戦通りにいかない。

決めたポイントの少し沖めに仕掛けを入れ、少しずつ引いてきて、狙ったポイントで仕掛けを張ってアタリを待つ。

ただ、波があるので少しずつ仕掛けが戻されてくる。
手前に近くなってくると、たちまちフグの餌食になる。
開始して2時間くらいして釣れたのはフグばかり。
すでに10コ以上仕掛けを台無しにされている。

変わらず波は高めなので、ポイントを変えたくても変えにくい。

しばらくして、微妙なアタリがある。
フグじゃなさそう。でも、サヨリでもない。

釣れたイワシ

小さなイワシ。

このあともイワシがポツポツとかかり、小メジナも釣れてくる。

肝心なサヨリの気配はない。
波が高いときは、波が盛り上がったときに一瞬サヨリの姿が見えることがあるけど、まったくいる様子がない。

この日は釣りをしながら、目を凝らして海を見ることにも力を注いでいたけど、どれだけ見続けても波の高さや潮の色、サラシの大きさのなどの変わりようは僕にはよく分からない。

サヨリが釣れなくても、海の変わっていく様子を少しでも自分の目で見て感じ取りたいと思っていたけど、そちらの収穫も今ひとつ。

午後12時前。干潮の頃合いになり、ここでのサヨリ釣りを断念。

第2ラウンドは千倉町の磯へ

その後、ほとんど休憩なしで今度は千倉町の磯へ。

午前中にボウズだったので、釣果優先に考えて選んだ釣り場。
僕にとって馴染みがあり、釣れたイメージのある場所。

ただ、弱めとはいえやや向かい方向気味の風がずっと続くのが難点。

うまく斜めに風を利用できるように釣り座をとる。

千倉町の磯

これからゆっくりと潮が上げてくる時間。
コマセを打ち、上げ潮に乗ってやってくるサヨリたちを迎え撃つ。

ところが、釣り場に着いてからだんだんと風が強くなってきた。

ここは、回りに風を遮るものがないので、風の影響をダイレクトに受ける。

時間の経過とともに、釣りを始めたころよりもだんだん仕掛けが手前に戻されてくるようになってきた。

これではキビシイ。そして、釣れるのはフグばかり。

結局、風には勝てず、ここでは1時間ちょっとで終了。

この後は、白間津や塩浦の磯へ行ってものの、やはりシケ状態で竿は出さず。

房総の磯

最後は、東寄りの風に強いだろうと館山方面の磯に移動。

館山の磯

こちらでは確かに風裏になっていて凪に近い海だったけど、取りたかった釣り座の場所には全部びっしりと海藻(ひじき・・かな)が付いていて、磯の一番前に出ることができない。

館山の磯
この期間、南房では潮が引いたときにひじきの漁があると聞いたことがある。
むやみに踏みつけることはできない。よって、ここでの釣りも断念。

他に思い浮かぶ釣り場もなく、連日の疲労も出てきたので、結局この日はここで終了。

実際に海を見て竿を出して、いくつかの磯の状態を見て回って、各釣り場で会った釣り師さんと情報交換をして・・・それなりに得たこともある。

風と海の相関関係をいくつかの磯で改めて見ることができたこと。

初夏からのシロギス釣りにおもしろそうな、岩場の間に点在する砂地のポイントをいくつか見つけたこと。

磯でお話した釣り師さんから聞いた、今の時期のアジ釣り情報。

以上が収穫といえるのかもしれない。

でも、次につながるような本当に手応えのある経験を積んだ一日とはいえなかったと思う。

また、出直しかな。

それにしても本当に海は一日で変わるものだなと改めて実感した。前日の様子とはまるで違う。

この日の釣果

カタクチイワシ 数匹

小メジナ 数匹

フグ 30匹くらい

以上、全部リリース。よって、持ち帰りの釣果はナシ。

ちなみに、サヨリらしきアタリは一度もナシ。

・・・本命についてはまったくのボウズの一日でした。

 

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