サヨリ釣り(千葉・勝浦の堤防にて)~2022年2月9日の釣り①

前半(午前中)は前回と同じ場所でサヨリを狙う

今回も外房・勝浦へ

2022年2月9日、サヨリを狙った釣り(この冬5度目)をするために、外房の勝浦へ行きました。

今回はそのときのサヨリ釣りのレポートです。


前回の釣行でようやく少しサヨリが釣れたので、今回は2か所の釣り場を回ってサヨリの状況をより広く見ていきたいと考えて現地へ。

午前中は前回少し釣果のあった堤防での釣り。そして、午後は移動して別の堤防で調査を兼ねてサヨリ釣りをしようという計画。

夜明けの時間に合わせて現地に到着。

足場の悪いテトラが釣り座となる。

広いテトラ帯だけど、常に潮が激しく当たっていて危険なエリアもあるし、テトラが斜めに積まれていて危険なエリアもあるため、釣り座を取れる場所は限られている。

勝浦の堤防

準備していると、少しずつ地元の釣り師さんと思われる人たちが集まってくる。

コマセはイワシミンチとグレ用の配合エサを混ぜて使う。
そして、前回の釣行時にコマセをダンゴ状にしてヒシャクで投げるようにドカ撒きした(つまり、水で薄くしたイワシミンチをジャブジャブ撒くスタイルではない)ので、今回も群れが入ってきて釣れたのを確認できるまでは、そのようにしていく。

午前6時40分ごろに釣りを開始。

この冬は開始してもなかなか外道も含めて釣果に恵まれなかったけど・・・

午前7時過ぎに、いきなりウキが横に大きく流れて、上げてみるとサヨリが釣れた。

釣れたサヨリ

足場の悪いテトラなので、サヨリ用に使っているタモ網でなんとかキャッチ!

その後も入れ食いではないけど、少しずつアタリがあり、釣れていく。

釣れたサヨリ

気が付くと、6~7人くらいの釣り師さんがいて、だいたい2~3メートルくらいの間隔で同じ方向に竿を出している。
ほとんどが地元の人らしく、和やかな会話をしている。

隣の年配の釣り師さんと少し会話したら、「俺たちはこの時期は毎日のように来ているからね」とのこと。

この日は午前8時半を過ぎると魚の食いが落ちてきて、僕も周りの人たちもなかなか数が伸びていかない。

それでも、僕の隣の釣り師さんは熟練の技で、少しずつ釣果を伸ばしていた。
そして、ときおりアドバイスもくださった。
どうやら、僕がこの釣り場での新参者と分かったのだろう。

「ここではあまり仕掛けは遠投する必要はない。足元で釣るくらいのつもりでいい」
「コマセは撒きすぎずに、ポツンポツンとね」
「今日も波があるけど、もっと波の高い日・・・そうだな、2~3メートルくらいの日がここではよく食う(釣れる)よ」
「使っているハリスはゼロヨン(0.4号)だよ。長さは長いのでも80センチくらいかなぁ。食いのいい日はもっと短いのを使うよ」

ちなみに、この日は早朝から強かった北風が日の出とともにさらに強くなり(7~8メートルくらいあったように思う)、お昼前にはほとんどの釣り師さんが「この風じゃ無理だなぁ」と言って帰って行かれた。

たしかに、強風によって仕掛けも投げづらかったし、海に入れても誘いもかけることができないほどあっという間に手前のテトラ際まで戻されてしまうことが多かった。

それでも、僕の隣の釣り師さんはかなり釣り上げていた。
その人が帰るとき、僕が「いろいろお話いただき、ありがとうございました」とお礼を言ったら、「ぼちぼち釣れたかい? 俺は20匹弱くらいだ。今日はちょっと少ないな」と言う。

20匹弱?  つまり、僕よりも少し遅れて釣り始め、そして少し早めに切り上げたというのに、ほぼ僕の倍の釣果を上げておられたということか。

それからしばらくして、堤防にほとんど釣り人がいなくなった午前11時ごろにいよいよ強風で仕掛けも満足に投入できなくなって僕も納竿。

同じ外房の堤防でも、潮通しが抜群によく、また常に高めの波が勢いよく押し寄せてくる場所では、それに応じたサヨリの釣り方があるのだということを改めて体感した。

午前中のサヨリ釣りの釣果

釣れたサヨリ

9匹。

型の良いものがそろったのが幸い。

しかし、当地での釣りを熟知したベテラン釣り師さんたちとの釣果の差は歴然。

次回以降に行くことがあれば、今回の経験を生かしてもう少し数を伸ばしたいとつくづく思った。

 

<関連記事>

  1. サヨリのウキ釣り(千葉・勝浦の堤防にて)~2022年2月上旬の釣り
  2. サヨリ釣り~千葉・勝浦の堤防にて(2021年1月5日の釣り)
  3. サヨリ釣り~外房・勝浦の堤防で、数釣りに挑む