館山市相浜港「安田丸」で沖釣り（シマアジ、ショゴ）～２０２２年８月４日の船釣り＜後編＞
布良瀬沖は、魚たちの活性高し！
アカゼムロ、イサキ・・・そして、ようやく本命魚も顔を出す
２０２２年８月４日、館山・相浜港発の「安田丸」さんにお世話になって沖釣りをしてきました。
今回はそのときの船釣りレポート後編です。
布良瀬での沖釣り。
およそ６時間の釣りの前半３時間を終えての釣果はアカゼムロやイサキが多数釣れたものの、本命のシマアジや僕がシマアジとともに釣りたいと思っていた青物（ワラサ、カンパチ、スマなど）はこの時点ではまだ手にできていない。
それでも、折り返し時間の目安となる午前７時を回るころ、それまでおとなしかったシマアジがようやくエサを食い始めたようで、２回明確なアタリがあった。
ただし、１回目はサメに横取りされ、２回目は海面まで引いてきたものの無念のハリス切れ（口切れかもしれない）となり、いまだ本命はゼロ。
その頃には同船していた釣り師さんにシマアジの釣果が出て、船の上はいい雰囲気になってきている。
ここで、迷う。
シマアジのアタリが出始めてきたので、アタリを重視して（切られるのを覚悟して）前半に続いて３号ハリスを使っていくか。
それともアタリは少なくなっても、より釣り上げる確率の高い４号や５号のハリスを使うか。
迷った挙句、アタリの回数を重視してそのまま３号を使っていくことにする。
やはりハリスが細いので、アタリは多い。
でも、依然としてイサキやアカゼムロが釣れる。
ここで、船長にもう一度確認する。
「今日はイサキとシマアジは、どちらの方が上（タナ）で、どちらの方が下なのですか？」
船長の答えは「（今日は）ほとんど同じなんですよ。だから、どうしても活性の高いイサキが先に食ってきちゃうんです」とのこと。
イサキ・・・この魚をメインターゲットにして沖に出る船があるほどの、れっきとした釣りの好対象魚。
でも、この日はこのイサキがエサ取り扱いされてしまうほど活性が高い。
ふとこの時、以前に船長や常連釣り師の「I」さんからいただいたアドバイスを思い出した。
「こういうときは、とにかく手返しを早くして、シマアジに食わせる確率を上げていくことですよ」
どうしたら釣れるのか、自分自身で明確な指針がない中で漠然と釣りをするのと、釣果はともかく明確に方針を決めて釣りをするのでは気分が全然違う。
そして、午前８時ごろ、相変わらずイサキやアカゼムロが釣れてくることが多かった中で、ようやくシマアジを釣り上げることができた。
大きくはない。いわゆるキロ以下のサイズ。
それでも１～２カ月前に比べてシマアジよりも確実に大きくなっている。
引きも強く、釣りの醍醐味も味わえる。
そして、続いてショゴ（カンパチの若魚）。
このまま、シマアジや青物の活性が高いままいけばと、すっかり気分も高揚してくる。
大物連発！ ハリス切れも多発！！
さて、序盤を中心にたくさん釣れたイサキやアカゼムロの他、中型ながらシマアジやショゴも釣れたので、残りの時間は一発大物狙いでハリスを少しずつ太くしていくことにした。
まずは４号ハリスを使う。
それでも、仕掛けを動かさずにしているとすぐにイサキが食ってくる。
そのため、やや速めのスピードでシャクり上げて誘っていく。
すると、極端にアタリが遠のく。
それでも大物を釣り上げたいので、４号ハリス＆高速シャクリを続けていくと、それに慣れたのかイサキが再び食ってくる。
残り時間は１時間くらい。
・・・ならば、５号でいくか。
すると、イサキのアタリはぐっと減る。
ただし、シマアジや青物もアタってこない。
辛抱強く続ける。
・・・午前１０時半ごろ。
突然、竿を引き込むような、竿ごと海に持って行かれるような強い引き。
でも、必死に竿を立てて耐えていると、しばらくして魚が止まる。
その瞬間を逃さずリールを巻く。
魚が抵抗しているのがライン伝いに分かるが、後悔したくないので一気に巻く。
それでダメなら仕方ないと思っていたら・・・無念のハリス切れ。
これがシマアジ釣りの難しさの一つ。
その後も沖上がりの時間までに２回ほど同じような強いアタリがあったけど、同様にハリス切れしたり、ハリのスッポ抜けで釣果の追加はできず。
またしても船でお会いした多くの釣り師さんの言葉「シマアジは本当に難しいよ。だからやめられないんだよ」を思い知らされてしまう日になった。
でも、楽しかった。
夏の、ほんの一時期にしか釣れない「アカゼムロ」もたくさん釣れたし、ドでかいアタリも何度かあった。
午前１１時過ぎに無事に相浜港に到着して終了。
船長、同船した釣り師さんたち、この日も大変お世話になりました。ありがとうございました。
本当に布良瀬での船釣りは特別な経験をさせてくれます。
この日の沖釣りでの釣果
シマアジ、ショゴ、アカゼムロ
・・・ちなみに、画像の他にもアカゼムロはクーラーの底にもたっぷり入っていて、全部で２０匹持ち帰ることになった。
イサキ（この日はほとんどをリリースしたけど、実際に釣れたのは３０匹くらいだった）
他に外道として釣れたのは、メジナ、メイチダイ、ウマヅラハギ。
