館山・相浜港「安田丸」にて沖釣りへ(シマアジ五目)~2022年8月26日の船釣り
南房沖(布良瀬)で、シマアジ五目釣り!
いつも楽しい「安田丸」さんで沖釣りへ
2022年8月26日、館山・相浜港発の「安田丸」さんにお世話になってシマアジ五目の沖釣りをしてきました。
今回はそのときの船釣りレポートです。
僕にとってはすっかり馴染みの場所となった館山・相浜港。
この日は午前4時40分ごろに港を出発。
この日は左舷のミヨシ(一番前)に釣り座をとる。
昼間はまだまだ暑いけど、早朝はずいぶん涼しさが増してきているような気がする。
海は大好きだけど・・・とりわけ朝の海は気持ちがいい。
さて、船は港を出て15分程度で最初のポイントに到着する。
船長から「水深11メートルから7メートルを探ってください」とタナの指示が出る。
仕掛けを投入すると、早速とアタリがくる。強い引きではない。
上がってきたのは、予想通りイサキ。
2本バリ仕掛けならば2匹、3本バリ仕掛けならば3匹・・・ほぼ入れ食いのように大中小さまざまな型のイサキが釣れる。
あっという間(時間にして30分ほど)に桶の中にイサキが溜まっていく。
ちなみに、この日の序盤はアタリ優先と様子を見る目的で3号ハリスの仕掛けを使っていた。
ここで、いつも親切にアドバイスをくださる常連釣り師の「I」さんから出船前にお聞きした内容を実行する。
つまり、「初夏の頃はまだ小さかったシマアジの群れもだんだん大きくなってきているので、3号ハリスだと切られるかもしれないですよ。4号がいいですよ」ということ。
シマアジ対応ももちろんだけど、ハリスを太目にすることによって多少なりともイサキのアタリが減っていき、本命に食わせやすくすることも期待する。
しかし・・・この日は水温がかなり上昇し、それにともなっていつも以上にイサキの活性の高い状態が続いてしまう。
基本的にイサキとシマアジはタナが同じなので、どうしても活性の高いイサキが先に食い付いてくる。
その中でシマアジのアタリを増やすためには、手返しの早さがカギになる。
つまり、どれだけ多くの回数、有効に仕掛けを入れているか。
やや慣れない左舷での釣りに多少手間取いながら、本命のアタリを期待して釣りを続ける。
「魔法の仕掛け」で釣果もアップ!!
そして、出船して2時間ほどした午前7時ごろ。
それまでのイサキとは違うやや強い引きが竿先にくる。
海面にギラっと銀色のきれいな魚体が見える。
ハリスを引いて、なんとか最初の1匹を取り込むことができた。
その後、立て続けに強い引きがくる。
でも、ハリス切れや口切れによるバラシでなかなか数が伸びない。
それでも、ポツポツとシマアジが上がり始める。
船中でもシマアジが釣れ始めている様子。
ただ、シマアジが食い始めたタイミングになっても、隣で竿を出している「I」さんよりも明らかに僕にはアタリが少ない。
すると、見かねた「I」さんがやってきて、「これ使ってみて!」と言ってお手製の仕掛けをくださった。
その特別な仕掛けを使うと・・・途端にいろいろな魚が食ってくる。
もちろん、イサキもアタってくる。
でも、型はともかく、シマアジの数も伸び始める。
そして、ヒラソウダも。
まさに魔法の仕掛け。
なんといっても、その仕掛けを入れるとすぐにアタリがある。
もしすぐにアタリがない場合は、それはただ単に手前マツリしているだけなのだ、と分かる。
そして、いつもながら「I」さんはその仕掛けの概要(使っているパーツや各パーツのサイズ、その他の注意点など)も丁寧に教えてくれる。
でも、僕は思う・・・たとえ同じように作っても、きっと同じ釣果にはならないのだろうな、と。
この、魔法のような釣果を得るにはもっともっと経験を積まないといけないのだろうな、と。
あっという間の6時間半ほどの沖釣りだった。
午前11時過ぎに沖上がりとなり、その後船は無事に相浜港へ。
この日はいつも以上に気合を入れて、沖にいる間ずっと竿をシャクって魚を誘い続けていたので、港に着いたときには、ぐったりとしてしまった。
でも、とても心地いい充実感を味わえたと思う。
この日の船釣りの釣果(いただいた魚も含む)
シマアジ
シマアジ、ツムブリ、メイチダイ
その他、ヒラソウダ1匹、イサキ多数。
(画像の魚には「I」さんにいただいた魚も含めて掲載してある・・・いつもありがとうございます!)
あとで聞いた話によると、この日は水温が28度まで上昇していたとのこと。
そのため、イサキの活性が普段以上に高まっていたらしい(ただ、イサキは充分ウマい魚なので、贅沢すぎる悩みかもしれないけど)。
水温や潮の状態によって、その日ごとに釣果にバラつきがあるのは仕方ない・・・何しろ海は刻々と変わっているのだから、それに合わせて魚たちも本能的に動きを変えるのは当然のこと。
でも、変わらないこともある。
それは、「安田丸」に乗ると、いつも心からリラックスして楽しい釣りができるということ。
修行として今後いろいろな船に乗ることもあるかもしれないけど、「安田丸」という船は常に僕の心の中にあり、常に戻るべき特別な船であることは今後も変わらない。
船長のお人柄、船長を支えるご家族の皆様、そして「I」さんを始めとする常連のお客さんたちがつくる雰囲気こそ、僕にとってこの船を特別な船たらしめているのは間違いない。
「安田丸」さん、今回も大変お世話になりました。
また近いうちに乗船させていただきます。